姫君と蛮族 2 昔から姫君に仕える侍女長。
彼女は二人を幼い頃に見守っていた人物であり、ゼルダの良き理解者。
姫君は彼女の手を借り、厄災討伐および望まぬ婚姻回避に向けて、蛮族をハイリア式に仕込もうとする。父王に『退魔の剣を持つ勇者』と認めさせなくてはならないのだ。
今、国は困窮していた。
厄災の予言に慄くのは、予言を信じたハイリア人。他の種族は半信半疑に腰が重かった。
各自治区で神獣を発掘調査しているが、部族に発掘の名目で人が入るために支払う保証金。調査にかかる費用すべてを国庫から出した
故に成果を出さねばならぬのに、肝心の神獣は見つからず、要となる姫君の目覚めは訪れない。
大きな成果のない中、そこで現れた勇者までもがハイラル王国の者ではない。
3190