書いてみた
よーでる
DOODLEこういうファンタジーな力の仕組みを調べて人工的に利用する話が好きです。そろそろキャラクターを動かしたいので明日からは主要キャラで何度か話を書いてみたい所存。
花咲く都の菫橋について 公国の中央、と言いましても、実際の地理で言えばだいぶ西よりです。
西方は島ですからね。まぁこの世界の地形は曖昧なのですが、住んでる人たちの感覚からすれば、中央神殿は大陸の西端、海に臨む丘にあります。
光る花咲く丘に建つ白亜の神殿。その裾野のように広がる街並み。南の豊富な食材と歌、東の花や木材、北の高品質な製品、西の海鮮、あらゆる人材が集まり花開く、公国の中枢、文化の最先端。
白い柱の並ぶ神殿には、原則として許しを得た神官しか入れない庭があります。公国各地の花を集めて咲かせたそこは、【菫橋(すみればし)】と呼ばれる設備です。
それは果てを目指す島が公国に加わってしばらく経った後のこと。東の森で霊菫(たますみれ)を咲かせている樹に、南の林で霊菫を咲かせているのとそっくりな樹がありました。というかそのものでした。ええ、東の森と南の林に、その樹は同時に生えていたんです。
1580西方は島ですからね。まぁこの世界の地形は曖昧なのですが、住んでる人たちの感覚からすれば、中央神殿は大陸の西端、海に臨む丘にあります。
光る花咲く丘に建つ白亜の神殿。その裾野のように広がる街並み。南の豊富な食材と歌、東の花や木材、北の高品質な製品、西の海鮮、あらゆる人材が集まり花開く、公国の中枢、文化の最先端。
白い柱の並ぶ神殿には、原則として許しを得た神官しか入れない庭があります。公国各地の花を集めて咲かせたそこは、【菫橋(すみればし)】と呼ばれる設備です。
それは果てを目指す島が公国に加わってしばらく経った後のこと。東の森で霊菫(たますみれ)を咲かせている樹に、南の林で霊菫を咲かせているのとそっくりな樹がありました。というかそのものでした。ええ、東の森と南の林に、その樹は同時に生えていたんです。
pirafudoria
DOODLE【イラスト紹介】【オリキャラ】エリスの同級生【せかへい】
せかへいのキャラを描きました。
学園編とかも書いてみたい。
#オリキャラ #イラスト #絵描きさんと繋がりたい
晴(嘉晴)
MEMOゲームプレイヤーが本物の審神者になってしまうネタを自分なりに書いてみた。あらすじのみなので校正もしてません。顕現順とか考えてると本丸のモデルがほしいけど、そういうとき大体自分の本丸を参考にしてしまうよね。おかげで自分の創作だと顕現順が同じだけど大量に違う本丸が生成されてしまう……_(:3」∠)_ 3364
natsu_ens
DOODLEノリと勢いで書いてみた自己満足かきなぐりキスの日 ハジメテのキスは、ほんの一瞬触れただけ。
「七瀬、目瞑れ」
言われるがままに目を閉じれば、コーチが近づく気配がする。
コーチがよく飲んでいる甘いコーヒーの香りがするな……と思ったら一瞬触れて、すぐに離れてしまった。
一瞬だったけど、柔らかくて、そして熱く感じた。
それからしばらくはコーヒーの香りがするたびに思い出しては顔に熱が集まり、どうしたものかと悩んだ。
そんな悩みはすぐになくなるのだけど。
回数を重ねるごとに、だんだん触れ合う時間が延びてきて、軽く啄むような口付けに変わる。
時々、コーチのヒゲがチクチクとささって痛いと思うこともあった。けれど、慣れてくれば大して気にならなくなってくる。
触れる唇が熱くて、とけてしまいそうだ。
827「七瀬、目瞑れ」
言われるがままに目を閉じれば、コーチが近づく気配がする。
コーチがよく飲んでいる甘いコーヒーの香りがするな……と思ったら一瞬触れて、すぐに離れてしまった。
一瞬だったけど、柔らかくて、そして熱く感じた。
それからしばらくはコーヒーの香りがするたびに思い出しては顔に熱が集まり、どうしたものかと悩んだ。
そんな悩みはすぐになくなるのだけど。
回数を重ねるごとに、だんだん触れ合う時間が延びてきて、軽く啄むような口付けに変わる。
時々、コーチのヒゲがチクチクとささって痛いと思うこともあった。けれど、慣れてくれば大して気にならなくなってくる。
触れる唇が熱くて、とけてしまいそうだ。
なろ御膳
DONE雲息子が天狼と暮らす現パロを書きたいので、冒頭だけ書いてみた。最終的には甥伯父になる、はず…。5/24 ちょっと書き足してひとまず一区切り!
いつか、と願う思いおいらにとって最高な母ちゃんは、母ちゃんの家族にとってはそうではなかったらしい。
交通事故で帰らぬ人となった母の葬儀でおいらの引き取り先の事で親族は揉めていた。
歓迎されない空気に居た堪れなくなっていたおいらに、救いの手を差し伸べたのは父親だと名乗る男だった。
突然、葬儀に現れた目立つ男2人はおいらの父親と伯父だと名乗った。
「俺のところに来るか?」
おいらに選択肢などなかった。歓迎されないくらいなら、差し出された手を取りたかった。実際、その人が本当に父親なのかなんてどうでもよかった。自分を受け入れてくれるなら、どこだってよかった。突然できた家族に戸惑いながらも、その暮らしに密かに胸を弾ませていた。
実際においらが生活するのは伯父さんの家だった。伯父、リュウガさんのマンションは一人で生活するには広いのでは?と言いたくなるほど立派なところだった。与えられた一室に運び込んだ荷物は思いの外少なくて、それをみたリュウガさんは「必要なものがあれば言いなさい」と気にかけてくれた。
1874交通事故で帰らぬ人となった母の葬儀でおいらの引き取り先の事で親族は揉めていた。
歓迎されない空気に居た堪れなくなっていたおいらに、救いの手を差し伸べたのは父親だと名乗る男だった。
突然、葬儀に現れた目立つ男2人はおいらの父親と伯父だと名乗った。
「俺のところに来るか?」
おいらに選択肢などなかった。歓迎されないくらいなら、差し出された手を取りたかった。実際、その人が本当に父親なのかなんてどうでもよかった。自分を受け入れてくれるなら、どこだってよかった。突然できた家族に戸惑いながらも、その暮らしに密かに胸を弾ませていた。
実際においらが生活するのは伯父さんの家だった。伯父、リュウガさんのマンションは一人で生活するには広いのでは?と言いたくなるほど立派なところだった。与えられた一室に運び込んだ荷物は思いの外少なくて、それをみたリュウガさんは「必要なものがあれば言いなさい」と気にかけてくれた。
はなぶさ
DONE⚠ラジオ形式のおバカネタ#twstプラス #twst夢 #ツイステラジオ
監督生がラジオDJでゲストをお迎え。中身のない会話(昔、鰤でラジオネタしてたのでtwstでもやってみた)
最推しなので、寮長差し置いて初ゲストが🐍
他のキャラでもやってみたいし、🐍の続きも書いてみたい(コレ楽しいの自分だけᐕ) ⁾⁾) 3
冬至(touji)
MAIKINGdomsub書いてみたいなぁで書きたいとこだけ書いた💜🧡です。書きたいとこだけなので中途半端です。
一応個人の判断として🔞指定してます。読んだ後🔞じゃねぇよって判断はなさっていただいて大丈夫です。 3012
miru_ponkotu
DONEザックとオースティンって、なんとも言えない関係だけどどこか家族や兄弟を見てるような感覚になるんだよなぁ(親談)。ということでこういうのはあるんだろうなと思って書いてみた。優しいひと。「……と、報告は以上です。」
「ありがとうルイス、ザック。」
任務完了の報告も終わり一息つく。…疲れた、上級程じゃなかったけど強かったしそれなりに怪我もしてずっと歩いてきたし。服の上から怪我をした腹を抑えればじわ…っと血が滲んでるのがわかる。あの悪魔が使ってた変な武器に細工がされてたのか刺された傷の血がいつまでも止まらない、これくらいすぐ治るのに…。
「ザック、傷大丈夫です?手当はしたけど…」
とルイスが心配そうな顔して近づいてくる、手負いなのでいくら仲間でも近づいて欲しくない。
「……いい。へいき。」
冷たく言えばルイスはそうですか、と目を逸らした。オースティンに一礼してどこかに歩いてった。…俺も帰ろ……寝たらよくなるだろ…
2558「ありがとうルイス、ザック。」
任務完了の報告も終わり一息つく。…疲れた、上級程じゃなかったけど強かったしそれなりに怪我もしてずっと歩いてきたし。服の上から怪我をした腹を抑えればじわ…っと血が滲んでるのがわかる。あの悪魔が使ってた変な武器に細工がされてたのか刺された傷の血がいつまでも止まらない、これくらいすぐ治るのに…。
「ザック、傷大丈夫です?手当はしたけど…」
とルイスが心配そうな顔して近づいてくる、手負いなのでいくら仲間でも近づいて欲しくない。
「……いい。へいき。」
冷たく言えばルイスはそうですか、と目を逸らした。オースティンに一礼してどこかに歩いてった。…俺も帰ろ……寝たらよくなるだろ…
ruka
DONE🔥❄️ワンライ 「ゆらめき」で書いた同じ時を刻んでの続き。
いかしきれなかった設定について書いてみたので
それに伴いワンライから裏設定を削除しました。
改めて🔥さん 誕生日おめでと🎂
このお話だけだと誕生日関係ないけれど😅 2958
悠夜@crossofclover
DONEⅡ317を読んで突発的に書いてみた、ヴァルプラっぽいもの。以下、見えていない設定↓
公務の息抜きでプラ様がステに城のとある場所に送ってもらい、
レオンの提案でヴァルが迎えに行くことになった的な。
ステは詳しい場所を教えなかったので、自力で探したんだろうな。
amnesia_mojya02
MAIKINGオベぐだ♀現パロ。オベが猫です。
そんでもって人間に変身します。
初めて書いてみた…。
自分の中のふんわり妄想のため詳しいこととかは書いていません。
とりあえず需要があれば続けたい…。
フォロワーでは見れなくなったので全体公開にします。
独りの少女と猫その日、私は一匹の黒猫と出会った。
少し暑くなり始めた頃。
その日は午後から雨が降った。
高校生である私は数年前に両親を亡くし、大学までは困らないほどの遺産を遺してくれてはいたけれどもアルバイトをしていた。
学業との両立は忙しかったけれども、そのほうがいろいろと気が紛れていたから。
アルバイトが休みの日だった。
雨足が強くなり始めたから学校からの帰り道を急いでいた。
もうすぐ家に着くというとき、ふと視界に見慣れないものが写った。
何かと思いきや1つのダンボール箱。
おそるおそる近付いてみると、中から物音がする。
(今朝まではこんなのなかったはずなのに…)
そぉっと開けてみると…そこには寒くて凍えてしまったのか、震える一匹の黒猫。
1101少し暑くなり始めた頃。
その日は午後から雨が降った。
高校生である私は数年前に両親を亡くし、大学までは困らないほどの遺産を遺してくれてはいたけれどもアルバイトをしていた。
学業との両立は忙しかったけれども、そのほうがいろいろと気が紛れていたから。
アルバイトが休みの日だった。
雨足が強くなり始めたから学校からの帰り道を急いでいた。
もうすぐ家に着くというとき、ふと視界に見慣れないものが写った。
何かと思いきや1つのダンボール箱。
おそるおそる近付いてみると、中から物音がする。
(今朝まではこんなのなかったはずなのに…)
そぉっと開けてみると…そこには寒くて凍えてしまったのか、震える一匹の黒猫。
narehate_water
PROGRESS子ども時代のリヴァエルをなんとなく書いてみた。8月新刊のリハビリ用。
二人は、幼馴染の同級生設定
子ども時代のリヴァエル 自由の翼保育園の年長さんクラスでは、五歳のリヴァイが落書き帳の新しいページに最近書けるようになった文字を一生懸命書いている。覚えたてのそれは、バランスが悪くほとんどが鏡文字になっているが、書いている本人はようやく書けるようになった文字に夢中だった。なぜならば、リヴァイは、同級生のエルヴィンに早く手紙を渡したかったからだ。
「なにかいてるの?」
たまたまおもちゃを取りに来たエルヴィンが、リヴァイの手元を覗き込んだ。突然現れたエルヴィンにリヴァイは驚き、とっさに書いていた紙を両手で急いでひっくり返した。
「なんでもないよ。みないで」
「えー、いいじゃん。みてせよ、リヴァイ」
「ダメだよ。エルヴィンにはまだないしょ」
1335「なにかいてるの?」
たまたまおもちゃを取りに来たエルヴィンが、リヴァイの手元を覗き込んだ。突然現れたエルヴィンにリヴァイは驚き、とっさに書いていた紙を両手で急いでひっくり返した。
「なんでもないよ。みないで」
「えー、いいじゃん。みてせよ、リヴァイ」
「ダメだよ。エルヴィンにはまだないしょ」
まみや
DOODLEDQ5のとある登場人物、実はこうだった説をお見かけして、グッときたので書いてみた。君の名は「もうこれ以上仲間を増やせないんだ、わかってくれ」
眉をハの字の形にして、男が言う。その優しそうな目に惹かれて、倒された後、仲間にしてほしいと申し出た。一度断られたが、どうしても諦められず、あとをついていったら、男が立ち止まり、ため息をついてから言ったのが、その言葉だった。
「ねえ、こんなに言ってるんだから、仲間にしてあげましょうよ」
男の傍らで女が言う。美しい女だ。女を見ていると、なんだか不思議とあたたかい気持ちになってくる。ついていこうと思ったのは、男の目に惹かれたのもあるが、このやさしげな女の雰囲気もある。実際、自分以外にも同じような魔物がこの男と女のまわりに集まって、ふたりを守ろうと囲んでいるようだ。
1288眉をハの字の形にして、男が言う。その優しそうな目に惹かれて、倒された後、仲間にしてほしいと申し出た。一度断られたが、どうしても諦められず、あとをついていったら、男が立ち止まり、ため息をついてから言ったのが、その言葉だった。
「ねえ、こんなに言ってるんだから、仲間にしてあげましょうよ」
男の傍らで女が言う。美しい女だ。女を見ていると、なんだか不思議とあたたかい気持ちになってくる。ついていこうと思ったのは、男の目に惹かれたのもあるが、このやさしげな女の雰囲気もある。実際、自分以外にも同じような魔物がこの男と女のまわりに集まって、ふたりを守ろうと囲んでいるようだ。
秋月蓮華
DONEロスジェネへのお題は『このまま世界の果てに行こう』です。で書いてみた話。
コメディ
世界の果てには行きたくない(これで)ヘミングウェイが借りているログハウスの近所の家の配管に猫が入っていたのだが救出された。猫はヘミングウェイが預かることとなった。首輪をつけていて迷子札もついていたのだが書いてある電話番号にかけてもらったら使われていないと出た。
「この猫、人懐っこいし何なら俺たちで飼おうぜ」
「勝手に決めるな」
「良いだろう? アーネスト」
フィッツジェラルドが猫を、ジャパニーズボブテイルの猫を撫でる。茶色い猫だ。猫が鳴く。
猫は可愛がるものだということは魂が理解している。フィッツジェラルドに言われるのが嫌なだけだ。
猫について進展があったのは、図書館でのことだ。
「猫の飼い主が見つかっただと?」
「ええ。電話が来たの。島田君と未明が寄った店の張り紙にあったのよ。三十キロ先のところ」
1071「この猫、人懐っこいし何なら俺たちで飼おうぜ」
「勝手に決めるな」
「良いだろう? アーネスト」
フィッツジェラルドが猫を、ジャパニーズボブテイルの猫を撫でる。茶色い猫だ。猫が鳴く。
猫は可愛がるものだということは魂が理解している。フィッツジェラルドに言われるのが嫌なだけだ。
猫について進展があったのは、図書館でのことだ。
「猫の飼い主が見つかっただと?」
「ええ。電話が来たの。島田君と未明が寄った店の張り紙にあったのよ。三十キロ先のところ」
q( ゚Д゚)b
DONEお題メーカーで ss書いてみた件。「ある春の日に」
「心底憎いといった表情で」
「死んでしまいたいと思った」
3つのテーマから生前柚木になりました。不穏。(需要ないのは知ってる!)
ハルノヒそれはかもめ学園中等部の入学式でのことだ。桜が舞い散る中、俺とつかさは校門の前に並び記念写真を撮られていた。ぎこちない笑顔を作る俺の横で終始ニヤニヤするつかさ、友人から借りてきたという二眼レフカメラを手に俺たち兄弟に笑顔を要求する父、そしてその隣に俺たち三人の様子を微笑みながら見つめる母。
今思えば、それが俺たち家族の幸せの絶頂期であったように思う。
それからすぐ後だ。母は閉鎖病棟へと隔離され、父は俺たち兄弟から距離をとるように家に寄り付かなくなった。母をそこまで追い詰めたのがなんなのか、ハッキリとした理由は分からない。父は父で目の前で最愛の人の狂っていく様を見ていくのは辛かったんだと思う。家族の間に流れる不穏な空気を直視出来ずにいた。そのうち、原因を俺とつかさに見出したのか、俺たちのことを心底憎いといった表情で見るようになった。
1094今思えば、それが俺たち家族の幸せの絶頂期であったように思う。
それからすぐ後だ。母は閉鎖病棟へと隔離され、父は俺たち兄弟から距離をとるように家に寄り付かなくなった。母をそこまで追い詰めたのがなんなのか、ハッキリとした理由は分からない。父は父で目の前で最愛の人の狂っていく様を見ていくのは辛かったんだと思う。家族の間に流れる不穏な空気を直視出来ずにいた。そのうち、原因を俺とつかさに見出したのか、俺たちのことを心底憎いといった表情で見るようになった。
はなねこ
DONE美茶謎展示のみちまゆっぽいSSその2です。みちまゆ推進委員会様のラジオを聴いている時に、某少年漫画の桜餅のエピソードをみちまゆでやってほしいなあと思い書いてみた、双方無自覚なみちまゆ小話です。恋する桜餅 今日も今日とて、〇・一秒も思い迷うことなく美術室の扉を開けたわたし瞳島眉美を持ち受けていたのは、季節外れの桜の香りと、世にも奇妙な光景だった――ソファに腰を下ろした美少年達が、そろいもそろってタオルで顔を覆っているのだ。
これが漫画なら、彼らの頭上に「しくしく」という擬音が踊っていたかもしれない。一瞬、涙を拭っているのかと思ったが、どうやら違う。よくよく見てみれば、洗顔を終えた後に濡れた顔をタオルで拭いている、という表現が近い。
「みんなそろって、どうしたっていうのよ?」
訊ねながら、わたしはテーブルの上に用意された本日のお茶請け――季節外れの桜の香りの正体――漆器の銘々皿にひとつだけ残っていた桜餅へ手を伸ばした。
4260これが漫画なら、彼らの頭上に「しくしく」という擬音が踊っていたかもしれない。一瞬、涙を拭っているのかと思ったが、どうやら違う。よくよく見てみれば、洗顔を終えた後に濡れた顔をタオルで拭いている、という表現が近い。
「みんなそろって、どうしたっていうのよ?」
訊ねながら、わたしはテーブルの上に用意された本日のお茶請け――季節外れの桜の香りの正体――漆器の銘々皿にひとつだけ残っていた桜餅へ手を伸ばした。
k1rar1k
TRAINING先日呟いてたネタ。メカクレ五とめぐの先輩後輩パロの冒頭だけチラッと書いてみた。
めぐみくんは頭良くて優等生だけど、サボりたい時はサラッと消えるタイプの子です。
五条悟、通称『メカクレ先輩』。
身長は約190cmと高く、手足も長い。スタイルはとても良い。
だがしかし、五条は良くも悪くもない意味で目立っていた。
先に言った通り、五条はスタイルはとても良い。良いのだが、その上にくっつく頭は常に白くて長い髪で顔も半分ほど覆われている。鼻から下が見えるくらいで、生まれつきだというプラチホワイトの髪は人目を惹くのに、いつもボサリとしていて何とも根暗な雰囲気を出していた。
そしてその横には同じような身長と体格をした夏油傑と、小柄だが常にタバコの匂いを纏わせた家入硝子が常にいた。男女共に訳隔たり無く良いも悪いも言う家入と、社交性も高く顔も良い夏油と比べられては笑われる事が多かったが、それでも五条はあまり気にしてはいなかった。それよりも自分の顔が世に出る事の方が嫌だった。
2256身長は約190cmと高く、手足も長い。スタイルはとても良い。
だがしかし、五条は良くも悪くもない意味で目立っていた。
先に言った通り、五条はスタイルはとても良い。良いのだが、その上にくっつく頭は常に白くて長い髪で顔も半分ほど覆われている。鼻から下が見えるくらいで、生まれつきだというプラチホワイトの髪は人目を惹くのに、いつもボサリとしていて何とも根暗な雰囲気を出していた。
そしてその横には同じような身長と体格をした夏油傑と、小柄だが常にタバコの匂いを纏わせた家入硝子が常にいた。男女共に訳隔たり無く良いも悪いも言う家入と、社交性も高く顔も良い夏油と比べられては笑われる事が多かったが、それでも五条はあまり気にしてはいなかった。それよりも自分の顔が世に出る事の方が嫌だった。
Lei
DOODLE一度は書いてみたかった寿命ネタ。自分が死んだときになんて言い残すのか考える🦊と、その答えに納得いかない👹の話
忘失「俺は忘れて欲しいけどなぁ」
「は?」
忘れて欲しいという言葉が出たのは、ヴォックスと2人並んで映画を見ている時だった。内容はよくある悲恋物語。異種族に恋した娘が彼を置いて死んでいくことを悲しんで、
“私を忘れないで”
と懇願して彼に一生解けない呪いをかけて死んでいくシーン。俺だったら何て言うかなってふと思ったんだ。ヴォックスは鬼だから、きっと俺より長く生きる。俺がヴォックスを置いていくことはあれど、ヴォックスが俺をおいていくことはない。なら俺は映画の中の彼女と同じ。なら俺はどんな呪いをかけて死のうか考えた時、出た結論は映画とは真逆の“忘れて欲しい”という言葉だった。
「待て、ミスタ。その言葉は恐らく映画を受けての事だと思うが、お前は俺に忘れてもらいたいのか?」
1485「は?」
忘れて欲しいという言葉が出たのは、ヴォックスと2人並んで映画を見ている時だった。内容はよくある悲恋物語。異種族に恋した娘が彼を置いて死んでいくことを悲しんで、
“私を忘れないで”
と懇願して彼に一生解けない呪いをかけて死んでいくシーン。俺だったら何て言うかなってふと思ったんだ。ヴォックスは鬼だから、きっと俺より長く生きる。俺がヴォックスを置いていくことはあれど、ヴォックスが俺をおいていくことはない。なら俺は映画の中の彼女と同じ。なら俺はどんな呪いをかけて死のうか考えた時、出た結論は映画とは真逆の“忘れて欲しい”という言葉だった。
「待て、ミスタ。その言葉は恐らく映画を受けての事だと思うが、お前は俺に忘れてもらいたいのか?」
moko_tasogare
CAN’T MAKEタソガレドキのお見合いごっこ、書いてみたけど、やっぱりふわふわ&ダラダラしてるのでポイピクで載せます😅ちょっと長い呟きくらいに思ってください😂
お見合いごっこ3【第二戦】
雑渡 「手本を見せてあげよう」
そう言って発表した第二戦の配役は以下の通りだった。
父 反屋
母 押都
娘 椎良
彼氏 山本
五条 「勘介がんばれー!彼氏役が経験者の山本小頭なら絶対お嫁にいけるぞー!」
椎良 「でも相手は押都小頭だぞ!?」
そうこう話している間に、雑渡は両者の真ん中に座って、どうやら審判の役目を務めるらしい。
雑渡 「両者、遠慮せず五車の術でも何でも使っていいからね。それじゃあ早速、開始!」
山本 「はじめまして、勘介子さんとお付き合いをさせていただいております、山本と申します」
全員 「ブハッっ!!」
一発目で全員吹いてしまった。なんだ勘介子さんって。名付け感覚が他の人と違うような気がする。しかしみんなの反応は気にせず山本は続ける。
2970雑渡 「手本を見せてあげよう」
そう言って発表した第二戦の配役は以下の通りだった。
父 反屋
母 押都
娘 椎良
彼氏 山本
五条 「勘介がんばれー!彼氏役が経験者の山本小頭なら絶対お嫁にいけるぞー!」
椎良 「でも相手は押都小頭だぞ!?」
そうこう話している間に、雑渡は両者の真ん中に座って、どうやら審判の役目を務めるらしい。
雑渡 「両者、遠慮せず五車の術でも何でも使っていいからね。それじゃあ早速、開始!」
山本 「はじめまして、勘介子さんとお付き合いをさせていただいております、山本と申します」
全員 「ブハッっ!!」
一発目で全員吹いてしまった。なんだ勘介子さんって。名付け感覚が他の人と違うような気がする。しかしみんなの反応は気にせず山本は続ける。
T4Xv3
CAN’T MAKE最近ちょっと気になってるノスドラを、試しに書いてみたもの。あんまりカップリング感ないので師弟もしくはノス+ドラって感じです
結局週二で通う羽目になった 元来、吸血鬼という生き物は夜の世界の住人であり、人間よりもはるかに“あちら側”に近い存在なのだ。その性質上、人間が幽霊と呼ぶこの世の者でなくなった存在も知覚できるのは勿論のこと、より強い力を持つ吸血鬼にはそれらを祓う能力を持つような個体も存在する。
しかし、興味深いことにここで述べた“能力”というのは、よく言及される変身や幻覚といった吸血鬼の能力として知られるものとはカテゴリーが異なるのだ。つまるところこれは、吸血鬼からも「何の能力もない」と見なされる存在が実は“能力”を持っていました、という状況が起こり得ることを意味している。
閑話休題。竜の一族の末子が新横浜でトンチキに暮らす時分から、遡ること約二百年。時は、一族で最も虚弱で、何の能力も持たない子供が“氷笑卿”と呼ばれる吸血鬼に預けられた頃のこと。
3895しかし、興味深いことにここで述べた“能力”というのは、よく言及される変身や幻覚といった吸血鬼の能力として知られるものとはカテゴリーが異なるのだ。つまるところこれは、吸血鬼からも「何の能力もない」と見なされる存在が実は“能力”を持っていました、という状況が起こり得ることを意味している。
閑話休題。竜の一族の末子が新横浜でトンチキに暮らす時分から、遡ること約二百年。時は、一族で最も虚弱で、何の能力も持たない子供が“氷笑卿”と呼ばれる吸血鬼に預けられた頃のこと。
izayoi601
DONE私の中で惇攸ブーム到来で書いてみた惇攸の現パロです。居酒屋の相席から始まる関係。お互い想ってはいるけれど言葉足らずだったり不器用だったりの両片思いが理想です…どちらかというと荀攸殿の方が悶々と募らせがちなのが好きです。この後釣りに行っても気遣いすぎて距離が縮まるまで長そうな二人。もし宜しければ。酔いに任せて「相席でも宜しいでしょうか?」
会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。
4440会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。
rosso_addict
TRAINING一度書いてみたかった神父犬飼×悪魔辻ちゃんです。個人的に神父パロで「先輩」って呼ばせにくかったので呼び方変えてます。
エワ開催&犬辻ぷち開催おめでとうございます!拙作も賑やかしになれば幸いです。
あくまでパートナー※辻が犬飼のことを「神父様」と読んでいます。
山深き森の中に小さな村があった。人々は信心深く、日々慎ましく暮らしていた。
村の奥にある教会は若い金髪碧眼の犬飼という名の青年が神父として一人で管理していた。
夜の村はすぐに寝静まる。家の灯りは早々に消え、山や森が夜空より濃い闇となって黒々とそびえ立つ。
「……こんばんは。」
闇夜に紛れて勝手口から入ってきたのは黒髪の青年だった。
「こんばんは、辻ちゃん。いい夜だね。」
「はい、神父様。悪魔には好都合です。」
ロウソクの灯りに近づくと黒髪の頭の左右に小さいが赤い角が生えている。背には蝙蝠のような羽が畳まれていた。
夜中の訪問者を書斎まで案内すると犬飼は真新しい本を手に取った。革張りのソファに並んで座り辻に文章を指し示しながら読み始める。読み上げる軽やかな声が優しく響いた。
2836山深き森の中に小さな村があった。人々は信心深く、日々慎ましく暮らしていた。
村の奥にある教会は若い金髪碧眼の犬飼という名の青年が神父として一人で管理していた。
夜の村はすぐに寝静まる。家の灯りは早々に消え、山や森が夜空より濃い闇となって黒々とそびえ立つ。
「……こんばんは。」
闇夜に紛れて勝手口から入ってきたのは黒髪の青年だった。
「こんばんは、辻ちゃん。いい夜だね。」
「はい、神父様。悪魔には好都合です。」
ロウソクの灯りに近づくと黒髪の頭の左右に小さいが赤い角が生えている。背には蝙蝠のような羽が畳まれていた。
夜中の訪問者を書斎まで案内すると犬飼は真新しい本を手に取った。革張りのソファに並んで座り辻に文章を指し示しながら読み始める。読み上げる軽やかな声が優しく響いた。
mayooh07Z
MOURNINGカレンダー企画で、「ひまわりor七夕」というふうにお題をいただいて書いてみた七夕verです〜🎋悩んだ結果ひまわりの方にしたんですが…どっちが良かったのかいまだに分からない…
まさのりoni
MAIKING【ぎゆさね】白銀の世界、ゲレンデで出会う二人、一目ぼれから始まるベッタベタなBL設定の話、どっかに落ちてるよなぁ!?て思ったけど書いてみた。スノーボード初心者の義勇くん、いっけなーい、ぶつかっちゃう!!!
雪だるまに恋して【前編】 空は雲一つない快晴、ここ数日続いた吹雪がウソのように晴れ渡って、雪山のゲレンデはこれ以上ないほどのベストコンディションだ。早朝から動き始めたリフトに乗り、山頂までやってきた実弥の頬を、澄んだ冷たい空気がすり抜ける。大きく吸い込んで肺を満たすと、自然とイヤなことを頭の隅に追いやることができた。周囲の木立からキラキラと落ちてきた粉雪は、実弥の白い頬の上で溶けて、消えていく。
朝の陽光が新雪に反射して、眩しいほどの銀世界。実弥の銀髪は太陽の光に透けてふわりと輝いて見えた。全身は上下が黒、わずかにシルバーのラインの入ったウェア姿で雪上に立つ。
「せっかくのシーズン、こうでなくちゃなァ」
実弥はひとりそう呟いて、長めの前髪をかきあげてゴーグルをつけると、ブーツをスノーボードに手早く装着した。ポンとひと跳ねして斜面に飛び出すと、まだ人のほとんどいない山頂の上級コースを颯爽と滑り出した。
7636朝の陽光が新雪に反射して、眩しいほどの銀世界。実弥の銀髪は太陽の光に透けてふわりと輝いて見えた。全身は上下が黒、わずかにシルバーのラインの入ったウェア姿で雪上に立つ。
「せっかくのシーズン、こうでなくちゃなァ」
実弥はひとりそう呟いて、長めの前髪をかきあげてゴーグルをつけると、ブーツをスノーボードに手早く装着した。ポンとひと跳ねして斜面に飛び出すと、まだ人のほとんどいない山頂の上級コースを颯爽と滑り出した。
idea1202
MAIKINGファンとユーシェンが入れ替わる話を書いてみた。ちゃんと書けてるかは分からん…
よくある入れ替わり?作者談:これ導入難しいだろうな、って思った。だって、入れ替わる方法がなかなか分からないから…キィの働きに期待だな…って思った。ん…?まて、私キィのことあんまり知らないぞ…?大丈夫か…?
これは俺のせいなのか…?いや、違う。絶対アイツのせいだ。今、目の前で起こっていることは一般的に見ればただの店子と家主の口論ではある。しかし、会話の端々をよく聞くといつもと違う事に気づく。ことの始まりは数時間前に遡る…
ファンクビートはいつも通り研究を行っていた。しかし、机上に見慣れないものが置かれてあったのが全ての始まりであった。それは、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶だった。
「なんだこれは…今まで見たことの無いものだが…試しに誰かに飲ませるか。」
1409これは俺のせいなのか…?いや、違う。絶対アイツのせいだ。今、目の前で起こっていることは一般的に見ればただの店子と家主の口論ではある。しかし、会話の端々をよく聞くといつもと違う事に気づく。ことの始まりは数時間前に遡る…
ファンクビートはいつも通り研究を行っていた。しかし、机上に見慣れないものが置かれてあったのが全ての始まりであった。それは、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶だった。
「なんだこれは…今まで見たことの無いものだが…試しに誰かに飲ませるか。」
deadstarfading
DOODLE変な時間に寝て起きた時に見た変な夢の話を半ロナで書いてみたらおかしなことになったやつ。書き散らしに近いのでぽいぽい。怪我とか痛々しいので注意。一応全年齢。短いよ。
red angel『なんで気づいちゃったんだよ』
光輪が波打つようにうねり、ゆらめく。
子供の頃に見た、恐竜の骨からできたというファイアオパールのように燃え輝く両の翼。白くはないのだな、それも派手好きなコイツらしい、と納得する俺の目の前で、水晶のような涙をロナルドが零し続けている。コツン、コツン、と地面を打つ音に注意を惹かれて見下ろすと、足元が美しく透明な石で埋められつつあった。
『気づかなけりゃ、ずっとお前と一緒にいられたのに』
俺だけに向けられた「お前」。魂を震わせるような喜びと、示唆された結末への拒絶。
いやだ。行くな。消えないでくれ。
ロナルド。
俺はまだお前に——
ピピピピピ——
素早くアラームを切って、起き上がる。
3637光輪が波打つようにうねり、ゆらめく。
子供の頃に見た、恐竜の骨からできたというファイアオパールのように燃え輝く両の翼。白くはないのだな、それも派手好きなコイツらしい、と納得する俺の目の前で、水晶のような涙をロナルドが零し続けている。コツン、コツン、と地面を打つ音に注意を惹かれて見下ろすと、足元が美しく透明な石で埋められつつあった。
『気づかなけりゃ、ずっとお前と一緒にいられたのに』
俺だけに向けられた「お前」。魂を震わせるような喜びと、示唆された結末への拒絶。
いやだ。行くな。消えないでくれ。
ロナルド。
俺はまだお前に——
ピピピピピ——
素早くアラームを切って、起き上がる。
銀鳩堂
PROGRESSヤンクロ第2部第2話今回はディアヴァルとグリムヒルデの間が近づいたいきさつについて書きました。
ディアヴァルは第二部ではずっとカラスのままです。茨の魔女亡き今、魔法は使えず変身能力もない、グリムヒルデ(後の美しき女王)と会話もできない、ただ見守るしかできないカラスなのです。第二部の試みとして、徹底してディアヴァル視点で書いてみたいと思っています。(カラス小ネタあり。本文1644文字)
ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部二話「ディアヴァルとグリムヒルデ」 ディアヴァルは、王を名乗る男が立ち去った後もグリムヒルデの家の回りにとどまって彼女を観察し続けた。
麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
2367麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
ichi_branch
INFOどむさぶ🔥🎴読んでいただいてありがとうございます(*´ω`)嬉しいのでお返事させてください。
スーパー攻め様(この言い方もしかして古い…?)みたいなタイプじゃないどむ🔥さんをちょっと書いてみたくなったので走り始めたシリーズですが、はじめてのどむさぶにも関わらずついてきてくださって嬉しいです✨
完結まできちんと書き上げる予定ですので、しばしお付き合いください🙏
りくり
MOURNINGみか→←マリ←七七ツ森くん落ちの全16話予定だったもののプロット。書く予定がなくなってしまったけど私的には読みたかったのでこう、勿体ない気持ちでプロットだけ残しておく……
いつか、余裕ができたら書いてみたい気持ちは残ってます…… 6