masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 423
ALL 道タケ漣 デググラ 妖怪ウォッチ 久々綾 かぶもも レクセル RMX クラテパ ヴァルフェン レオクリ ゼロクス ZXA 創作 ジクイア masasi9991DONEお風呂上がりの道タケ漣お風呂のあとの話「新しいボディーソープ、どうだった?」 「ん? ああ、そういえば匂いがいつもと違った……」 布団に入りかけたタケルが動きを止めて、自分で自分の腕の匂いを嗅いでいた。 夏だからって、タケルはパジャマも着ていない。上も下も薄い下着だけだ。そこでもう寝転がっている漣も同じく。自分としては目のやり場に困る。さっきまで一緒に裸になって風呂に入っていたじゃないか、と言われればそれはそうなのだが、裸と下着というのはまた別の情緒があって……。ま、それはいいとして。 タケルはボディーソープの件にはピンと来ていないようで、首を傾げていた。 「わかんねぇ。もう鼻が慣れちまった」 「そうか。自分は結構いいと思ったんだがなぁ」 2240 masasi9991DONEお昼寝の道タケ漣我慢できない 顔を上げると、同じように座り込んでいたチビと目があった。チビも偶然、オレ様と同じタイミングで顔を上げていたらしい。フに落ちない。らーめん屋が見てたら、きっとあのフヌケた顔で「おまえさんたちはきがあうんだなぁ」とかなんとかウゼェことを言っただろう。 らーめん屋はここに居んのに、そのウゼェ声は聞こえてこない。かわりに寝息をスースー立てている。フヌケた顔は、してる。 「おい」 らーめん屋のかわりでもないが、チビが喋った。低くて小さくて聞き取りにくい声だ。チビだから。あと、らーめん屋が寝てるからだ。 「騒ぐなよ」 「騒いでねーっつーの!」 「おい!」 「うるせっ。……オレ様が世界で最強の静けさを見せてやるぜ。チビもオレ様を見習うんだな」 1165 masasi9991DONE誕生日の道タケ漣年に一度しかない誕生日のこと「え? ソイツそのまま寝かしちまうのか」 「うん。まあ、今日ぐらいはな」 と円城寺さんは笑って答えて、三つ並べた布団の一つにソイツを押し込んだ。 円城寺さんに荷物のように抱え上げられても全く動じず寝息を立てて続けてたから、どうせそうするしかねぇってのもわかるが。 「ま、なんとか歯は磨かせたし、風呂は明日でもいいだろう。さしもの漣も今日一日ずっとあのはしゃぎようじゃ、疲れても仕方ないさ」 「風呂、っつーか……。ソイツが一日中大騒ぎだったのは見てたから知ってるけど……」 なんて会話をしながら、円城寺さんも大きなあくびをした。眠そうだ。俺も眠くなる。なんであくびって見てるとうつるんだろうか。 「疲れてんのはコイツより円城寺さんの方じゃないか」 3291 masasi9991DONE朝の道タケ漣悪いお誘い「オレ様とチビが朝メシ作ってやったぜ! 今すぐ起きて感謝にむせび泣きながらメシを食うか地獄に落ちるかどっちか選びやがれ!」 アイツ、なに言ってるんだ。照れ隠しにしても意味不明だ。 その頭の悪い叫び声が聞こえてから数分、アイツがまだ戻ってこない。それは想定内だが、円城寺さんも起きてこないのは意外だ。 しかもその間、断続的にアイツの悲鳴が聞こえてる。 「ア!? 〜〜〜ッ、離しっやがれッ、ああぁ〜…んっ……」 腹が立ってきた。こっちは手が離せねぇっつーのに楽しそうに……。でもこれ以上アイツに任せられる料理なんかねぇし、とにかくこれに火が通るまで……。 いや、やっぱムカつく。円城寺さん起こしてからこれは仕上げればいいか。あとは火さえ通ってれば、円城寺さんのレシピ通りじゃなくても味変わんねえだろう。多分。 2875 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣二人で仕返し チビがしょーもねーことしてる。ンなことして何が楽しいんだか。真剣そのもの、って目してやがる。まるで強ぇ敵を前にしたときのような……いや、それとも少し違う。真面目くさってる、しょーもねー顔。 無言でンな顔してるチビの前では、らーめん屋が寝言みてーな声を出している。 「ふふ……くすぐったい……」 つーか寝言だ。目ぇほとんど開いてねぇし、布団の上に胡座かいて座ったまま頭はゆっくり上下に揺れてるし、口の端からうっすらよだれまで垂らしてやがる。世界一のマヌケだ。こんな夜遅くにやっとウチアゲってやつから帰ってきた酔っぱらい。 まあ、よだれはチビがさっきから顔つねってるせいかもしれねーからしょーがねー。 くすぐってぇ、ってらーめん屋言ってんのに。 1239 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣枕の役 重たくはない。二人とも羽のように軽い。もっとたっぷり飯を食わせてやりたい。だがそれはそれとして、そこで喧嘩をされるのはさすがに困る。 最初はタケルの方が自分の上に乗ってきた。仰向けに寝転がって本を読んでいた自分の太ももにおもむろに頭を乗せて、眠たそうな目でうとうとし始める。タケルがそんなふうに甘えてくれるのが嬉しくて、愛しくなって、その頬か頭に触れたくなって、「おいで」と呼んだ。すごく眠たそうなところ、悪いけど。 目、開いてるような開いてないような。ほとんど夢の中みたいな顔をして、タケルはもぞもぞと上体を動かして自分の腹の上まで頭を動かした。そうしてそのまま力尽きてうつ伏せに寝てしまったけど、自分は結局欲望に逆らえなくて、そのすやすやと微かな寝息を立て始めたタケルの頭を撫でた。眠気のせいだろう、いつもより暖かくて、ふわふわの髪に指を絡めるとこっちの胸の奥までぽかぽかとした熱が伝わってくるようだった。 2502 masasi9991DONE見抜きして欲しい虎牙の道タケ漣 2621 masasi9991DONE江戸時代の土蜘蛛さんと大ガマさんいざゆめまぼろし そこはまるで昼間よりも煌々として眩しい。夜通し喧騒は続く。朝になれば死ぬ。まったく近頃人の世は怪しからん。コンナ夜には人でなしも隠れやすかろう。 全くどちらで紛れたのだか。ヤンヤヤンヤと茶屋の呼び込み、如来眩しき張見世の甲高き笑い声、テンテツトンの清掻、三味線。昼より眩しく、騒がしく、捜し物にも苦労する。 だから迷わぬように、吾輩の近くを離れるなと散々言い含めておいたのだが。それこそ田舎者らしく昼見世にでも満足しておけば好かろうに。いやそも、客の振りなどせずともいい、吾々は人の目には見えぬ。だがそれこそ巧く人に化けらるるかと唆したのは吾輩であるが。とはいえ人に見えぬとしても巨大な化け蛙なんぞを江戸中に連れ回す訳にもいかぬから……。 1356 masasi9991DONEおやすみなさいの道タケ漣バレないようにしたつもりなのに やっぱ、敵わねぇな。俺は全力で足音を殺して全力で息も止めて、そんで絶対に起こさねぇように布団をめくったつもりだったのに。 円城寺さんがそっと寝返りを打った。そうだ、しかも死角から近付いたつもりだったんだぜ。 さすが円城寺さんだ。 「……タケル? おやすみ」 薄く目を開いて、円城寺さんは囁いた。円城寺さんの、柔らかくて低い声。それに柔らかい笑顔……その表情、好きだ。俺の方を向いている。 「なんで俺だってわかったんだ?」 「さあ……なんでだろうな?」 半分夢の中みてーな声で円城寺さんが答える。俺も小声で喋ってる。円城寺さんが完全に目、覚ましたわけじゃないのはわかってる。騒がしくして、これ以上睡眠の邪魔をしたくはない。 853 masasi9991DONE挟まりたい道流さんの道タケ漣 2103 masasi9991DONE寝ぼけていちゃいちゃしてるだけの道タケ漣 1386 masasi9991DONEキスしてるタケ漣タケの道タケ漣いない間に は、と息を吸う音が響いた。チビの呼吸の音だ。チビは小せぇから、その音だって小さい。顔に吹きかかった息も微かで、それでも熱く湿気ってたせいなのか、濡れた口の周りと鼓膜がゾワゾワした。 ゾワゾワすんのは、もどかしい。らーめん屋とするときと、違う。 「円城寺さんとすんのとは、違うな……」 「チビがやりてーっつったんだろ」 「オマエがしたそうな顔してたからだ。で、終わりか?」 「……まだ」 わざわざ答えてやると、チビが口元を少しだけ緩める。変な顔。うれしそーなのをわざわざ隠してやがる。あんま見ねぇ顔だ。らーめん屋がいると、もっと顔に出てる。 「おい……」 チビがオレ様の腕を掴んだ。ぐっと背伸びをする。小せぇ……口も、薄く開いたそれも小さい。噛みつくのも簡単だ。こんな小せぇ口でよく耐えられんな、と思った。 1936 masasi9991DONEおやすみし忘れた日の道タケ漣今夜のわすれもの一 二人分の寝息が響く部屋の中、こちらもあっという間に意識を手放してしまいそうだ。今日はかなりのハードスケジュールだったからな。自分も早いとこ布団に入らなければ。 そう思いながらも家のことや明日の仕事の準備を細々とやっていると、思いの外時間が過ぎてしまった。やっとのことで布団へ潜り込もうと、足音を殺して寝室へ向かう。……といっても慎ましいワンルーム暮らしだから、あるのは昼間は居間で、夜は寝室の一部屋しかないんだが。 さて、自分の布団は真ん中だ。だがそこに潜り込むには、二人の間は少し狭い。邪魔をしないように隅に陣取るか、それとも二人には少し起きてもらって……。と考えつつ二人の寝顔を眺めていると、忘れ物を思い出した。 4065 masasi9991DONEタケルがいない日の道タケ漣ご要望ふたつ「らーめん屋」 かすれた柔らかい声で漣が呟いた。自分の胸に頬を乗せて、むにむにとこすりつけている。眠たいのかと思って反対側の頬を指でくすぐると、こちらを見上げてニッと笑った。 上機嫌だ。やっと機嫌が治った……というよりは、元気が出たらしい。色々とご機嫌取りをした甲斐があった。 今日はタケルが地方のお仕事でお泊りだから寂しかったのだろう。何をやっていても張り合いのなさそうな顔をしていた。本人は寂しいなんて絶対に言わないけれども。 かく言う自分もタケルがいないのは寂しい。忙しいらしくLINKのメッセージもなかなか返ってこないし。 そんなわけで二人で寂しさを分け合っていた。……というところでもある。 「満足したか? 今日はもう寝るか?」 1674 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけ 道タケ漣うやむや「ア゙ア゙!? どう考えてもオレ様の方が上だっただろうが!」 「オマエちゃんと結果見てなかっただろ。勝ちは俺だ。つーかそもそも勝負した覚えはない」 「勝てねーからって逃げんのかよ」 「だから……! 仮に勝負だったとしても俺の勝ちだ!」 我が家のドアを開いた瞬間からこれだ。我が家と言っても築年数も長い素朴なアパート。玄関と居間の間に防音の性能なんてない。 「おーいただいま。すぐメシにするからな」 声を掛けるよりも前に二人が自分の方をさっと見た。その瞬間だけは静かになる。だが一瞬だ。 「円城寺さん、コイツが……」 「おいらーめん屋、チビに言ってきかせとけ!」 「オマエこそ円城寺さんに叱られろ」 「はいはい。わかったわかった」 1892 masasi9991DONE事後の道タケ漣 473 masasi9991DONE朝の道タケ漣ごつん!「もう……もういいだろ、そんなに笑わなくても……」 「いやぁ、笑ってなんか……ふ、あはは。いや、自分は一度も笑ってなんかいないぞ」 「ウゼェ……」 漣がギリギリと歯を鳴らしながら睨みつけてくる。タケルも珍しく拗ねて口をむっと結び、目線を逸らした。 すっかり二人を怒らせてしまった。しかしまた思い出すだけで、笑いが。 「ニタニタすんな!」 「してないしてない。自分は何も見ていないし……」 「……本当か?」 「ああ、もちろん。今起きたばっかりだ。なんだか至近距離で大きな音が聞こえた気がして」 あの音。思い出すだけでかわいくて、笑ってしまう。とはいえそれだけじゃなく心配でもある。あれだけでかい音を鳴らしてたらな。 せめてたんこぶになってないかだけでも確認させて欲しいが、二人の機嫌はもちろん治っていないみたいだし、どうかな。 1033 masasi9991DONE道流さんの手のあとの話 道タケ漣 2418 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけ 道タケ漣 1290 masasi9991DONEお風呂でいちゃいちゃしてる道タケ漣 4242 masasi9991DONEお昼寝してた道流さんの道タケ漣不意打ち「……うわっ」 突然、円城寺さんの飛び上がるような叫び声が聞こえた。 なんなんだ。どうせアイツのせいだろうとはすぐに察しが付いたが……意味がわからないことに変わりはない。だってアイツも円城寺さんも、さっきまでそこで寝てただろ。 読んでた本から目を上げて、声の方を振り向く。窓際んところ、鳥か小動物の巣穴のように座布団が積み上げられてて、さっきまでそこにソイツが埋まってた。そんでその隣に円城寺さんが追いやられ、座布団一枚を枕にして昼寝してた。 今は座布団の山は崩れてるし、円城寺さんは目を丸くして起き上がってる。で、その傍らにしゃがんだソイツは不機嫌そうに口を尖らせて円城寺さんの顔を覗き込んでいる。 「びっくりした! 漣、いったいどうしたんだ?」 1117 masasi9991DONE道タケ漣の飲ザーの話 3019 masasi9991DONE道タケ漣のキスの話いくつかの噛み跡 熱くて、柔らかくて、気持ちいい。濡れて滑って、どんどん唾液が溢れて、脳みそまで溶けそうになる。円城寺さんの味がする。ざらついた感触で神経がしびれる。 眼の前が、ちかちかする。他のこと何も考えられなくなりそう……だけど、アイツの目が、気になる。多分こっちを見てる。それで気が散って、でも円城寺さんのキスでまた意識持ってかれそうになって、でもアイツのことも気になって、頭がくらくらする。 俺の視界は円城寺さんでいっぱいで、アイツの姿は見えないんだけど。 「んふ……っ、はぁっ、れーん!」 円城寺さんの唇が急に離れた。少し乱れた呼吸の合間で、アイツを呼ぶ。 円城寺さんのその困りきった、だけど嬉しそうな声、好きだ。ちょっとだらしなく緩んで響く。俺はあんま円城寺さんを困らせたりしないから、こっちに向けられることは少ないけど……アイツがいれば聞けるから、いい。 1649 masasi9991DONEお昼寝をする道タケ漣風景 三 自分を挟んで眠っている二人の温かさをじんわりと感じて、目が覚めた。 タケルも漣も、自分が昼寝をする前まではいなかったのにいつ帰ってきたのだろう? アパートの鍵を開けて入ってきたのにも全く気が付かなかった。そんなに熟睡していたのだろうか……。いや、それだけじゃないな。きっと自分を起こさないように静かにしていてくれたんだ。 しかし暖房はしっかり付けていたとはいえ、畳の上で寝てちゃ寒いんじゃないか。自分は二人がいるから、寒くはないけど。 押し入れから毛布でも引っ張り出してくるか。そのためには、二人を起こさないようにそーっとここから抜け出さないと。 そろりそろりと身じろいで、なんとか上体を起こそうとする。が、しかし。 947 masasi9991DONEバレンタインの事後の道タケ漣 4537 masasi9991DONE道タケ漣のリップクリームの話各種フレーバー 一 今日は機嫌がいいらしい。膝の上にもぞもぞと上がり込んで、ぐっと背伸びをする。そうすると漣の目線は自分を少し見下ろす高さになって、やはり上機嫌でニッと笑った。 そういうご機嫌な仕草が随分かわいい……いいや、不機嫌なときだってもちろんかわいい。ただ今日は上機嫌なその様子がかわいくて、背中に腕を回して背筋をくすぐるように撫でた。本当はそのまま抱き寄せたくもあったけど、漣の好きなようにして欲しかった。 自分の考えていることが漣に伝わったのかどうかはさておき、背中を撫でられるのは悪くなかったらしい。機嫌よく鼻を鳴らした。 「らーめん屋」 と自分のことをただ呼んで、首に腕を回して背を丸めて顔を近づけた。 4385 masasi9991DONEおはようの前の道タケ漣丸まってる 寒くなってきた。そりゃそうだ。真ん中で寝てた円城寺さんが起きちまったからだ。 朝だ……。わかってるけど、起きたくない。寒い。温度を求めて布団に潜って、円城寺さんが寝てた方にもぞもぞと移動する。まだ熱が残ってくれてればいいんだが。円城寺さんが起きたのは結構前だった気がするから希望は薄い……とまだちょっと寝てる頭で考えていたが、意外にそこはあたたかかった。 まだ体温がある。円城寺さん、戻ってきたのか? そんなわけないか。……じゃあアイツだな。アイツ、あっちの布団で寝てたんじゃないのか。すぐそこに居るっぽい。 目を開けりゃ正解はわかるだろうけど、目を開けるにはまだ眠い。寒くないなら別にコイツでもいいか……コイツも体温高いし……。頭ん中、眠気がまた広がってきた。円城寺さんの布団まで移動してきたときと同じように、手探りでコイツの身体に手を伸ばす。身体……多分ここが腰、背中、……腕がねぇな……? 3659 masasi9991DONE道タケ漣のドライヤーの話風景 髪を乾かす 一 暑い。しかも眠い。さっさと寝たいのに、らーめん屋がタオルやドライヤーをゴチャゴチャ持ち出している。いつものめんどくせーやつ。 「漣、おいで。髪乾かしてやる」 布団の上に胡座かいて座って、オレ様を呼んで手招きする。らーめん屋の隣がオレ様の布団。らーめん屋が座ってるとこ、邪魔だ。眠いっつーのに。 いいことを思いついた。オレ様は大股でらーめん屋のとこまで近づいて、そのままその上に伸し掛かった。 「お? どうした、今夜は甘えたい気分か」 らーめん屋はきっちり驚いて、手に持っていたドライヤーを床に下ろす。それからオレ様の背中をぽんぽんと軽く叩いた。 らーめん屋の膝の上、暑すぎるが悪くねぇ。胴体が背もたれだ。そこに顔向けて寄りかかって、座りやすいように何度か膝の上で体勢を整えて動いていると、らーめん屋もオレ様を支えるように改めて両手を広げて背中に腕を回した。 5575 masasi9991DONE道流さんに虎牙がパイズリする話の道タケ漣 7286 masasi9991DONEお昼寝する道タケ漣小さな声で 自分にもたれかかっている重量が心地よく、随分あたたかだ。このままだと熟睡してしまいそうだ……と考えてから、慌てて意識を引っ張り上げる。ちょっとした仮眠のつもりだった。資格の勉強をしていた途中で睡魔に負けて、こたつに足を突っ込んだままそこに突っ伏して寝ていたんだった。 身じろぎして目を覚ます。自分の左の太ももを枕にして眠っているタケルがまず目に入った。ちょうどいいあたたかさと重量の正体の一人。もう一人は自分の右肩にもたれかかっていたようで、自分が急に机から頭を上げたせいで一緒に目を覚ましてしまった。 自分の肩からずり落ちてしまいそうになった漣は、そっとその両手で自分の腕にしがみついてきた。眠たそうに瞬きを繰り返している。それに体温が高くなっているようで、頬がほんのり赤い。 1191 masasi9991DONE寝る前の道タケ漣眠れない夜 チビとらーめん屋がずっと喋っててうるせぇ。電気も点けっぱなしで眩しい。……ときどきオレ様の名前が、聞こえる。何の話してんだか。聞くに堪えねーしょーもない話。眠いっつーのに腹が立つ。 一度布団の中に潜ってうるさいのも眩しいのも無視しようと思ったが、どうしても気になる。隣で寝てるらーめん屋の方にこっそり近づいて、布団から少しだけ顔を出した。 らーめん屋はあっち、チビの方向いてる……はず。 「漣?」 だと思ったのに、すぐ気付かれた。油断ならねぇ。 「眠ったんじゃなかったのか」 「チビとらーめん屋がうるせーから」 「あーそうか、ごめんな」 「俺も円城寺さんもデケえ声出してねーけど」 「……オレ様の話をしてただろ。うるせーんだよ」 1303 masasi9991DONE道流さんがハンドクリーム塗ってくれる道タケ漣初体験 騙された。騙されたと思えってらーめん屋が言ってた。わけわかんねーこと言いやがって。つまりこれかららーめん屋はオレ様を騙すつもりだっつー意味だったのかよ! 「そんなに身構えるな。すぐ終わるからな」 「うるせぇ゙……」 らーめん屋が耳元でごちゃごちゃ言ってる。声うるせぇ。いつものデケー声じゃねーけど、わざわざ静かに喋ってんの聞かされると頭ン中までゾワゾワしびれる。 そんだけでもムカつくのに、らーめん屋はオレ様の手を後ろから掴んできた。変な感触……ヌルヌルする。 「う゛ッ〜〜…! キメェ! それやめろ!」 「すぐ終わるって。嫌ならハンドクリームぐらい自分で塗れるようにならないとな」 「ンなの一生いらねえ!」 「それじゃ漣の手がかわいそうだ」 1754 masasi9991DONEこたつでイチャイチャしてる道タケ漣 2608 masasi9991DONE寝る前の道タケ漣おはようからおやすみまで 寝てた。一つ飛ばして向こうの布団で寝てるヤツの寝言だかいびきだかで目が覚めた。……起きて待ってるつもりだったのに。 隣の布団はまだ空いてる。少し肌寒いのはそのせいだろうか。部屋ん中はまだ明るいから、寝てたのはほんの一瞬だ。風呂場の方からガタガタ物音がしてる。円成寺さん、シャンプー詰め替える……とか言ってたっけ。俺だったらそんなん明日また風呂入るときにやればいいか思うけど、円城寺さんはマメだ。 円城寺さんを待ってて、ちょっと横になってたんだった。風呂から上がってすぐに布団に入ったせいで寝ちまったんだ。あっちで騒がしく寝てるヤツもそうだろうな。このまま横になってたら、また寝ちまいそうだ。そんでまたアイツの寝言かいびきで起こされるかな。 1842 masasi9991DONE事後の道タケ漣 4323 masasi9991DONE朝からいちゃいちゃしてる道タケ漣日課のひとつ 円城寺さんは、そういうことが好きだ。俺にはちょっとわかんねーけど。嫌……じゃねぇ。でもドキドキして困る。 「遅ぇ。らーめん屋ァ!」 「すまんすまん」 広くはないアパートの廊下を円城寺さんが荷物を抱えてどたどたと走ってくる。 文句を言うコイツの気持ちもわからなくはない。円城寺さんのために、待ってるから。そんで文句を言いながらも待ってる気持ちも、変な感じだけどすげーわかる。 「さっさとしろ」 コイツが俺を押しのけながら円城寺さんに近づく。突っ立って待ってるだけでもこのアパートの玄関は狭いってのにいい迷惑だ。人の迷惑も考えず、コイツは円城寺さんの前で目をつむって顎をしゃくり催促する。無意識にだろうけど、少し背伸びをして額を差し出している。それを俺は横から斜め横から見てる。変な感じだ。 998 masasi9991DONE朝からいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣 2065 masasi9991DONE催眠術にかかって道流さんのことが美味しそうに見えるようになった虎牙の道タケ漣 23138 masasi9991DONE現パロハロウィンの久々綾ぶち壊しハロウィン 出会い頭に言うべき言葉は決まっている。そういう行事だから。 「食べ物出してください」 「は?」 久々知先輩は非常に驚いているようだった。驚く意味がわからない。今日という日――つまりハロウィンという日にドアの前に恋人が現れたとして、やることは一つでは? 「ちょっと待ってろ」 「はい」 玄関先に取り残されて先輩がアパートの中に引っ込むのを孤独に眺めた。ドアを開けっ放しにしてるのも悪いから、追いかけようじゃないか。こんな夜中にドアを開けたまにしてたら虫が入ってくる。先輩の部屋に蛾とかカメムシとかが。それは結構どうでもいい問題だけど、僕は先輩の家におじゃましに来たのだから家におじゃまする以外の選択肢などない。 2135 masasi9991DONEハロウィンのデググラ困ったハロウィン キミを見ていると飽きないのはいつものことだ。いつものことなのに全く飽きない。キミってやつは本当に凄い。おれがこうして語るだけじゃとても追いつかないほどだ。 だがそれはそうだとして……今日はキミのその偉大さに困らされ続けている。 キミのその偉大なうっかりに。 「随分たくさん持ってきたんだな? もうビレッジ中の子供全員に渡し切ってしまったんじゃないか?」 「そうかもしれん。だがしかし世界にはまだ見ぬ子供たちがいるはずだ……! こうなったら山の上でも海の中でも砂漠のはてにでも配りに行くしかない!」 「お祭りは今日の夜までだから世界を回るなんてさすがのキミの足でも間に合わないと思うぜ」 「うぬぬ……そうか……」 1879 masasi9991MEMO最近見た夢の話 一次創作荒廃した世界を旅するほのぼの系アドベンチャーゲームのようなものをプレイしてたんだけど終盤登場人物全員の個別エピソードを見終わったあたりでみんないなくなってしまって みんなと旅した世界を一人で探し回ってやっとゴミ処理場のようなところにみんながいるのを発見して再会を喜ぶんだけどどうしてもそのゴミ処理場のステージからみんなを連れ出すことができない 実は少年が出会った人々は、この世界の唯一の生き残りの人類である少年を楽しませるために残されたロボットで、彼らは使命を超えて少年を悲しませるほどの交流をしてしまったから廃棄処分の予定なんだ…と明かされる 登場人物の個別エピソードというのは例えば家族の反対を押し切ってバンドをやるために家出する男子高校生2人の話だったり主人公より少し年上の少女が家のケーキ屋の新メニューの開発を手伝ってるとかそういう話 2426 masasi9991DONE道流さんがいないところで惚気ける話の道タケ連ご機嫌のファインダー「このオレ様がわざわざ出迎えてやったんだ。泣いて喜べ!」 「ああ、まあ……その、驚いた」 寝ぼけたような顔のチビから返ってきたのは寝ぼけたようなはっきりしない返事だ。こっちに戻ってきてからずっとこの調子で全然張り合いがねえ。どうも腑に落ちないがまあいい。チビのアホ面なんかいつものことだし。 「オマエ、円成寺さんに言われて俺を迎えに来たんだろ?」 「だからァ?」 「いや……」 やっぱはっきりしねぇ。言いたいことがあんのならはっきり言え、といつものオレ様ならチビにはっきり言ってやるところだが、今日は気分がいいので許してやることにした。 チビは今日までの仕事から持って返ってきた荷物をノソノソと片付け始めた。 らーめん屋のアパートにはいつの間にかチビの荷物を置く場所が用意されている。そこの壁に並んでるプラスチックのタンス。あれは多分オレ様のときと同じでらーめん屋が勝手にそういうことにしたやつだ。荷物なんかねーからンな場所必要ねぇって言ってんのに、らーめん屋は人の話聞かねぇから。 3660 masasi9991DONE淫紋の話の続きの道タケ連 3707 masasi9991DONEお弁当と道タケ漣おべんとう一口分「相変わらず見てて気持ちのいい食いっぷりだな」 円城寺さんに声をかけられて、ソイツはやっと顔を上げた。ちょうど弁当箱がカラになったタイミングだ。 元々食い意地の張ってるヤツだが、それにしても今日はよっぽど腹が減ってたのかひたすら無言で弁当にがっついていた。円城寺さんが話しかけてもまともに返事もしねえって有様だ。 それが食い終わってやっと落ち着いたかと思ったら、どうやらまだ満足してないらしい。 「こんなんじゃ足りねェ」 なんて獣みてーに唸ってる。 「そうか? 今日の弁当も超大盛りだったぞ」 「オレ様はまだ腹が減ってんだ! もっとよこせ!」 「しょうがないな、それじゃ自分の分を食うか?」 「円成寺さんはコイツのこと甘やかしすぎだ」 3335 masasi9991DONEスマートスピーカーを手に入れた道流さんの道タケ漣一番たいせつなこと うるせぇ、と叫ぶ準備をしていた。らーめん屋がなにか言おうってときの気配がした。その一瞬で充分だ。 『タケル、漣。飯、できたぞ』 「うるせェ!」 案の定、らーめん屋の声が二重に聞こえた。あとから聞こえた方は、ニセモノだ。 『漣、起きてたのか? タケルは?』 「うるせぇっつってんだろ! わざわざコレでしゃべんな!」 ただでさえうるさいらーめん屋の声が二倍だ。すぐそこの台所でしゃべってんのと、このヘンなスピーカーからちょっと遅れて聞こえてくるのと。 その何が楽しいのか知らねーが、コレを部屋に置いてかららーめん屋はやたら上機嫌だ。 「円城寺さん、聞こえてる……。つーか俺はコイツと違ってだらけてたわけじゃない」 『ん、そうか。すぐ飯持ってくるから、机の上片付けといてくれないか?』 1853 masasi9991DONE淫紋が一般的な世界線で道流さんに淫紋を付けてもらおうと作戦会議をする虎牙の道タケ漣タケ漣の兜合わせがある 11324 masasi9991DONEアダルトなボードゲームをしている現パロの久々綾運命的なホニャララ「よくこんなもの見つけてくるな……」 「だって先輩こういうのお好きでしょう?」 「いや別に」 「やっぱり好きな人の好きそうなものって気になっちゃうんですよ」 なんだ今の。おれの恋人はかわいい、とでも思っておけばいいのか? 「それより先輩の番ですよ。ほら、大きな声で発表してください」 「さっきからおれに不利なマスにばっかり止まってないか?」 「気のせいです」 「なにか細工があるんじゃないか」 「ほー」 ニヤニヤしている喜八郎はさておいて、ベッドに広げられたスゴロクの用紙を改めて確認した。 こういうバラエティグッズにしてはかなりしっかりした作りのゲームになっている。マスの一つずつにいちいち「コミュニケーション」の指示が書かれていて、分かれ道や強制停止のマスもある。コミュニケーションの内容は恥ずかしい内容が多い。服を脱ぐとか相手の身体を触るとか。どちらかが上がれば目的達成で、要するに最後はセックスをする。そこまでを盛り上げるアダルトグッズだそうだ。 2623 12345