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    書いてみた

    まさのりoni

    MAIKING【ぎゆさね】白銀の世界、ゲレンデで出会う二人、一目ぼれから始まるベッタベタなBL設定の話、どっかに落ちてるよなぁ!?て思ったけど書いてみた。
    スノーボード初心者の義勇くん、いっけなーい、ぶつかっちゃう!!!
    雪だるまに恋して【前編】 空は雲一つない快晴、ここ数日続いた吹雪がウソのように晴れ渡って、雪山のゲレンデはこれ以上ないほどのベストコンディションだ。早朝から動き始めたリフトに乗り、山頂までやってきた実弥の頬を、澄んだ冷たい空気がすり抜ける。大きく吸い込んで肺を満たすと、自然とイヤなことを頭の隅に追いやることができた。周囲の木立からキラキラと落ちてきた粉雪は、実弥の白い頬の上で溶けて、消えていく。
     朝の陽光が新雪に反射して、眩しいほどの銀世界。実弥の銀髪は太陽の光に透けてふわりと輝いて見えた。全身は上下が黒、わずかにシルバーのラインの入ったウェア姿で雪上に立つ。
    「せっかくのシーズン、こうでなくちゃなァ」
     実弥はひとりそう呟いて、長めの前髪をかきあげてゴーグルをつけると、ブーツをスノーボードに手早く装着した。ポンとひと跳ねして斜面に飛び出すと、まだ人のほとんどいない山頂の上級コースを颯爽と滑り出した。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ第2部第2話
    今回はディアヴァルとグリムヒルデの間が近づいたいきさつについて書きました。
    ディアヴァルは第二部ではずっとカラスのままです。茨の魔女亡き今、魔法は使えず変身能力もない、グリムヒルデ(後の美しき女王)と会話もできない、ただ見守るしかできないカラスなのです。第二部の試みとして、徹底してディアヴァル視点で書いてみたいと思っています。(カラス小ネタあり。本文1644文字)
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部二話「ディアヴァルとグリムヒルデ」 ディアヴァルは、王を名乗る男が立ち去った後もグリムヒルデの家の回りにとどまって彼女を観察し続けた。
     うるわしい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
     彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。

     そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水をんでいた。
     彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
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    Luinil7

    CAN’T MAKEフォロワーさんにリク頂いた「ジェオに隠れて肉体的に苦しむイーくん」なSS・・・になってるか怪しいんですけど一応そんな話です。
    マアヤサカモトの「色彩」を元ネタにさせて頂きました。「一人になると聞こえるの 苦しいならやめていいと」がめっちゃくちゃイーくんだなって思ってたので一回書いてみたかった。結果とっ散らかった。すみません・・・
    "その日"が明日来ても薄暗い寝室に、重たい咳の音だけが響いている。
    畳みかけのマントの端がベッドの縁から垂れ下がり、イーグルが咳き込む度、その振動でマントの先端を飾る金属が不規則に床を鳴らした。
    ベッドに凭れるように座り込み、口を押さえて咳き込み続けている彼の膝元には、小さな血溜まりが出来ている。

    「―――っげほ、ごほごほっ・・・!」

    一向に治まる気配のない発作、しかし誰かに助けを求めるわけにもいかないイーグルには、ひたすら耐えるしか為す術がない。
    彼の副官がこの場にいたなら、少なくともその身を抱き寄せ、辛抱強く背中をさすってくれたことだろうが、残念ながらそれは叶わない、願う資格すらない夢だ。

    (・・・ジェオ・・・)

    それでも、どうしてもあの手の温かさを想ってしまう。
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    mao_skyland

    CAN’T MAKE両片想いうずさね。素敵な呟きに見たい😍と飛び付いたら「ふりぃ素材だから使っていいよ」ってぶうめらん飛んできた=🪃(´□`)笑
    折角なので書いてみたけど、切なくしたかったのにアン〇ャッシュに💦さーせん😂
    キめ学の📿さんて目見えてるよね?🎴が描いた🐱の絵見て何だこれはって言ってたし。見えてる📿さん設定です。
    『遠回り』 ガシャン。
    穏やかな瞳で紡がれるその言葉に止めを刺されたような気がして、自分の中で何かが音を立てて粉々に砕け散っていった。





    「おっはよー。さねみチャン♡」
    「さねみチャン言うなァ」
    「固ぇこと言うなって。あ、なぁ煉獄。アレなんだけどよ」
    「うむ。それならもう済ませてあるぞ!」
    「マジか!サンキュー。さっすが付き合い長いだけあるよな」

    宇髄が煉獄と肩を組み、手でバンバンとその肩を叩く。なんてことない朝のやり取り。目の前で繰り広げられる光景に、ふいと目を逸らした。宇髄と煉獄は学生時代からの付き合いらしく、ひどく仲が良い。本来なら微笑ましい光景なのだろうが、オレはこの二人を見ているのが辛かった。

    いつからだったか。明確にここからということは無いが、気付けば宇髄のことを目で追うようになっていた。オレが困っているといつもさりげなく助けてくれる。一見チャラチャラしていていい加減に見えるが、その実優しくて頼りになるあの男に…惹かれた。しかし宇髄を目で追っていると、いつもその先には煉獄の姿。愉しげに笑い合う二人にきっとそういうことなのだろうと、自分の心に蓋をした。
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    TuneniSukebe

    CAN’T MAKE(読まなくていいキャプション)
    ピロートークアンソロジーを夢見て書いたのに自分の書いてみた話がろくにピロートークしてない事に気づきました。私にひめ巽のピロートークを恵んで下さい。何ならピロートークじゃなくても次の日の朝……とかでもいいです。事後アンソロジー。ひめ巽事後アンソロジー欲しいよぉママ……言い出しっぺの法則とは言わないで下さい、自分の下着で興奮する為に常に正気を失っているのに……
    ピロートークの出来ない2人 サイドテーブルに乗ったライトがギリギリまでその光度を落として、鈍く部屋を照らしている。カーテンは全て閉め切り、月明かりすら入らない部屋に二人の影はあった。
     
    「……灯り、付けますよ」

     事の前、巽は部屋を暗くしようと言い出した。HiMERUは最初、できる限り要望には応えようと灯りを消していったが、最後に残されていたライトまで消そうとしたものだから、流石にその手を止めた。 
     もしやこの男は、月が見ているだとか、神が見ているとでも言い出すのではないか。そう一瞬思い顔を顰めたが、巽は「恥ずかしいので」と囁くだけでそれ以上は何も言わなかった。
     
    「え……っと、待って下さいね、下着が見つからなくて」
     
     あれだけ長時間いたのだから、暗闇にも大分目は慣れたものの、ベッドの範囲外となると何も見えず、巽は手探りで床を確認し出した。
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    izayoi601

    DONEにょたものを一度は書いてみたくて、典攸♀を書いてみました。女子らしく頑張ってみるロリ体型攸♀と威圧的に見えて優しい典韋殿の身長差カプだと大変たまらないです…ゆっくりどきどきしながら距離を縮めて欲しい…。女子ならではな話にしたくて、個人的には楽しく妄想出来ました。ちょっとだけ彧♀、嘉♀も登場しますがもし宜しければ。
    そのままで。「お待たせ致しました……典韋殿」
    「ん、お……おう……」
    声がした方へ目線を下げれば、走って乱れた深藍色のスカートを制服の襟と共に整えている。
    「別に急がなくていいぜ、待ってるだろ」
    「何事も、迅速対応が肝要です」
    「……そっか、ありがとな」
    冷静な青藍の瞳に見つめられちまうと、どうも胸が騒つく。
    「此方こそ、何時もありがとうございます……宜しいのですか」
    「ん、別に構わねぇよ……わしが勝手に待ってるだけだ」
    「そうですか……申し訳無いのですが、此方としては心強いです」
    無造作に首先まで切った髪、頭も良いことが解る口調で余計なことは喋らねぇ。教室でも髪型だの化粧だの煩く会話するのが女子ってもんだろうと思っていたが、こいつは制服以外全く違う。今迄見たことねぇもんだから、目が離せない。放っておけない理由は、他にもあるんだけどよ。
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    chunyang_3

    MEMO景儀と思追の出会いの妄想です。思追が温寧と温家の弔いを済ませ雲深不知処に戻った頃に、魏無羨も雲深不知処に留まる様になったという時間軸の設定です。うさぎと一緒に人参を食べていた頃の思追くんと景儀の出会いの話を書いてみたくなって書きました。
    君と兎と しんと静まり返った蘭室を前にして、藍景儀は柄にもなくとても緊張していた。今日は景儀にとって初めての座学だ。随分前に蘭室には遊びで入って良い場所ではないと叱られてからは一度も近寄っていないので、この建物に来ること自体、ちょっと尻込みしてしまう。
     同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
     こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
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    zuzuko0817

    MOURNING豊前の来歴のない話とソハヤの守り刀としてからの物語の話
    彼氏の付喪神豊前はいません
    弱い感じ
    CPではないが、ソ受け書いてるし、豊受け好きなのでお察しの性癖感
    ミュ本丸パライソ軸を人伝に聞いた自本丸のソハヤと豊前の話

    パライソで思うことがあったのでこういうかんじ!って思って書いてみたがまとまりきらなかった
    パライソネタバレ?ありかもしれない
    ミュ本丸パライソ軸を人伝に聞いた自本丸のソハヤと豊前の話「あんたさ、そういう隙なんかありません、って顔するのやめた方がいいぜ」

    ちまちまと縁側で絹さやの筋をとっている豊前江になぁ、と言って声をかけてきたのはソハヤであった。え!?なんのことだよ、と豊前が返すとほら、そういうところと返されてしまう。

    ソハヤの言ってることがわからない。豊前は眉を潜めて分かりやすく、分からない!というポーズをとった。江の者はこういう表情をすればすぐにやれやれ、と言って説明してくれるのだ。

    豊前の隣に座ってソハヤは絹さやのカゴに手を伸ばした。どうやら手伝ってくれるらしい。

    「俺はタヌキジジイの影響もあって周りくどくて外堀から埋めるのも嫌いじゃないが、あんたはそういうの嫌いだろうから単刀直入に言うぜ。豊前江、お前は江の者にお前の物語を語らせているな」
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    izayoi601bm

    TRAINING初めて試しに書いてみたアロモク。飛行機で出会った時からあーろんが既に惚れ気味だと良いなと書いたもの。もくまさんの年齢はあくまで理想。隠しても解る彼の魅力とか、あーろんなら感じとってくれてそうで…。若者にとって、影のあるおじさんは色っぽく映ると良い。
    本物「……マジで美味ぇ」
    「でしょ?」
    鉄のデカブツに乗らされて、何も食ってなかったからか甘いパンの味が染み入るな。驚く程鮮やかに食材庫を暴けば上等な酒瓶まで探し当て、適当なコップに注ぎ始める。
    「ルークには、内緒ね」
    口元に指を掲げ、戯けて笑う。あいつはこういうのも、許さねぇ奴だからな。口角が上がるのは美味い飯にありつけたからか、それとも。
    「……嬉しそうだね、アーロン」
    『変わらない』、奴だったからか。見透かした様に頬を緩め、喉を鳴らしながら酔い痴れる男を改めて見つめた。
    銀に染まった髪からして、四十は超えているだろうか。ただショーだのテロリストだのに年齢すら感じさせない筋力と身こなしは、只者じゃねぇ。詐欺師野郎に目を付けられるのは正直、納得いかなくは無い。此処に連れてきたのも俺を気遣っただけじゃなく、まだ他の奴よりは居心地が良いからだ。
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