書いてみた
izayoi601
DONE私の中で惇攸ブーム到来で書いてみた惇攸の現パロです。居酒屋の相席から始まる関係。お互い想ってはいるけれど言葉足らずだったり不器用だったりの両片思いが理想です…どちらかというと荀攸殿の方が悶々と募らせがちなのが好きです。この後釣りに行っても気遣いすぎて距離が縮まるまで長そうな二人。もし宜しければ。酔いに任せて「相席でも宜しいでしょうか?」
会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。
4440会社近くにあるこの居酒屋ではよくある台詞だ、特に断る理由も無く頷いた。此処は摘まみも安くて美味いからな、少し飲みたいくらいの時に丁度良い。
「失礼する」
軽く挨拶だけ交わし、食事だけ済ませるつもりだったが。
「夏侯惇部長……?」
聞き覚えのある声に、卓を挟み向かい合わせた風貌に一瞬片眼を見開く。無造作に跳ねた黒髪と無精髭だが、整然と着こなす灰のスーツ。冷静に相手を映す、紺碧の眼差し。こいつは、確か。
「……お前、確か……経理部の……」
「はい、荀公達……荀攸と申します」
「知っている」
「ありがとうございます……」
毅然と応える態度に、思い起こす。そうだ、社の全体会議で見かけた。何時も隅の方に座って、自ら発言もせず表情も変えない奴。
rosso_addict
TRAINING一度書いてみたかった神父犬飼×悪魔辻ちゃんです。個人的に神父パロで「先輩」って呼ばせにくかったので呼び方変えてます。
エワ開催&犬辻ぷち開催おめでとうございます!拙作も賑やかしになれば幸いです。
あくまでパートナー※辻が犬飼のことを「神父様」と読んでいます。
山深き森の中に小さな村があった。人々は信心深く、日々慎ましく暮らしていた。
村の奥にある教会は若い金髪碧眼の犬飼という名の青年が神父として一人で管理していた。
夜の村はすぐに寝静まる。家の灯りは早々に消え、山や森が夜空より濃い闇となって黒々とそびえ立つ。
「……こんばんは。」
闇夜に紛れて勝手口から入ってきたのは黒髪の青年だった。
「こんばんは、辻ちゃん。いい夜だね。」
「はい、神父様。悪魔には好都合です。」
ロウソクの灯りに近づくと黒髪の頭の左右に小さいが赤い角が生えている。背には蝙蝠のような羽が畳まれていた。
夜中の訪問者を書斎まで案内すると犬飼は真新しい本を手に取った。革張りのソファに並んで座り辻に文章を指し示しながら読み始める。読み上げる軽やかな声が優しく響いた。
2836山深き森の中に小さな村があった。人々は信心深く、日々慎ましく暮らしていた。
村の奥にある教会は若い金髪碧眼の犬飼という名の青年が神父として一人で管理していた。
夜の村はすぐに寝静まる。家の灯りは早々に消え、山や森が夜空より濃い闇となって黒々とそびえ立つ。
「……こんばんは。」
闇夜に紛れて勝手口から入ってきたのは黒髪の青年だった。
「こんばんは、辻ちゃん。いい夜だね。」
「はい、神父様。悪魔には好都合です。」
ロウソクの灯りに近づくと黒髪の頭の左右に小さいが赤い角が生えている。背には蝙蝠のような羽が畳まれていた。
夜中の訪問者を書斎まで案内すると犬飼は真新しい本を手に取った。革張りのソファに並んで座り辻に文章を指し示しながら読み始める。読み上げる軽やかな声が優しく響いた。
mayooh07Z
MOURNINGカレンダー企画で、「ひまわりor七夕」というふうにお題をいただいて書いてみた七夕verです〜🎋悩んだ結果ひまわりの方にしたんですが…どっちが良かったのかいまだに分からない…
まさのりoni
MAIKING【ぎゆさね】白銀の世界、ゲレンデで出会う二人、一目ぼれから始まるベッタベタなBL設定の話、どっかに落ちてるよなぁ!?て思ったけど書いてみた。スノーボード初心者の義勇くん、いっけなーい、ぶつかっちゃう!!!
雪だるまに恋して【前編】 空は雲一つない快晴、ここ数日続いた吹雪がウソのように晴れ渡って、雪山のゲレンデはこれ以上ないほどのベストコンディションだ。早朝から動き始めたリフトに乗り、山頂までやってきた実弥の頬を、澄んだ冷たい空気がすり抜ける。大きく吸い込んで肺を満たすと、自然とイヤなことを頭の隅に追いやることができた。周囲の木立からキラキラと落ちてきた粉雪は、実弥の白い頬の上で溶けて、消えていく。
朝の陽光が新雪に反射して、眩しいほどの銀世界。実弥の銀髪は太陽の光に透けてふわりと輝いて見えた。全身は上下が黒、わずかにシルバーのラインの入ったウェア姿で雪上に立つ。
「せっかくのシーズン、こうでなくちゃなァ」
実弥はひとりそう呟いて、長めの前髪をかきあげてゴーグルをつけると、ブーツをスノーボードに手早く装着した。ポンとひと跳ねして斜面に飛び出すと、まだ人のほとんどいない山頂の上級コースを颯爽と滑り出した。
7636朝の陽光が新雪に反射して、眩しいほどの銀世界。実弥の銀髪は太陽の光に透けてふわりと輝いて見えた。全身は上下が黒、わずかにシルバーのラインの入ったウェア姿で雪上に立つ。
「せっかくのシーズン、こうでなくちゃなァ」
実弥はひとりそう呟いて、長めの前髪をかきあげてゴーグルをつけると、ブーツをスノーボードに手早く装着した。ポンとひと跳ねして斜面に飛び出すと、まだ人のほとんどいない山頂の上級コースを颯爽と滑り出した。
idea1202
MAIKINGファンとユーシェンが入れ替わる話を書いてみた。ちゃんと書けてるかは分からん…
よくある入れ替わり?作者談:これ導入難しいだろうな、って思った。だって、入れ替わる方法がなかなか分からないから…キィの働きに期待だな…って思った。ん…?まて、私キィのことあんまり知らないぞ…?大丈夫か…?
これは俺のせいなのか…?いや、違う。絶対アイツのせいだ。今、目の前で起こっていることは一般的に見ればただの店子と家主の口論ではある。しかし、会話の端々をよく聞くといつもと違う事に気づく。ことの始まりは数時間前に遡る…
ファンクビートはいつも通り研究を行っていた。しかし、机上に見慣れないものが置かれてあったのが全ての始まりであった。それは、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶だった。
「なんだこれは…今まで見たことの無いものだが…試しに誰かに飲ませるか。」
1409これは俺のせいなのか…?いや、違う。絶対アイツのせいだ。今、目の前で起こっていることは一般的に見ればただの店子と家主の口論ではある。しかし、会話の端々をよく聞くといつもと違う事に気づく。ことの始まりは数時間前に遡る…
ファンクビートはいつも通り研究を行っていた。しかし、机上に見慣れないものが置かれてあったのが全ての始まりであった。それは、緑色のいかにも怪しい液体の入った小さな小瓶だった。
「なんだこれは…今まで見たことの無いものだが…試しに誰かに飲ませるか。」
deadstarfading
DOODLE変な時間に寝て起きた時に見た変な夢の話を半ロナで書いてみたらおかしなことになったやつ。書き散らしに近いのでぽいぽい。怪我とか痛々しいので注意。一応全年齢。短いよ。
red angel『なんで気づいちゃったんだよ』
光輪が波打つようにうねり、ゆらめく。
子供の頃に見た、恐竜の骨からできたというファイアオパールのように燃え輝く両の翼。白くはないのだな、それも派手好きなコイツらしい、と納得する俺の目の前で、水晶のような涙をロナルドが零し続けている。コツン、コツン、と地面を打つ音に注意を惹かれて見下ろすと、足元が美しく透明な石で埋められつつあった。
『気づかなけりゃ、ずっとお前と一緒にいられたのに』
俺だけに向けられた「お前」。魂を震わせるような喜びと、示唆された結末への拒絶。
いやだ。行くな。消えないでくれ。
ロナルド。
俺はまだお前に——
ピピピピピ——
素早くアラームを切って、起き上がる。
3637光輪が波打つようにうねり、ゆらめく。
子供の頃に見た、恐竜の骨からできたというファイアオパールのように燃え輝く両の翼。白くはないのだな、それも派手好きなコイツらしい、と納得する俺の目の前で、水晶のような涙をロナルドが零し続けている。コツン、コツン、と地面を打つ音に注意を惹かれて見下ろすと、足元が美しく透明な石で埋められつつあった。
『気づかなけりゃ、ずっとお前と一緒にいられたのに』
俺だけに向けられた「お前」。魂を震わせるような喜びと、示唆された結末への拒絶。
いやだ。行くな。消えないでくれ。
ロナルド。
俺はまだお前に——
ピピピピピ——
素早くアラームを切って、起き上がる。
銀鳩堂
PROGRESSヤンクロ第2部第2話今回はディアヴァルとグリムヒルデの間が近づいたいきさつについて書きました。
ディアヴァルは第二部ではずっとカラスのままです。茨の魔女亡き今、魔法は使えず変身能力もない、グリムヒルデ(後の美しき女王)と会話もできない、ただ見守るしかできないカラスなのです。第二部の試みとして、徹底してディアヴァル視点で書いてみたいと思っています。(カラス小ネタあり。本文1644文字)
ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部二話「ディアヴァルとグリムヒルデ」 ディアヴァルは、王を名乗る男が立ち去った後もグリムヒルデの家の回りにとどまって彼女を観察し続けた。
麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
2367麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
ichi_branch
INFOどむさぶ🔥🎴読んでいただいてありがとうございます(*´ω`)嬉しいのでお返事させてください。
スーパー攻め様(この言い方もしかして古い…?)みたいなタイプじゃないどむ🔥さんをちょっと書いてみたくなったので走り始めたシリーズですが、はじめてのどむさぶにも関わらずついてきてくださって嬉しいです✨
完結まできちんと書き上げる予定ですので、しばしお付き合いください🙏
りくり
MOURNINGみか→←マリ←七七ツ森くん落ちの全16話予定だったもののプロット。書く予定がなくなってしまったけど私的には読みたかったのでこう、勿体ない気持ちでプロットだけ残しておく……
いつか、余裕ができたら書いてみたい気持ちは残ってます…… 6
アカリチャン!
REHABILI長らくご無沙汰していたので、リハビリがてら書いた家族ifです…。短めな話を書いてみたかったんですけど纏まり無さすぎ。絶賛スランプ⚠️ゲロ甘注意
久しぶりなんで、頭からっぽにして読んでもろて。
Pass:拓哉が飼い始めた🐰の名前
※最後の方はあるディズニー映画の事だよ🫁 2493
8ma92taicho
TRAININGネタバレ:私もストーカーされる七海を書いてみたかった。七五です。切って、落とされる。前回までのあらすじ!
七海がストーカーされてる。
「で何?ラブレターと写真と出待ち?」
「そうですね、今日もいらっしゃいましたよ。まったく律義なことで」
七海がサイドチェストの一番上の引き出しを漁り、取り出したものを僕にポンと投げて寄越した。淡いピンク色の可愛らしい封筒が二つ。ただしその分厚さは全然可愛くない。
オマケにどちらも消印と住所の記載は一切なく『七海建人様へ』の六文字だけ。
昨今防犯上表札出さない家が増えたのに、住所どころかポストまで突き止めるとは中々根性がある。
封筒を逆さにすると中身がボスッと音を立ててシーツに受け止められる。
手紙の内容をざっと見るに、まあ予想通りというか、こいつが任務中に庇ったことでうっかり逆上せあがった一般人らしい。こいつといい傑といい、本当にこいつらそういうの多いよね。
2059七海がストーカーされてる。
「で何?ラブレターと写真と出待ち?」
「そうですね、今日もいらっしゃいましたよ。まったく律義なことで」
七海がサイドチェストの一番上の引き出しを漁り、取り出したものを僕にポンと投げて寄越した。淡いピンク色の可愛らしい封筒が二つ。ただしその分厚さは全然可愛くない。
オマケにどちらも消印と住所の記載は一切なく『七海建人様へ』の六文字だけ。
昨今防犯上表札出さない家が増えたのに、住所どころかポストまで突き止めるとは中々根性がある。
封筒を逆さにすると中身がボスッと音を立ててシーツに受け止められる。
手紙の内容をざっと見るに、まあ予想通りというか、こいつが任務中に庇ったことでうっかり逆上せあがった一般人らしい。こいつといい傑といい、本当にこいつらそういうの多いよね。
Luinil7
CAN’T MAKEフォロワーさんにリク頂いた「ジェオに隠れて肉体的に苦しむイーくん」なSS・・・になってるか怪しいんですけど一応そんな話です。マアヤサカモトの「色彩」を元ネタにさせて頂きました。「一人になると聞こえるの 苦しいならやめていいと」がめっちゃくちゃイーくんだなって思ってたので一回書いてみたかった。結果とっ散らかった。すみません・・・
"その日"が明日来ても薄暗い寝室に、重たい咳の音だけが響いている。
畳みかけのマントの端がベッドの縁から垂れ下がり、イーグルが咳き込む度、その振動でマントの先端を飾る金属が不規則に床を鳴らした。
ベッドに凭れるように座り込み、口を押さえて咳き込み続けている彼の膝元には、小さな血溜まりが出来ている。
「―――っげほ、ごほごほっ・・・!」
一向に治まる気配のない発作、しかし誰かに助けを求めるわけにもいかないイーグルには、ひたすら耐えるしか為す術がない。
彼の副官がこの場にいたなら、少なくともその身を抱き寄せ、辛抱強く背中をさすってくれたことだろうが、残念ながらそれは叶わない、願う資格すらない夢だ。
(・・・ジェオ・・・)
それでも、どうしてもあの手の温かさを想ってしまう。
3033畳みかけのマントの端がベッドの縁から垂れ下がり、イーグルが咳き込む度、その振動でマントの先端を飾る金属が不規則に床を鳴らした。
ベッドに凭れるように座り込み、口を押さえて咳き込み続けている彼の膝元には、小さな血溜まりが出来ている。
「―――っげほ、ごほごほっ・・・!」
一向に治まる気配のない発作、しかし誰かに助けを求めるわけにもいかないイーグルには、ひたすら耐えるしか為す術がない。
彼の副官がこの場にいたなら、少なくともその身を抱き寄せ、辛抱強く背中をさすってくれたことだろうが、残念ながらそれは叶わない、願う資格すらない夢だ。
(・・・ジェオ・・・)
それでも、どうしてもあの手の温かさを想ってしまう。
ああや
DOODLE裏で2つ重いの書いてるので息抜きにTwitterで呟いてたしょうもないネタをちゃんと書いてみた超なかよしどつ
モブ生徒結構出てきます。
エクストラホワイトミルキーアーモンド杏仁キャラメルチョコレートフラペチーノ授業終わり盧笙が廊下を歩いているといきなりガシッと誰かに腕を掴まれた。驚いて振り返るとA組の女子生徒の一人が真剣な顔で盧笙を見ていた。後ろには同じような表情を浮かべた子もふたり。
「センセ、どつ、仲ええやんな!?」
「は、」
「ええって、ええって言うて!」
「いや、ええやんな!?アタシ知ってるから、ぬるさらのインスタ見てるから!」
「ビジネス不仲やろ?」
?、?、?盧笙の頭はまたたく間にクエッションマークでいっぱいになった。
「と、とりあ」
すると向こうからC組の女の子達が『ろしょせんせー!』とスマホを片手に走ってくるのが見えた。
出席簿の中とポケットの中にポッキーの小袋やら飴やらを隠しながら盧笙は職員室に戻った。
4906「センセ、どつ、仲ええやんな!?」
「は、」
「ええって、ええって言うて!」
「いや、ええやんな!?アタシ知ってるから、ぬるさらのインスタ見てるから!」
「ビジネス不仲やろ?」
?、?、?盧笙の頭はまたたく間にクエッションマークでいっぱいになった。
「と、とりあ」
すると向こうからC組の女の子達が『ろしょせんせー!』とスマホを片手に走ってくるのが見えた。
出席簿の中とポケットの中にポッキーの小袋やら飴やらを隠しながら盧笙は職員室に戻った。
mao_skyland
CAN’T MAKE両片想いうずさね。素敵な呟きに見たい😍と飛び付いたら「ふりぃ素材だから使っていいよ」ってぶうめらん飛んできた=🪃(´□`)笑折角なので書いてみたけど、切なくしたかったのにアン〇ャッシュに💦さーせん😂
キめ学の📿さんて目見えてるよね?🎴が描いた🐱の絵見て何だこれはって言ってたし。見えてる📿さん設定です。
『遠回り』 ガシャン。
穏やかな瞳で紡がれるその言葉に止めを刺されたような気がして、自分の中で何かが音を立てて粉々に砕け散っていった。
「おっはよー。さねみチャン♡」
「さねみチャン言うなァ」
「固ぇこと言うなって。あ、なぁ煉獄。アレなんだけどよ」
「うむ。それならもう済ませてあるぞ!」
「マジか!サンキュー。さっすが付き合い長いだけあるよな」
宇髄が煉獄と肩を組み、手でバンバンとその肩を叩く。なんてことない朝のやり取り。目の前で繰り広げられる光景に、ふいと目を逸らした。宇髄と煉獄は学生時代からの付き合いらしく、ひどく仲が良い。本来なら微笑ましい光景なのだろうが、オレはこの二人を見ているのが辛かった。
いつからだったか。明確にここからということは無いが、気付けば宇髄のことを目で追うようになっていた。オレが困っているといつもさりげなく助けてくれる。一見チャラチャラしていていい加減に見えるが、その実優しくて頼りになるあの男に…惹かれた。しかし宇髄を目で追っていると、いつもその先には煉獄の姿。愉しげに笑い合う二人にきっとそういうことなのだろうと、自分の心に蓋をした。
5081穏やかな瞳で紡がれるその言葉に止めを刺されたような気がして、自分の中で何かが音を立てて粉々に砕け散っていった。
「おっはよー。さねみチャン♡」
「さねみチャン言うなァ」
「固ぇこと言うなって。あ、なぁ煉獄。アレなんだけどよ」
「うむ。それならもう済ませてあるぞ!」
「マジか!サンキュー。さっすが付き合い長いだけあるよな」
宇髄が煉獄と肩を組み、手でバンバンとその肩を叩く。なんてことない朝のやり取り。目の前で繰り広げられる光景に、ふいと目を逸らした。宇髄と煉獄は学生時代からの付き合いらしく、ひどく仲が良い。本来なら微笑ましい光景なのだろうが、オレはこの二人を見ているのが辛かった。
いつからだったか。明確にここからということは無いが、気付けば宇髄のことを目で追うようになっていた。オレが困っているといつもさりげなく助けてくれる。一見チャラチャラしていていい加減に見えるが、その実優しくて頼りになるあの男に…惹かれた。しかし宇髄を目で追っていると、いつもその先には煉獄の姿。愉しげに笑い合う二人にきっとそういうことなのだろうと、自分の心に蓋をした。
r__iy1105
MAIKINGぼちぼち呟いてたしょ田くんの話いぞーのしょ田くんとのどたばた話をな。息抜きにな、書いてみたんだ……
小さくなった新兵衛は記憶も後退しているらしく、あれだけ好きだった武市先生の事さえも記憶にないらしい。
わしの記憶も、勤王の記憶もない。
況してや、自分が英霊になったと言う記憶すらない新兵衛は不安で泣き出してしまった。
幸か不幸かたまたま見付けたのがわしだったのもあって、新兵衛を落ち着かせる事が出来た。
生前、先生から新兵衛の話はぼんやりではあるが聞いていた。
本当は次男坊で、血の繋がった兄が居た事。
「兄さ、どこ」
ここには居ない兄を探して、泣き出していた新兵衛。
最初は面白がってやろうと思っていたが、本格的に泣き出した新兵衛を放って置く事も出来ずに抱き上げた。
弟にそうしていた様に、不安で泣いている新兵衛を抱いて胸へと引き寄せる。
1954わしの記憶も、勤王の記憶もない。
況してや、自分が英霊になったと言う記憶すらない新兵衛は不安で泣き出してしまった。
幸か不幸かたまたま見付けたのがわしだったのもあって、新兵衛を落ち着かせる事が出来た。
生前、先生から新兵衛の話はぼんやりではあるが聞いていた。
本当は次男坊で、血の繋がった兄が居た事。
「兄さ、どこ」
ここには居ない兄を探して、泣き出していた新兵衛。
最初は面白がってやろうと思っていたが、本格的に泣き出した新兵衛を放って置く事も出来ずに抱き上げた。
弟にそうしていた様に、不安で泣いている新兵衛を抱いて胸へと引き寄せる。
TuneniSukebe
CAN’T MAKE(読まなくていいキャプション)ピロートークアンソロジーを夢見て書いたのに自分の書いてみた話がろくにピロートークしてない事に気づきました。私にひめ巽のピロートークを恵んで下さい。何ならピロートークじゃなくても次の日の朝……とかでもいいです。事後アンソロジー。ひめ巽事後アンソロジー欲しいよぉママ……言い出しっぺの法則とは言わないで下さい、自分の下着で興奮する為に常に正気を失っているのに……
ピロートークの出来ない2人 サイドテーブルに乗ったライトがギリギリまでその光度を落として、鈍く部屋を照らしている。カーテンは全て閉め切り、月明かりすら入らない部屋に二人の影はあった。
「……灯り、付けますよ」
事の前、巽は部屋を暗くしようと言い出した。HiMERUは最初、できる限り要望には応えようと灯りを消していったが、最後に残されていたライトまで消そうとしたものだから、流石にその手を止めた。
もしやこの男は、月が見ているだとか、神が見ているとでも言い出すのではないか。そう一瞬思い顔を顰めたが、巽は「恥ずかしいので」と囁くだけでそれ以上は何も言わなかった。
「え……っと、待って下さいね、下着が見つからなくて」
あれだけ長時間いたのだから、暗闇にも大分目は慣れたものの、ベッドの範囲外となると何も見えず、巽は手探りで床を確認し出した。
2342「……灯り、付けますよ」
事の前、巽は部屋を暗くしようと言い出した。HiMERUは最初、できる限り要望には応えようと灯りを消していったが、最後に残されていたライトまで消そうとしたものだから、流石にその手を止めた。
もしやこの男は、月が見ているだとか、神が見ているとでも言い出すのではないか。そう一瞬思い顔を顰めたが、巽は「恥ずかしいので」と囁くだけでそれ以上は何も言わなかった。
「え……っと、待って下さいね、下着が見つからなくて」
あれだけ長時間いたのだから、暗闇にも大分目は慣れたものの、ベッドの範囲外となると何も見えず、巽は手探りで床を確認し出した。
izayoi601
DONE一度はにょたほせもと理想のまま書いてみた学パロ超法♀です。あまり普段と変わらない両片思いですが、外見よりも純粋な女子であってほしいと妄想したらこうなりました…庶岱♀も少しだけ。もしご興味ありましたら。はじめての騒めき。「おはよう、法正殿!」
朝から大声で呼ばれ見上げれば、眩む程の金髪と力強い眼差しを向けられ溜息が漏れる。
「おはようございます、馬超殿」
「うむ、今日も会えて嬉しいぞ」
同じ教室、席が近いとなれば嫌でも顔合わすだろうが。
「ん……法正殿、また装飾が増えていないか」
「ああ、これ……ふ……ちょっとした、報恩ですよ」
ブレスレットの光る手首を翳し、口角を上げる。自らを飾るのは嫌いでは無く、派手な容姿のせいか報いにと増えてはいた。返事をするまで煩いので適当に挨拶はしてやったが、何処までもしつこく暑苦しい。
「……馬超殿は本当に、誰に対しても物怖じ無いですね」
「ん?それはそうだろう、俺は熱き魂を以て皆と絆を深めたいからだ」
2237朝から大声で呼ばれ見上げれば、眩む程の金髪と力強い眼差しを向けられ溜息が漏れる。
「おはようございます、馬超殿」
「うむ、今日も会えて嬉しいぞ」
同じ教室、席が近いとなれば嫌でも顔合わすだろうが。
「ん……法正殿、また装飾が増えていないか」
「ああ、これ……ふ……ちょっとした、報恩ですよ」
ブレスレットの光る手首を翳し、口角を上げる。自らを飾るのは嫌いでは無く、派手な容姿のせいか報いにと増えてはいた。返事をするまで煩いので適当に挨拶はしてやったが、何処までもしつこく暑苦しい。
「……馬超殿は本当に、誰に対しても物怖じ無いですね」
「ん?それはそうだろう、俺は熱き魂を以て皆と絆を深めたいからだ」
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TRAINING嘘ロド難しいな……書いてみたけどしっくり来ず、修正か書き直しか考えていますがこんな感じで進む読ロドどんなものでしょうか微睡みが深くなるたびに思い返すのはあいつの顔だった青醒めた頬、落窪んだ眼窩。くわりと大きく開く口を覗けば、鋭い牙がその姿を見せる。きちんと撫で付けたはらりと前髪が乱れ落ちるたび、俺の心臓は大きく脈打ったものだ。
それも全て過去の話なのだが。
激しい損傷を受けた俺の肉体を救うため、真祖たる吸血鬼はその心臓を捧げる羽目になった。とくとくと鼓動を続けるこの心臓は俺のものではなく、既にその姿を失って久しいドラルクのものだ。姿を無くした吸血鬼は、塵となりゆらゆらと俺の周囲を漂う。どうやらそれが精一杯の実体化のようだった。
「……ドラルク」
名を呼べば漂う塵が一箇所に集まり始める。場末のホテルの一室、そのテーブルの上に薄らと振り積もったその塵に、するりと筋が走った。砂浜に木の枝で子どもが落書きをするように、文字が浮かび上がってくる。
892それも全て過去の話なのだが。
激しい損傷を受けた俺の肉体を救うため、真祖たる吸血鬼はその心臓を捧げる羽目になった。とくとくと鼓動を続けるこの心臓は俺のものではなく、既にその姿を失って久しいドラルクのものだ。姿を無くした吸血鬼は、塵となりゆらゆらと俺の周囲を漂う。どうやらそれが精一杯の実体化のようだった。
「……ドラルク」
名を呼べば漂う塵が一箇所に集まり始める。場末のホテルの一室、そのテーブルの上に薄らと振り積もったその塵に、するりと筋が走った。砂浜に木の枝で子どもが落書きをするように、文字が浮かび上がってくる。
izayoi601
DONEにょたものを一度は書いてみたくて、典攸♀を書いてみました。女子らしく頑張ってみるロリ体型攸♀と威圧的に見えて優しい典韋殿の身長差カプだと大変たまらないです…ゆっくりどきどきしながら距離を縮めて欲しい…。女子ならではな話にしたくて、個人的には楽しく妄想出来ました。ちょっとだけ彧♀、嘉♀も登場しますがもし宜しければ。そのままで。「お待たせ致しました……典韋殿」
「ん、お……おう……」
声がした方へ目線を下げれば、走って乱れた深藍色のスカートを制服の襟と共に整えている。
「別に急がなくていいぜ、待ってるだろ」
「何事も、迅速対応が肝要です」
「……そっか、ありがとな」
冷静な青藍の瞳に見つめられちまうと、どうも胸が騒つく。
「此方こそ、何時もありがとうございます……宜しいのですか」
「ん、別に構わねぇよ……わしが勝手に待ってるだけだ」
「そうですか……申し訳無いのですが、此方としては心強いです」
無造作に首先まで切った髪、頭も良いことが解る口調で余計なことは喋らねぇ。教室でも髪型だの化粧だの煩く会話するのが女子ってもんだろうと思っていたが、こいつは制服以外全く違う。今迄見たことねぇもんだから、目が離せない。放っておけない理由は、他にもあるんだけどよ。
2366「ん、お……おう……」
声がした方へ目線を下げれば、走って乱れた深藍色のスカートを制服の襟と共に整えている。
「別に急がなくていいぜ、待ってるだろ」
「何事も、迅速対応が肝要です」
「……そっか、ありがとな」
冷静な青藍の瞳に見つめられちまうと、どうも胸が騒つく。
「此方こそ、何時もありがとうございます……宜しいのですか」
「ん、別に構わねぇよ……わしが勝手に待ってるだけだ」
「そうですか……申し訳無いのですが、此方としては心強いです」
無造作に首先まで切った髪、頭も良いことが解る口調で余計なことは喋らねぇ。教室でも髪型だの化粧だの煩く会話するのが女子ってもんだろうと思っていたが、こいつは制服以外全く違う。今迄見たことねぇもんだから、目が離せない。放っておけない理由は、他にもあるんだけどよ。
chunyang_3
MEMO景儀と思追の出会いの妄想です。思追が温寧と温家の弔いを済ませ雲深不知処に戻った頃に、魏無羨も雲深不知処に留まる様になったという時間軸の設定です。うさぎと一緒に人参を食べていた頃の思追くんと景儀の出会いの話を書いてみたくなって書きました。君と兎と しんと静まり返った蘭室を前にして、藍景儀は柄にもなくとても緊張していた。今日は景儀にとって初めての座学だ。随分前に蘭室には遊びで入って良い場所ではないと叱られてからは一度も近寄っていないので、この建物に来ること自体、ちょっと尻込みしてしまう。
同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
6997同じ年頃の藍家の子弟が中に入って行くのに続けて景儀もその静かな空間に足を踏み入れた。周囲を見回してみると、どうやら空いている席に座って良さそうだ。
こっそり息を吐いて、周囲を見回す。近くに誰か景儀が知っている友達がいると安心できるのだけれど来ているだろうか。そう思って既に座っていた隣の席の少年へと視線を向けた景儀は、視界に入ってきた横顔に思わず息を呑んだ。まるでお手本のように姿勢良く座っていた景儀と同じ白い藍氏の校服を身に纏った少年も、隣に誰かが座ったことに気付いたらしい。軽く横へ顔を向けたことで、景儀と顔を互いに合わせることになった。その顔を見て、景儀は思わず叫ばずにはいられなかった。
yo_konotubuyaki
TRAINING支部でドラクエ4の小説やらイラスト見てたら書きたくなった。今まで小説など書いた事は全くないので
文章支離滅裂。
支部にあげる勇気もない
でも書いてみたかった。
小説たくさん読んで勉強します。
クリアリ1温かいお天道様がのどかな風景を明るく照らしているその中に
とても立派なお城が建っていました。
そしてそのお城の前に馬車が止まりました。
まもなく聖職者の格好をした男性と幼い男の子が一人馬車から降りました。
「クリフト、長旅で疲れただろう。」と幼い男の子に声をかけると
クリフトと呼ばれた男の子は笑顔で
「いいえ、しさいさま。ぼくはだいじょうぶです。」
と答えました。
司祭様はまだ小さい少年が大人に気を使うのをみて申し訳ない気持ちになりつつ
「あとは国王様と王妃様に挨拶しなければならないから、もう少しだけ頑張ってくれ」
とクリフトに言いました。
お城につくまでの長い、長い庭園を歩いてる途中
オレンジ色でくせっ毛の髪の女の子がどろんこになって遊んでいました。
1614とても立派なお城が建っていました。
そしてそのお城の前に馬車が止まりました。
まもなく聖職者の格好をした男性と幼い男の子が一人馬車から降りました。
「クリフト、長旅で疲れただろう。」と幼い男の子に声をかけると
クリフトと呼ばれた男の子は笑顔で
「いいえ、しさいさま。ぼくはだいじょうぶです。」
と答えました。
司祭様はまだ小さい少年が大人に気を使うのをみて申し訳ない気持ちになりつつ
「あとは国王様と王妃様に挨拶しなければならないから、もう少しだけ頑張ってくれ」
とクリフトに言いました。
お城につくまでの長い、長い庭園を歩いてる途中
オレンジ色でくせっ毛の髪の女の子がどろんこになって遊んでいました。
ギギ@coinupippi
MEMO続くかどうかまるで解らないココイヌ契約結婚話。少し続きを書いてみた。
イヌピーが映画のプ○ティーウー○ンみたいになってきた。
ココイヌ契約結婚2「今日は19時に『涼』にて夕食の予約が入っております。奥様は17時頃に外出のご用意を」
朝ココがいつも通りビシッとスーツを着込んで珈琲を飲んでる横で部屋着でいつも通りテレビを眺めて居たら、秘書の男が突然そう言ってきた。
奥様というのは俺の事らしいから、つまり俺の予定という事か。
よくわからずココの方を見てみると、綺麗な花の柄のコーヒーカップに口をつけていたココが頷いた。
「イヌピー、今日は外で飯にしよう。17時に迎えやるからそのままスーツ取りに行ってきて。もう出来上がってる筈だからさ」
決定事項を淡々と告げてくる所はなんというか下の者に命令を出し慣れている男と言う感じがした。
スーツって誰のだ、ココのを取って来いという事だろうか。よく解らないが俺は17時に着替えて待ってれば迎えが来るから夕食をココと外で食べるらしいという事は理解した。
6974朝ココがいつも通りビシッとスーツを着込んで珈琲を飲んでる横で部屋着でいつも通りテレビを眺めて居たら、秘書の男が突然そう言ってきた。
奥様というのは俺の事らしいから、つまり俺の予定という事か。
よくわからずココの方を見てみると、綺麗な花の柄のコーヒーカップに口をつけていたココが頷いた。
「イヌピー、今日は外で飯にしよう。17時に迎えやるからそのままスーツ取りに行ってきて。もう出来上がってる筈だからさ」
決定事項を淡々と告げてくる所はなんというか下の者に命令を出し慣れている男と言う感じがした。
スーツって誰のだ、ココのを取って来いという事だろうか。よく解らないが俺は17時に着替えて待ってれば迎えが来るから夕食をココと外で食べるらしいという事は理解した。
瑞久倉庫
DONE『月明かりとランタンの下』デヴィンとウィンゲートの話。
両者のトラスト後イメージですが、無視してもいいレベル。
そういえば書いてみたことなかったなと書き始めたら楽しくなってしまった。
ややCP風味、なのかな……?書いている人はどっちでもいいと思っている節がある。
※『一刻』は約2時間と思って使っています。
2021/12/27 8
ギギ@coinupippi
MEMO続くは解らないが書いてみた。ココイヌが契約結婚する話。
同性婚が承認されている世界の話。
ココイヌ契約結婚1俺はイヌピーだ。勿論本名じゃない、昔からそう呼ばれているし今もそうだからイヌピーで良い。
本当は青宗なんていう大層な名前を持っているが、今となってはその名で呼ぶ人間は居ない。
何故ならば俺は所謂天涯孤独の身というやつだからだ。
家族は小学生の頃、家が燃えて姉が死んでそのまま一家離散してしまった。
ガキだった俺は父方の祖父母が気の毒がって引き取り育ててくれた。
そのせいか偶に年寄り臭い、と言われたりもするがそれは祖父母が俺を哀れんで大事に育ててくれた証でもあるから悪くないと思う。
高校まで出して貰ってそれから2年地元でバイトして俺は働き先の無い田舎から東京へと職と住む所を求めて上京した。
祖父母はとても心配していたが、暫くは高校時代の友達の所に世話になると伝えめてある。
6415本当は青宗なんていう大層な名前を持っているが、今となってはその名で呼ぶ人間は居ない。
何故ならば俺は所謂天涯孤独の身というやつだからだ。
家族は小学生の頃、家が燃えて姉が死んでそのまま一家離散してしまった。
ガキだった俺は父方の祖父母が気の毒がって引き取り育ててくれた。
そのせいか偶に年寄り臭い、と言われたりもするがそれは祖父母が俺を哀れんで大事に育ててくれた証でもあるから悪くないと思う。
高校まで出して貰ってそれから2年地元でバイトして俺は働き先の無い田舎から東京へと職と住む所を求めて上京した。
祖父母はとても心配していたが、暫くは高校時代の友達の所に世話になると伝えめてある。
こみやま
DOODLE描きたいとこだけ描いたので雰囲気だけご覧くださいこれを描くに至るまでの妄想をふせったーに書いてみたけどまとまってないのでめちゃくちゃ暇な人だけ見てください。
https://twitter.com/kmym_lxh/status/1474419518193954818?s=21 8
ppmiy65
REHABILIなんとなく書いてみたかったHF×HKクロスの一場面。事件に巻き込まれた元大統領をアーカンソーが迎えに行ったら衝撃の事実が判明しちゃった的な小話。守護天使はお留守番です。HF×HKクロス 事件編?「あれ、ジョーじゃないか!」
瞬間、この場にいる全ての者たちの視線が”ジョー”と呼ばれた男に集中した。
「えぇ、ジョーです。お迎えに上がりました、アッシャー大統領」
視線が己に集中しても動じることなくグラスは目の前に立つかつての最高司令官に向かって穏やかに微笑んだ。
「潜水艦が迎えに来るとSEALsの隊員が教えてくれたが、まさか君の艦だとは思わなかったよ!元気にしていたかい?」
「勿論です、サー。貴方こそお変わりありませんでしたか?」
そんなやり取りを交わしながらふたりは抱擁を交わす。あまりにも親密なそれを呆然と眺めているエドワーズ副長以下アーカンソークルーとアッシャーの救助に派遣されたビーマン隊長率いるSEALsの隊員たち。アッシャーとグラスの関係を知っているアッシャー付きのSSたちはただ苦笑するのみだ。
1000瞬間、この場にいる全ての者たちの視線が”ジョー”と呼ばれた男に集中した。
「えぇ、ジョーです。お迎えに上がりました、アッシャー大統領」
視線が己に集中しても動じることなくグラスは目の前に立つかつての最高司令官に向かって穏やかに微笑んだ。
「潜水艦が迎えに来るとSEALsの隊員が教えてくれたが、まさか君の艦だとは思わなかったよ!元気にしていたかい?」
「勿論です、サー。貴方こそお変わりありませんでしたか?」
そんなやり取りを交わしながらふたりは抱擁を交わす。あまりにも親密なそれを呆然と眺めているエドワーズ副長以下アーカンソークルーとアッシャーの救助に派遣されたビーマン隊長率いるSEALsの隊員たち。アッシャーとグラスの関係を知っているアッシャー付きのSSたちはただ苦笑するのみだ。
リンネ
TRAINING初めて曦澄ぽいものを書いてみた!短文!まだ心の距離は遠いです。何も始まっていません。初めてなのでこれくらいから。
おぼろ夜「あなたには以前助けられたし、感謝している。けれど俺に近付く目的は何だ?」
一度顔を上げただけで江澄はすぐに書簡に目を戻した。
多分、そう返された相手は少し眉を下げた困り顔をしているだろう。それをわかって敢えて突き放すのは、これはもう性質と言っていい。
……実際、江澄自身も戸惑っているのだ。
宗主、という立場は暇ではない。いや、もしかしたら彼には不在の間に門弟を任せられる人間がいるのかもしれないが(心当たりはありすぎる)、それにしてもわざわざ蓮花塢に訪れる程の用向きがあるとは思えなかった。
「大事な弟君を奪われた文句なら受け付けていないぞ。奴のことは破門して随分経つ」
「……文句などありません」
「それなら何だ?他にあなたが俺に言いたいことなど思い当たらないのだが」
1113一度顔を上げただけで江澄はすぐに書簡に目を戻した。
多分、そう返された相手は少し眉を下げた困り顔をしているだろう。それをわかって敢えて突き放すのは、これはもう性質と言っていい。
……実際、江澄自身も戸惑っているのだ。
宗主、という立場は暇ではない。いや、もしかしたら彼には不在の間に門弟を任せられる人間がいるのかもしれないが(心当たりはありすぎる)、それにしてもわざわざ蓮花塢に訪れる程の用向きがあるとは思えなかった。
「大事な弟君を奪われた文句なら受け付けていないぞ。奴のことは破門して随分経つ」
「……文句などありません」
「それなら何だ?他にあなたが俺に言いたいことなど思い当たらないのだが」
zuzuko0817
MOURNING豊前の来歴のない話とソハヤの守り刀としてからの物語の話彼氏の付喪神豊前はいません
弱い感じ
CPではないが、ソ受け書いてるし、豊受け好きなのでお察しの性癖感
ミュ本丸パライソ軸を人伝に聞いた自本丸のソハヤと豊前の話
パライソで思うことがあったのでこういうかんじ!って思って書いてみたがまとまりきらなかった
パライソネタバレ?ありかもしれない
ミュ本丸パライソ軸を人伝に聞いた自本丸のソハヤと豊前の話「あんたさ、そういう隙なんかありません、って顔するのやめた方がいいぜ」
ちまちまと縁側で絹さやの筋をとっている豊前江になぁ、と言って声をかけてきたのはソハヤであった。え!?なんのことだよ、と豊前が返すとほら、そういうところと返されてしまう。
ソハヤの言ってることがわからない。豊前は眉を潜めて分かりやすく、分からない!というポーズをとった。江の者はこういう表情をすればすぐにやれやれ、と言って説明してくれるのだ。
豊前の隣に座ってソハヤは絹さやのカゴに手を伸ばした。どうやら手伝ってくれるらしい。
「俺はタヌキジジイの影響もあって周りくどくて外堀から埋めるのも嫌いじゃないが、あんたはそういうの嫌いだろうから単刀直入に言うぜ。豊前江、お前は江の者にお前の物語を語らせているな」
2066ちまちまと縁側で絹さやの筋をとっている豊前江になぁ、と言って声をかけてきたのはソハヤであった。え!?なんのことだよ、と豊前が返すとほら、そういうところと返されてしまう。
ソハヤの言ってることがわからない。豊前は眉を潜めて分かりやすく、分からない!というポーズをとった。江の者はこういう表情をすればすぐにやれやれ、と言って説明してくれるのだ。
豊前の隣に座ってソハヤは絹さやのカゴに手を伸ばした。どうやら手伝ってくれるらしい。
「俺はタヌキジジイの影響もあって周りくどくて外堀から埋めるのも嫌いじゃないが、あんたはそういうの嫌いだろうから単刀直入に言うぜ。豊前江、お前は江の者にお前の物語を語らせているな」
izayoi601bm
TRAINING初めて試しに書いてみたアロモク。飛行機で出会った時からあーろんが既に惚れ気味だと良いなと書いたもの。もくまさんの年齢はあくまで理想。隠しても解る彼の魅力とか、あーろんなら感じとってくれてそうで…。若者にとって、影のあるおじさんは色っぽく映ると良い。本物「……マジで美味ぇ」
「でしょ?」
鉄のデカブツに乗らされて、何も食ってなかったからか甘いパンの味が染み入るな。驚く程鮮やかに食材庫を暴けば上等な酒瓶まで探し当て、適当なコップに注ぎ始める。
「ルークには、内緒ね」
口元に指を掲げ、戯けて笑う。あいつはこういうのも、許さねぇ奴だからな。口角が上がるのは美味い飯にありつけたからか、それとも。
「……嬉しそうだね、アーロン」
『変わらない』、奴だったからか。見透かした様に頬を緩め、喉を鳴らしながら酔い痴れる男を改めて見つめた。
銀に染まった髪からして、四十は超えているだろうか。ただショーだのテロリストだのに年齢すら感じさせない筋力と身こなしは、只者じゃねぇ。詐欺師野郎に目を付けられるのは正直、納得いかなくは無い。此処に連れてきたのも俺を気遣っただけじゃなく、まだ他の奴よりは居心地が良いからだ。
1029「でしょ?」
鉄のデカブツに乗らされて、何も食ってなかったからか甘いパンの味が染み入るな。驚く程鮮やかに食材庫を暴けば上等な酒瓶まで探し当て、適当なコップに注ぎ始める。
「ルークには、内緒ね」
口元に指を掲げ、戯けて笑う。あいつはこういうのも、許さねぇ奴だからな。口角が上がるのは美味い飯にありつけたからか、それとも。
「……嬉しそうだね、アーロン」
『変わらない』、奴だったからか。見透かした様に頬を緩め、喉を鳴らしながら酔い痴れる男を改めて見つめた。
銀に染まった髪からして、四十は超えているだろうか。ただショーだのテロリストだのに年齢すら感じさせない筋力と身こなしは、只者じゃねぇ。詐欺師野郎に目を付けられるのは正直、納得いかなくは無い。此処に連れてきたのも俺を気遣っただけじゃなく、まだ他の奴よりは居心地が良いからだ。