sirome0_0DOODLEきっと彼女は昔物語を作るのが好きだった。たまには、年老いた彼女のお話を当たり前にいた人はある日突然、ほんの些細なことで居なくなってしまう。 友達でも恋人でもそうなのかもしれない。家族でも同じだ。 だから私は大切な人をこれ以上増やさないと決めた。大切が増える分、なくなったときに心が痛くて痛くてたまらなくなるから。 こっちに来ないでくれ、そう思っても人間という生き物は一度外へ出ればいろんな人に出会ってしまう。時には言葉を交わし、相手との関係に名前をつけざるを得ない時だってある、ニンゲンだから。 ニンゲンなんて厄介だ、ひとりぼっち以外を知ればひとりぼっちには戻れない。 …あぁ、生まれ変わったら木になりたい。 木は色んな人の一生を見られるから、それでもその全部が他人事だから。言葉を交わさなくても構わないから。 491 sirome0_0DONE彼女が好きって言って欲しいんだって。好きって言ってよ🏐男子日向 「わかった、何回言えばいい」 好きって言って、って言うとすぐに言おうとする。 何回言えばいい何回言えば伝わるのってすごくまっすぐだけど圧を感じるを目で言ってくるのが日向くん。 「え、いや…やっぱいい。」って彼女ちゃんのほうが言ってもらうのを諦めようとする。 それをたまたま、移動教室で通りかかった月島くんに日向くんが「キミ、圧強すぎるんだよ。」って注意される。 「…なんだよ、圧って。」 「はは。」 本当に無自覚なので、その注意の意味がわからない日向くんと、笑ってごまかすしかできなくなった彼女ちゃん。 菅原 「よーし、じゃあ〇〇も言えよ」 そう言って腕まくりする菅原さん。 「〇〇、「ちょっと待ってください。」何だよ」 1590 sirome0_0DONE卒業と🏐男子卒業と気になる相手と日向「俺もすぐ卒業します追いつきます」 卒業する好きな人にはめっちゃ跳ねながら笑顔で言う。だって会いに行くし、連絡するし。 寂しくないし、寂しくさせない。 それより、卒業の日に笑顔で見送りたいし笑顔が見たいと思ってる。だからずっと笑顔。 「またね、日向。」 「はい」 最後まで元気に振る舞う。 先輩が見えなくなった瞬間に、急にさみしくなってうずくまるし、そこに月島くんが通りかかって「何してるの。」って声かけた瞬間、「よしっ」って自分の頬叩いて立ち上がる。 当然びっくりする月島くんと、真っ赤なほっぺたに満面の笑み浮かべて「部活すんぞ月島」って言って体育館まで走っていく。 自分が卒業するまでもそれからも、ちゃんと先輩のことが好きだし自分の卒業時に先輩に告白する男だと思う。 2072 sirome0_0DONEwsrn隊士と愛してるよゲーム沖田さんと「早く言ってくださいよ、もしかして僕のこと好きじゃなくなったんですかぁほーら、早く言ってって」 自分の好意を想い人に伝え合って照れたほうが負けっていう遊びがあるらしい、なんて興奮気味に話す平助を見て、はじめは興味なんて無かった。むしろそんなことをして何が楽しいんだろうとすら思ったくらい。 でも、お茶が入ったと部屋を訪れた君を見てどうしてか口からぽろりと言葉が漏れた。 どうしてか君の口から僕を好きだと言わせたかった。 「僕は、君のこと嫌いではないですよ。」 そう言うと君は唇を尖らせてそれはずるだ、と訴える。 正直言うと、自分には君を好きだと伝える度胸もなければ覚悟もない。 僕は、そう遠くない未来きっと君を残して逝ってしまう。 791 sirome0_0DOODLE知りたいエドくん僕は知りたい僕は知りたかった。あの日の大火事のことを。 僕は伝えたかった。 あの街に住んでいた人たちのことを、僕がフォルテヴィータを愛していたことを、 「みんなーっこっちで今からフェルッチョさんがシークレットでゴールデンプラザをジャックするんだって」 「ねぇねぇ、知ってるこの街の何処かに、」 「あ、セバスチャンだ」 「僕、この人のためにヴァレンティーノの絵を描いてあげたんだ」 「フィオーネさん、あっちに行ったよ」 この街の住人たちのことをどれだけ愛していたのかを、 色んなことがあったよね、でも、毎日お祭り騒ぎみたいなこの街が大好きだった。 今はもう、みんな居なくなっちゃったけど…。 だからこそ、あの悲劇がどうして起こったのか。 337 sirome0_0DONEいつかは家族が増えるんだろうけども。🦎の憂鬱🦎「はぁ、」 🌺「カミロ、また私に変身してあなたへの告白を断ったでしょ」 🦎「うん、イザベラが言えば効果覿面だから。次は本物が従姉弟のために断ってくれるとか、どう」 🌺「いいわよ、ついでにあなたの想い人は振り向きそうもないことも話しておこうか」 🦎「えっぼ、くの想い人」 🌺「顔を戻して、驚きすぎて目が離れてるわ。」 🦎「………僕に想い人なんている」 🌺「あら、違ったかしら。うちの二番目の妹のこと。あの子、最近様子が変なの。花を見つめてぽーっとしちゃって。」 🦎「ミラベルが花を見て」 🌺「あら、噂をすれば。」 🦎「誰なの、あの人。」 🌺「さぁね…その内紹介されるんじゃない」 🦎「ミラベル」 640 sirome0_0DONE家を再び建てたあとしばらくしてからのお話面白くない🦎「ミラベル、おはよう」 「ミラベル、ねぇ教えて。どうやってマドリガルのお家がもとに戻ったの」 「ミラベル、冒険のお話して」 物語のような日々が終わって一段落したら、ミラベルはまた子どもたち…いや、今度は子どもだけでなく大人まで彼女を囲むようになった。 「前まで腫れ物を扱うように接してたくせに、今じゃ街のお姫様みたい。」 家の柱にもたれ僕は面白くないとただそれを見つめていた。 ミラベルがどう思っているのかはわからないけれど、彼女は相変わらず丁寧に説明して回っている。 求められれば求められられるだけ。 「わかった、わかった、わかった。つまりね、魔法のギフトがなくたって一人ひとりみんな大切なのよ」 「何、カミロ不満なの」 848 sirome0_0DONE少し未来のお話。🦎くんが街の女の子にモテ始める。それ以上にあの子もモテる🦎「ミラベル、花をもらった。」 🦋「へぇ、よかったね。」 🦎「ミラベル、町の子が僕になんて言ったと思うあなたのことが好きです、だって。」 🦋「…そう、それってちゃんとカミロを好きなんだよね。」 🦎「ミラベルアレパの山」 🦋「私はママのが好きだから。」 🦎「…だあっ」 🎀「どうしたの、カミロ」 🦎「ミラベルって恋心とかないわけ」 🌺「あの子に恋心本気で言ってるの」 🎀「あら。」 🦎「何」 🎀「ミラベルが今10人目から花束を受け取ったわよ。…2人で出かけるみたい。」 🦎「」 🎀「まぁ、ライオンみたいな足音ね。」 🌺「そんなに好きなら早く伝えればいいのに。」 308 sirome0_0DONEポゼの中でも、元のお家に戻りたい子、戻りたくない子で意見の食い違いが出てきてもしんどい、好き…ってなる🐛くんもどっちでもいい。 ただボクの顔をもとにもどしてくれさえすれば。周りのみんなは泣いている。シクシク、シクシク、虫みたいに。 ニンゲンたちがみんな帰った夜の話だ。 「カエリタイ」「モトニモドシテ」そんな声がひっきりなしに聞こえたりする。 そりゃあ、そうだ。ボクだってあちこちから出てくる虫たちには迷惑している。 それに、あちこち痒いし。 痒い、ああ、そうだ。 痒い痒い痒い… 何度も追いやっても次から次へと湧いてくる虫にイライラする。 帰る場所なんて、別にどこだっていい。 雨風防げれば、それだけでいい。 どこで寝ても同じだ。 この顔と体さえなんとかして貰えればなんだっていい。 ああ、今日も、痒くて痒くてたまらない体にイライラする一日が始まる。 虫くんもどっちでもいい。 ただボクの顔をもとにもどしてくれさえすれば。 328 sirome0_0DONE由紀と手をつながなくなったのはいつからだろう手「真冬、ほら。」 【手を繋いで海へ…】 「うん。」 由紀とは手なんて、多分小学生の頃以来繋いでいなかったと思う。 どんな手だったっけ…。 "真冬、行こーぜ" 「手、繋ぐの」 "嫌なのか" 「由紀さっきトイレ行って手、洗った」 "あ…" 「…」 "冗談だって、ジョーダン。" 繋いでいるのは由紀と全く違う手なのに。 「…冬、おーい、…真冬。」 「何、上ノ山くん。」 「お前、また何か思い出してただろ。」 「ごめ…」 「謝んなくていいけど。いや、ちょっとムカつく…たぶんお前にとっちゃなかなか忘れらんない奴なんだろうけど、あんな歌まで残すくらいお前のこと好きだった奴のこと忘れろって言うのは「上ノ山くん。」何だよ、」 540 sirome0_0MOURNINGもちろん、誰かにはみんな愛されてる。いつか気づける日まで愛されている自信がない、生きている価値もない。ただ何となく生きているだけの人生なのだろうと思っていた。 そもそも価値ってなんだ。どういう人に価値があるんだろう。 偉人以外は価値がないのか どうしたら価値のある人間になれる 自分に自信がつく 「世の為人のためになることをした人はそりゃあもうもてはやされると思うよ。でも、どんな小さなことでも、いてくれてよかったって思ってもらえる人がそうなんじゃない別にいいことをしなくたっていいんだよ。」 ほら、親にとってはどんな子も、生まれてきてくれてありがとう、の対象になるって聞くじゃん。 目の前の人間はこともなげにそんな事を言う。 この人間はきっと自分の価値を知っている。だから自信があるんだ。 437 sirome0_0DONE誕生日仮衣装ではしゃぐ〇〇とダニペはしゃぐ二人と遠目に見る二人「ダニエル、見てっ」 ダニエル「はははっなんだよその組み合わせ」 「タイトルはねぇ、The☆PARTY Time」 ダニエル「絶妙だなっ」 「じゃあ、次は…」 ロビン「あれ、何してるんだ」 アイビー「〇〇が誕生日だから、誕生日特典使えるうちにってさっきからファッションショーしてるの。」 ロビン「へぇ…。っていうか、あれであの2人付き合ってないのか」 アイビー「そうだよ。」 ロビン「意味がわからない。」 アイビー「私も。」 「これはどう」 ダニエル「だからなんでさっきから変なメガネばっか選ぶんだよ」 「楽しいけどちょっと恥ずかしくて。」 ダニエル「女子の服はフリフリしてるのが多いな。」 「そんなことないよ、これとかシュッとしてる」 522 sirome0_0DONEあと、どこかでほんとに由紀くんが作った【海へ】が聴きたい、聴けないままなのほんとに…真冬くんの腹の穴の中で、由紀くんしか知らない【海へ】を一人口ずさんでたらほんとに😭😭😭だって結局、曲の中に吉田由紀を感じさせることはできても、上様は由紀くんを知らないわけで由紀くんの「〜〜〜♪」 「由紀、」 「ん」 由紀は、真冬がよく歌っていた鼻歌を高校になってからもよく真似して歌っていた。 無意識なのか意識的になのかはわからないけど、多分そうやって真冬と会えない時間も二人の時間を大切にしていたのだと思う。 「曲、出来そうなのか」 「楽勝」 あーあ、次のLIVE楽しみだな、そう言って二カッと笑った由紀が俺には眩しかった。 でも、その日はいつまで経っても来なかった。 200 sirome0_0DOODLE真冬くんが勇気を出して何かをやるたび真冬くんを見て(知ってか知らずか)上様が、笑顔を向けるのすごい好きなんやけども最後真冬くんから笑顔を向けるのほんとに😭😭😭冬の話の最後微笑み合う二人春樹「お前らほんとなんなの。もう見てらんないんだけど。何で冬の話の後ほほ笑みあってんの」 真冬「今日も歌えてよかったね、って。」 立夏「なんか、俺のクセみたいなもんだと思うんですけど、気づいたら真似してきて…」 春樹「秋彦もなんとか言って」 秋彦「俺は、毎回上様あんな笑顔もできんだなーって。」 春樹「ちゃんとして。」 秋彦「おまえら、ちゃんとしろよ。仕事だぞ。」 立夏「すみません。」 真冬「すみません。」 206 sirome0_0DONEsyhのライブ、始まる直前真冬くんを見つけた柊くん視点のお話⚠本編にこんな回想はありませんのでご容赦ください。しゃんとしろ。真冬が来てる、目が合った瞬間 嬉しいような、恥ずかしいような、でもほっとしたような気持ちで、涙が溢れそうになった。 一方的に真冬に聴かせたかった曲、由紀が真冬に聴かせたかった、作りかけたままの曲。 ずっと傍観を決め込んでいた俺の単なる罪滅ぼしのような完全なる自己満足。 俺一人の力じゃ作れなかったし、真冬を動かすこともできなかったのだと思う。 あの日、ギターを背負ったお前を見かけるまで俺たち四人の季節はずっとあの冬の日のままで止まっていたから…。 真冬がギターを弾きたいと動き出したから、俺たちの季節は少しずす雪が溶けていくように動き出したのだろう。 ギターを弾いてくれてありがとう、自分の気持ちははわからないと俺に教えてくれてありがとう、由紀もよく聴いていたあの曲を歌ってくれてありがとう。 662 sirome0_0DONEふくろう便でのやりとりに夢中なあの子と手紙に嫉妬しちゃうダニエルくんアイビーが言っていた。 また〇〇が新しいことに夢中になっているって。 一体今度は何に夢中になっているのかと思えば、フクロウ便を飛ばすことだと言う。 「こっちじゃスマホが使えないでしょそれに、誰に届くかわからないフクロウ便なんてロマンチックじゃない」なんて〇〇はうっとりしている。 「返事をくれる人もいるんだよ」 もちろんフクロウさん達にずっと手紙を届けてもらってるわけじゃないけど。 そう付け足した〇〇はにっこりと笑う。 「それ、楽しいのか」 「あまり手紙を書かないダニエルにはわからないよ。」 俺の返事にムッとした〇〇は即答で俺に言葉を返す。 「それは、…悪かった。なんて書けばいいのかわからなかったんだ。俺はお前みたいに手紙を書く才能はないし、面白い話の一つも見つけられないから。」 766 sirome0_0DONE離れるべき場所。離れられない俺もっと早くこうしておくべきだったんだと思っていた。俺はお前やアイビーみたいに三大魔法学校対抗試合で選手として選ばれなかった。 2人と並んで立つことも本当はなかったはずの人間で、弱くて場違い。 もっと早く、2人と距離をとっておけばよかった。 だって今更離れるのなんて、…離れるのなんて。 「ダニエル。」 「…何か用か、エリオット。」 その手を掴めばもうもとに戻ることなんてできないとわかっている。 「ダニエル」 「ダニエル」 その時2人の声が追いかけてきた。 「どうしたんだ」 「〇〇がダニエルのところに行きたいって。」 「ダニエルすぐ一人になろうとするから心配だよ。傍にいて、ダニエル·ペイジ。友達でしょ」 二人はガッチリと俺の手を握る。離さない、どこにも行かせないと言うように。 403 sirome0_0TRAININGグリーンアップルの彼少し大人になった君も恐ろしい青リンゴの匂いのもの増えたなーとかそんな。丸井くん元気にしてるかなとかそんな。 青リンゴのグミやガム、歯磨き粉に、シャンプー、ヘアワックスまで並ぶスーパーを見て中学の頃にあんなに好きだった赤髪のあの子のことを思い出す。 結局大学まで一緒だったっけなんて思うけど、大学になると学部が違うと顔を合わせることも姿を見かけることもなくなったあの男の子。 何気なく、青リンゴのグミに手を伸ばしかけたとき、視界の端に他の人の手が映る。 「あ、すみません。」 「こちらこそ、すみせん。」 短い言葉を交わしたあと、視線が絡む。 もちろん目の前の相手は期待したあの人ではなく優しげな顔の女の人だった。 その人は、伸ばしかけた腕を引っ込め通り過ぎていく。 803 sirome0_0DOODLEアビゲイルといるクリスマスは誰と過ごすの「だってダニエルはどうせエリオットでしょ。アイビーはウィニー。」 アビゲイル「拗ねてるの」 「拗ねてない。」 アビゲイル「···」 「なぁにぃ、その顔。」 アビゲイル「いや、別に。」 「…」 アビゲイル「〇〇、さみしい」 「だって、クリスマスだよ。クリスマスは大好きな人と過ごすものでしょ」 アビゲイル「だってさ。」 「」 アイビー「〇〇〜っ、一緒に過ごそう」 ダニエル「えっと…、とりあえずハニーデュークスにでも行くか」 221 sirome0_0DONE好きって言わせたい⚽️男子彼氏さんが弱っています。4️⃣1️⃣「ごめん、なんか元気ないかも。一回好きって言ってくれない?」 部活終わり、昇降口で待ち合わせしていたから待っていた彼女ちゃんのもとに走ってきて、ぎゅっと抱きつく4️⃣1️⃣くん。 あまりにもいつも通りじゃない姿にびっくりする彼女ちゃんだけどきちんと抱きとめ「潔くん、ここ昇降口だから場所移動しようか。」って優しく声を掛ける彼女ちゃん。 「駄目、動けない、かも。好きって言って。」 「…好きだよ、潔くん。部活頑張ってる姿も好きだし、汗のにおいも好き。好きって言うと顔が真っ赤になるのも好きだし、存在が好き。大好き。」 なんて、たくさん潔くんの好きなところと一緒に好意を伝えると「もう、いい。ありがと。」って体を離す4️⃣1️⃣くん。 1094 sirome0_0DONE好きって言ってよ⚽️男子言わなきゃワカラナイワカラナイ4️⃣1️⃣「なんで黒名化してんの?」 好きって言ってよ、って言う彼女ちゃんの言葉よりそっちに気がいってしまう4️⃣1️⃣くん。 「…あれ、さらっと流そうとしてる」って訊く彼女ちゃん。 「いや、違うんだけど、…バレた」 頬をポリポリかく4️⃣1️⃣くんに、今のはバレバレだよ、と笑う彼女ちゃん。 もちろん、好きって口にしてほしいけど4️⃣1️⃣くんがなかなか口にできないのは知ってるしそこまで期待してない。ただ内心は、好きって言ってって言うのも勇気いるんだよなー、って寂しくなってる。 「…あのさ、〇〇。俺そう言うの口にするの苦手で。」 「うん、知ってるよ。」 「呆れたり、してない」 「…してないよ。」 寂しい気持ちがある時に、そうやって言ってくる4️⃣1️⃣くんに強がって、返事するもののちょっと頑張らないと泣き出してしまいそうでなかなかまっすぐ顔を見れない彼女ちゃん。 2168 sirome0_0DONEとある作品で、"菓子は恋文なのだ"という旨のものを読んで書きたくなった今ならわかる。母さんは、父さんからもらった文をいつも大事そうに胸元に抱いてた。 菓子をもらった日には、「これはあの人からの恋文なの」って目に涙を浮かべながら口にして大事に食べようねって俺にも菓子を分けてくれたんだ。 「平助にもいつか一緒にお菓子を食べたいと思える人が現れるといいね。」 そう言って俺とは対照的に大切に大切に菓子を食べる母さんの言葉の意味がその頃の俺にはあまりよくわからなかった。 菓子は菓子だ。そんなにも思うのならどうして母さんに会いに来てやらないんだという怒りさえ覚えた。 菓子も金も、自分の罪悪感を掻き消すための自己満足でしかないだろうと口からこぼれそうな言葉を俺はいつもぐっとこらえていた。 「お茶をお持ちしました。」 968 sirome0_0DONEよくできましたと、🏐男子🏐男子が褒めてくれるらしいhnt/tksm/sg/knm日向 体調不良をちゃんと言えたとき 朝からなんだか体調が悪そうな🌸ちゃん。だけど、全然頼ってくれないしふらふらのまま何処かに行こうとする🌸ちゃんをちゃんと見てる。 教室で友達に囲まれながらもちゃんと見てるし、教室から出ていく🌸ちゃんをみた瞬間「ごめん、ちょっと便所っ」って追いかけるように教室を出ていく。 ふらふら、ふらふら歩いてる🌸ちゃんを追いかけて「なぁ、〇〇」って声を掛けると案の定真っ青な顔の🌸ちゃんが振り向く。 「ひな、た。」 「うん」 「ごめ…しんどい…」 体を預けてくる🌸ちゃんをしっかりと抱きとめて「よくできました。」って言ってくれる日向くんに安心して涙が溢れちゃう🌸ちゃんでした。 2048 sirome0_0DONEオリジナル小説冬になると眠ってしまう女の子のお話三ねぇ、来たよ。 ドアを開けて、眠りについた君を見つめて声を掛ける。 最後に言葉をかわした日から何日経ったのだろう。 何日僕はそう呟いて君の枕元で君の耳に届いているかどうかもわからないくだらない話をしただろう。 早く春が来ればいいのにと、君に呟くのが帰る前のルーティンになっていた。 前の年ももそうだったのかもう記憶にないけれど。 きっと来年君と言葉をかわしたとき僕はまた君に恋をする。眠っている間には分からないきれいな瞳に。君ののどから出てくるかわいらしい声に。 愛しすぎて、もしかしたら涙がこぼれてしまうかもしれない。 「ねぇ、」 「何。」 「どうして冬になるとすぐに帰るの」 「すぐに暗くなるからだよ。」 「嘘つきだ。」 668 sirome0_0DONE主人公ちゃんが多分一番強いまほかくのキャラと愛してるよゲームダニエル「………言わなきゃだめなのか」 始まる前から顔を真っ赤にして言ってきそうなダニエルくん。 「いやいや、言わないとゲームにならないでしょ」って言うと「そうだよな」って会話を背ける。 「……………………ぁ、いしてる。」 長い沈黙の後ようやく顔を見ずに言うダニエル・ペイジに対して、主人公ちゃんは「ダニエル、こっちを見て。」って言うものだから「いや、ちょっと待て。」って言って気持ちを整えてからきちんと顔を見るダニエルくん。その瞬間を狙って「ダニエル、愛してる。」って言う主人公ちゃんと「おまっえっ@3€%☆」って真っ赤な顔で何かを叫ぶダニエルくん。 コルビー「僕は〇〇のこと普通にすきだけど」 905 sirome0_0DONE柚木普の願い四番の世界の中で俺はただ、名前で呼んで欲しいだけなのに。 折角柚木普として生きる世界があるのに、ヤシロはずっと俺を花子くんって呼ぶ。 何度訂正しても、訂正しても、 「花子くん」 ほら、また… 「だから、俺花子くんじゃなくて普くんだってば。」 困った顔で、「あ、そうだった。」って言ってから次に会った時にはもう間違えてる。 俺が必死に四番の作った世界で周りに合わせて生きているのにそんなことお構い無しって感じだ。 「…ほんと、笑っちゃう。」 誰もいない体育館裏で一人で空を見ていた時にそう呟く。多分、普通だったら何度も名前を間違えるなよって怒って口も聞かなくなってしまうのかもしれない。それでも、毎回口を利いてる俺ってやっぱなんか変なのかもしれない。 477 sirome0_0DONE〇〇が流した涙の意味なんて、オレにはわからないままだった。だって、数日後彼女は誰にも言わず姿を消したから。❤くんの夢「オレの夢がなんだっていいだろっ」 言えるわけがない、言えるわけがないのにお前もグリムもデュースも目を輝かせて聞いてくる。 言いたくない、言ったってどうせかないっこない夢だから。 「…どーせ、しょうもない夢なんだゾ。」 しばらく誤魔化していたらグリムは、可哀想な人間を見る目をオレに向けてそう言う。 そう思いたきゃ、そう思えばいい。 他の誰かに聞かれていたら、笑ってそう答えていたのだと思う。でも、その言葉が頭にカチンと来たのだ。 「…あーもうっ、わかったそんな知りたかったら教えてやるよ。俺の見た夢はな、〇〇が元の世界に戻らないままの夢。」 勢いに任せて、そう言葉を吐き出すとオレ以外の誰かが口を開く前に続けて言った。 531 sirome0_0MOURNINGただ、ひとり旅の予定がズレた日に思いついた話ひとり旅出かけようと思った。大切だと思っていた人を忘れるために。唐突に選んだ意味のない季節をぱっと指さして気づく。 本当に偶然、でもそれは必然のように意味のある季節であるように思える。 それくらい、大切な日だった。その日は、君と出会った季節だったから。 君の口にしていた名前の場所、多くの時間君が過ごしたらしい場所。全部見て回りたかった。 君がいたことを、どうしても感じたかった。 それだけで良かった、それだけで。 きっと、私は前へ進める。 初めての土地は、冷たくてつんと鼻の奥が痛くなるような空気をしていた。 秋、という季節がそうさせていたのかもしれないけど。 「さむ。」 小さく呟いて、歩を進める。 右も左も知らない景色が広がる世界へ。 319 sirome0_0DONEポゼの中でも、元のお家に戻りたい子、戻りたくない子で意見の食い違いが出てきてもしんどい、好き…ってなるオーバーオールちゃんは戻らなくても大丈夫。ここにはたくさん知らないものがある。面白いもの、楽しいものがたくさんある。 ここに来ていつも泣いている人がいる。ホームシック、というやつなのかもしれない。 オウチ、と言うものも、ママと言うものも知らないけど。 みんなオウチと言うものがあるのかな、なんて思って周りを見ても、自分のことでいっぱいいっぱいなのか目が合うヒトすらいない。 どうして帰りたいんだろう、ここでは自由に歩き回る足があるのに。 どうして帰りたいんだろう、ここでは自由にお話できるコトバを持てるのに。 教えて、誰か…っ。 「オウチ、ってナニ」 小さく小さく呟いたのに、みんなが一斉にこっちを見た。 「ボク、知ってるよ、ゼンブ、知ってるよ。」 「おウチ、おウチ、あぁぁぁっ」 693 sirome0_0DONE彼女の一人旅に賛成する、しない🏐男子可愛い子には旅を日向 する、けど危ないとかなら俺と行こう 「日向、日向、日向ひっ、ごっほごほっ」 あまりに勢いのいい彼女さんの登場に「ぇえっ」とびっくりするのが大人になった日向さん。 落ち着くまで待ってから「で、何」って聞いてくれる。 「一人旅に行こうと思ってって言っても国内だけど」って嬉しそうな彼女に、「新幹線飛行機」ってまず交通機関きいてくる。 「んー、今回は飛行機で。と考えてまして。」と彼女ちゃんが言うと、「え、〇〇ちゃんと飛行機乗れる乗り方わかる」とめちゃめちゃ驚いた顔で確認に入る。 「わかるよ。」と笑う彼女ちゃんに「ほんと俺ついてけるよ」って食い気味に言う。 「日向が、ちゃんと準備して海外に旅立って行ったのも知ってるし、それを見てたからこそ一人で行こうって思ったの。」という彼女ちゃんの真っ直ぐな目を見て、「わかった。」って納得する。 1581 sirome0_0DOODLE田中が田中だから、田中夫妻誕生秘話菅原「清水はどうして田中だったの」 清水「···かっこいいでしょ」 菅原「まぁ、田中はカッコいいよな。頼りになるし、」 清水「でも、そう思ったのは日向たちが来てからかな。最初はうるさいし苦手だった。」 菅原「ハハッ。」 清水「田中はずっと田中なんだよ。だからいいなって思ったの。」 菅原「ずっと田中」 清水「誰に対しても田中。」 菅原「動詞みたいじゃん。」 清水「確かに。」 田中「潔子さん、お待たせしました」 清水「うん。」 田中「てか、スガさんいつから。」 菅原「お前が便所に駆け込んだあたりから。」 田中「どこで見てたんっすか」 菅原「あの辺。田中がトイレ行ったから清水1人だーと思って。」 田中「へー、そうなんですね。何の話してたんですか」 434 sirome0_0MOURNING短い詩みたいなやつ夜のナイフ両親を看取ったら、自分は死ぬことを目標に生きてきたはずなのに、今すぐにでもと思う時がある。 正直、人がひとりいなくなってしまっても他の人の人生はいつもと変わらないまま続くのだろう。 ただそれだけのこと。 きっと、すぐに忘れてしまう、あんな人もいたなーという記憶ですら。 それでいいんだ。 誰かに悲しんでほしいわけじゃない。覚えていてほしいわけでもない。 そう思っていたのに、夜になって考え始めるとそれがたまらなく恐ろしくて涙が出てしまう。 自分は誰の何者でもないのだ、そう夜にナイフを突きつけられているようで。 261 sirome0_0DONE派手な子にモテるけど好みの子にはもてない気になる子の好きな人は同じクラス、見たことある人やなぁくらいの存在やった。それがいつしか気になり始めていた。これが俗に言う、【俺に興味を持たへんなんておもしれぇ女】ってやつなんやろう。 それなのに。 それなのに、や。 「…なんでなんっ」 「侑うっさい。」 「こんなかっこいいのになんで別の奴好きとか話ししてるん……はぁ」 「人の好みはそれぞれやろ。みんながみんな侑好きなわけ無いやん。」 「んー…………いや、好きやろッ俺やで」 「そういうとこやぞ。」 治に訊いたところで期待した答えなんて返ってこないことは分かりきっていた。それでも誰かに聞いてほしいとき治は俺にとって最高の相手や。 その時、治のスマホが震える。 「誰やねん」 「〇〇さん。」 518 sirome0_0DONEただぼーっと日が沈むのを見ていた日々あなたが好きだと言ったもの。あなたが少し眠るだけと、目を閉じたあの夜から一体何日が過ぎたのだろう。 気がつけば新選組は、私を残してどこかへ行ってしまったようだった。 江戸へ行ったのか、大坂へ行ったのか、土方さんはいちいち連絡を寄越してくれていたのにも関わらず私の心はあの夜から何も受け付けない。 ただ、ただ、朝から日が沈むまで空を眺めていた。 何も考えられない、感じない。 「…い、おーい。」 だから、その時いま一番聞きたかった声を耳にした時すらすぐには気づかなかった。 「なぁ、って。悪かったよ。お前を一人にしちまってさ、」 「藤堂さ…っ」 「あぁ。」 目の前には、もう二度と言葉をかわすこともないだろうと思っていた人が立っている。 私の声に泣きそうな笑みを浮かべながら返事をしてくれる。 532 sirome0_0DOODLEハウルさんとソフィーのその後の日常好きって言われたいハウル「ソフィー、愛してるよ。」 ソフィー「そう。カルシファーお城を少し動かして。」 カルシファー「ソフィーがそんなことをいうなんて珍しいね。」 ソフィー「チェザーリーのお店に行きたいの」 ハウル「ソフィー、愛してる。」 マルクル「…ソフィーからも言ってあげたら」 ソフィー「そうね、マルクル。でも私みんなのいるところでは恥ずかしいの。」 マルクル「ふぅーん。…ソフィー、大好き。」 ソフィー「あらあら、私も大好きよマルクル。」 マルクル「ホント」 ソフィー「ほんとよ、私嘘はつかないようにしているの。」 マルクル「やったー」 カルシファー「…ソフィー、ソフィー」 ソフィー「なぁに、カルシファー」 カルシファー「ハウルが」 542 sirome0_0MOURNINGほんとは、寮長の座を譲っていない♦️先輩の話⚠捏造してます 424 sirome0_0DONE傘を壊してしまった🌸ちゃんと🏐男子tksm/sg/kr月島「嘘でしょ」 「…ねぇ、それいま一番言いたいの私だと思うよ。」 となりで傘をさしてた🌸ちゃん(影山くんファン)の傘が風に煽られて折れた瞬間を見てしまった月島くんの第一声と月島くんの想い人🌸ちゃんの第一声がこれ。 「っていうか、もっと他にあるでしょ。」 「何が」 「大丈夫とか僕の傘貸してあげるよ、とか。影山くんならこういうとき多分無言で傘貸してくれるよ。」 「はぁキミ王様のこと知らないでしょ。絶対無「月島…お前、女子が雨に濡れてんのに何やってんだよ。…ダイジョブっすかあの、これ」大丈夫だから、タオルも僕の貸すし。」 なんだかんだと話してると、たとえ話がついファンの影山くんがこの場にいたら、になる🌸ちゃんとそれだけでも面白くないのにご本人登場でさらにタオル出そうとカバンをガサゴソしてる影山くんも面白くない月島くん。 1474 sirome0_0DOODLE大人になった、デ クとダ イ ナマ イ トの恋バナクソ鈍感奇跡野郎緑谷「かっちゃん、結局まだ彼女いたことないんだ」 爆豪「なんだよっ文句あっか」 緑谷「ないないない、僕もないもん。ただ、意外だなあと思ってさ。かっちゃんかっこいいからきっとモテるんだろうな、とか。」 爆豪「モテるって別に褒め言葉じゃねぇだろ。好きなヤツに好かれてることが一番すげぇだろうが」 緑谷「確かに…両想いって奇跡だよね。」 爆豪「オレの目の前にはクソ鈍感な奇跡野郎がいるけどなっ、」 緑谷「へぇ…え」 212 sirome0_0DONE片思いで諦めきれないbll男子🖤、🐆🖤「好き、好き、何度でも言う。」 きっと、諦めない精神は強いと思う。 負けない·折れない·諦めない。 だから、断られても好きなものは、好きという。好きになってもらえるまで言う。 「おはよー、黒名くん。」 「おはよ、好きだ。」 レベルで告白するし、言われた側の🌸ちゃんは最初「なっ」ってなるけど、次第に慣れて「会話しようねー。」って流し始める。 あまりにも流しすぎてると、怒った🖤くんに手首掴まれて無言であんまり人が来ない廊下の隅に連れて行かれるし、「拗ねた拗ねた。」って頬を膨らませた🖤に真っ直ぐ目を見て伝えられる。 「ごめんね。」って🌸ちゃんが謝ると、🌸ちゃんの手首掴んだまうずくまり「〇〇、好きだ。俺じゃだめか」って顔を伏せたまま泣きそうな声で言われちゃうから、本当に自分のことを想ってくれているんだって改めて自覚する🌸ちゃんも同じようにしゃがみ込んでうずくまっちゃう。 928 sirome0_0DONE後輩が気になる先輩 348 sirome0_0DONE帰んないで、なんて言えるはずがなかった。ずっと、ずっとそばに居て欲しいなんて言えるはずがなかった。夢のような時間「エース」 「何してるんだゾオレ様待ちくたびれて帰るとこだったゾ。」 「デュース、グリム。」 「ボケっとしてんじゃねぇんだゾ。」 「あれ、あと一人…」 「フナッ」 「あと一人」 「……いたよな。」 「……いや、僕達は何時も二人と一匹だったぞ。」 「いたって」 誰か俺らにとって大切な…。 『………ス』 「ほら、聞こえる。あいつの声。」 オレらの知ってる、あの声。 『……ースッ………て、…が、……てる。』 『おき…っェースッエースっ』 「なんだよ、監督生」 そう、監督生、オンボロ寮の監督生… 「BADBOY、トラッポラ。クルーウェル様の授業はさぞかし心地よかったのだな。」 「げ。」 「あらら…」 「起こしてやってたのに、起きないのが悪いんだゾ。」 561 sirome0_0DONEやんちゃな男兄弟のいるお家にいて、兄弟の弟くんのほうが大事にしてたけど、ある日お兄ちゃんがそれを取り上げて首を回してしまった日から弟くんは、「怖いっ!遊ばない」って言って捨ててしまったものそんな、反転くんのはなし。ボクの住んでいたオウチにはトモダチが2人いた。 大きいトモダチと小さいトモダチ。 大きいトモダチはよく小さいトモダチをからかっていたけど、多分イジワルじゃなかったんだと思う。 小さいトモダチはボクを大事に大事にしていた。 ただ、マママは2人とは違った。 ボクを気味悪がってゴハンの時に小さいトモダチのそばに座るボクを見ては嫌そうな顔をしていた。それで大きいトモダチに言ったんだ。 あの気味の悪い人形を壊してこい。落書きをしたっていい。とにかく弟が人形と遊びたくなくなるくらいにしてこい、と。 大きいトモダチは、小さいトモダチがボクを大切にしていたのをよく知っていたからすごく悩んだんだと思う。 だけど、結局ママの怖さには敵わなかった。 767 sirome0_0DONEどうしても口説き(治し)たい人君は旅をするどうしても、どうしても口説けない人がいた。 その人は、いつも明るくてまるで病気なんてないような顔で診察室に入ってくる。 「せんせっ、今度沖縄に行くんだ」 「駄目だよ。」 その人は、僕の制止をなかなか受け止めてはくれない。 「今度こそ、治療を受けてもらう。」 「治療なら受けてるよ。」 「欠かさず処方薬は正しく飲んでるし、おかげで検査の結果も現状維持を続けてる。」 「だから、そうじゃなくて「いやだよ。」…」 「沖縄に行ってから。世界を見てから。どうせ私には私しかいないんだから。そんな私もそのうちいなくなるんだから。今、見に行くの。世界を。」 すぐにどうこうなる病気じゃない。ただ、彼女の病は確実にその小さな体を蝕んでいく。 719 sirome0_0DONE宮治モテる、ガチファン多そう義理と本命侑「…」 治「…(もぐもぐ)」 侑「…んでや。」 治「は角名、それ一個ちょうだい。」 侑「何でなんやおかしいやろ」 治「いや、突然目の前に来て大声出してるお前が一番おかしいやろ。」 侑「食いしん坊キャラがええんか戦隊ものでいう黄色が好きなもんはカレーです言うてるようなやつがええんか」 治「喧嘩なら買うけど…いや。しょうもなさ過ぎてやっぱ買えんかもな。」 侑「なんで、お前のほうがチョコ多いねん。しかも、本命っぽいのばっかやし同じ顔やぞ」 治「性格はいっしょにせんとってほしい。侑は性格クソやし、バレてるんちゃう」 侑「しょうもなさすぎて喧嘩買えへん言うてたくせにちゃっかり買ってんちゃうぞ。」 477 sirome0_0DONEtksmくんはこわい男少しオトナになった月島くんとおしゃべりする。月島「寒いのに耐性なんか無いけど。寒いもんは寒いでしょ。」 「でも、日向が、」 月島「僕を日向と同じように思わないでくれるあれは異常なんだよ。」 「そう、なの」 月島「そうなの、じゃないんだよね。」 「月島くん、暑い日も寒い日もこうなんか…すんってしてるから。」 月島「なにそれ、してないよ。寒い日は震えてるし、暑い日はげんなりしてる。」 「…そっか。まだまだ月島くんに関してはしならないことばかりだね。」 月島「まぁ、知りたきゃこれから知ればいいんじゃない」 「い、いけないよ。いけない。そうやってたまにキュンってさせてるんだ、悪い人間だ」 月島「僕、自分が善人だなんて一言も言ってないけど。」 「お、恐ろしい男だ。山口くんに言ってやる」 341 sirome0_0DOODLE大人になった山口くんと月島くんがご飯に行こうとしているよそんな日もある山口「ツッキー、」 月島「山口おつかれ。今日何食べる」 山口「牛タン、牛タン食べたくない」 月島「いいよ。」 山口「やった」 月島「山口…。」 山口「何ツッキー。」 月島「僕山口に彼女紹介されたとしてもどっちが彼女か分からなくなると思う。」 山口「え…どういうことツッキー疲れてる」 月島「疲れてはいると思う。」 山口「俺男だよ、彼氏の方。」 月島「わかってる、わかってるんだけど。反応がいちいち彼女なんだよ。」 山口「えぇぇっ。」 月島「早くお店行こ。多分ビール飲んでる山口はちゃんと男に見えると思う。」 菅原「おっ、山口と月島だっ今帰りか」 山口「あ、菅「山口逃げるよ。」えっえっ。」 月島「菅原さんに捕まると面倒くさ「こらこら、先輩から逃げようとするな今からメシ行くの一緒に行こうぜっ」アハハ〜。」 366 sirome0_0TRAINING大人になったtnkさんがtksmくんの好きな女の子と職場に来た話月島くんと片思い田中「つーきーしーまー、元気に労働してるか」 月島「げっ、田中さん」 田中「げっ、て言ったな」 月島「……アハハ、イッテマセンヨ。」 田中「良いんだな」 月島「は」 田中「いいんだな今日の俺は1人じゃない」 月島「誰を連れてきたんですか。菅原さんとかですか菅原さんならちょっとご遠慮いただきたいんですけど。」 田中「残念、スガさんではないっ」 「こ、こんにちはー。」 月島「な、んで。」 田中「はっはっは、嬉しかろう、嬉しかろう」 月島「いや、ちょっと待ってください。」 「田中さんとそこで会って。なら一緒に月島くんに会いに行こうかって。」 月島「何でそこで会うの」 田中「たまたまだ。」 「たまたまです。でも、お仕事してる月島くんの姿かっこ良いね。」 620 sirome0_0DONEマッチングアプリをしている彼女と⚽️男子4️⃣1️⃣くん、🐝くん、🐆くん、💪くん、👑くんの場合4️⃣1️⃣「…何見てんの」 待ち合わせの日に、少し前に待ち合わせ場所に来ていた🌸ちゃんが熱心にスマホとにらめっこしているのを見て、何となくわかっているけど聞く。 「マッチングアプリ始めたんだー。」って普通に答える🌸ちゃんに、「え、そうなん」と何故か関西弁チックになる4️⃣1️⃣くん。 まー、もう大人だしなぁとは思うものの、こんなによく会ってる俺って…って考え始める。 「でもまあ、世の中には色んな種類の人間がいるんだなーって観察するだけだけど。」 「それって、意味あるの」 「んー、わかんない。無いかもね。」 なんて会話をしながら、並んで歩き出す。 「あ、のさ…俺「あー、見てあれ可愛い」お、おーほんとだ!」 2179 123