独白
MzkLk_TW
SPUR ME5月のイケハニ新刊の冒頭こんな感じのユキの独白で始まる予定!いきなりのモモモブ♀!全編通してユキにめちゃくちゃ頑張ってもらう所存です。前から書きたかったテーマなので何がなんでも書き上げたい。
ラブハイユキモモハピエンです!!!! 2
tsuka_mori
MOURNING🔑の独白でいったん浮かんだところまでこの続き書いてはいるけど詰んでる
―――ザザン、ザザァン
冬の海は波が荒れやすいのか、それとも立ち寄った今日が偶然荒れている日なのか。普段は穏やかに、砂浜へ引き寄せられては沖へと戻っていく波の音が、灯りの差さない真っ暗闇の中に響き渡っている。それは沿岸沿いにずっと先まで伝播し続けており、万次郎の立っている場所からでは終着点が見えない。段々と、果たして自分自身がどこに居るのかが分からなくなり、このまま気を抜くと暗闇へと飲み込まれてしまいそうになるが、少し足をずらすと湿り気の増した砂と靴底の擦れる音や感触が伝わり、どうにかとどまることが出来ている。
うっとうしい。
それは、潮風で荒々しく撫でられている己の髪が顔にかかるからなのか。永遠に続く暗闇に囚われそうになるからか。それとも、答えが手中に無く、見出す術も抗う術も何も見つけられない苛立ちからか。
553冬の海は波が荒れやすいのか、それとも立ち寄った今日が偶然荒れている日なのか。普段は穏やかに、砂浜へ引き寄せられては沖へと戻っていく波の音が、灯りの差さない真っ暗闇の中に響き渡っている。それは沿岸沿いにずっと先まで伝播し続けており、万次郎の立っている場所からでは終着点が見えない。段々と、果たして自分自身がどこに居るのかが分からなくなり、このまま気を抜くと暗闇へと飲み込まれてしまいそうになるが、少し足をずらすと湿り気の増した砂と靴底の擦れる音や感触が伝わり、どうにかとどまることが出来ている。
うっとうしい。
それは、潮風で荒々しく撫でられている己の髪が顔にかかるからなのか。永遠に続く暗闇に囚われそうになるからか。それとも、答えが手中に無く、見出す術も抗う術も何も見つけられない苛立ちからか。
suzumi_cuke
TRAINING306話の行間です。軍曹の独白で気持ちは鯉月。今しか書けないだろうなあ…と思ったので書いた。もう…鯉月…(言葉にならない)306話の行間 どうしてもとどうして 爆発の煽りを食った兵士たちの呻き声が車内に木霊する。座席は吹き飛び、後方の壁には大きな風穴が開いて、そこら中に血が飛び散っている。自分の姿も無様なもので、頭を切ったのか血が流れてきて鬱陶しい。
ぐらぐらする身体を這うようにしてどうにか座席の陰に隠したが、敵の気配はどんどん近づいてくる。何とかせねばと焦りが滲む。
床に転がっている手投弾が目に入った。
――もうこの手しかないか。
本来なら、今頃自分はこの世にはいないはずだった。それが今なお生き長らえているのは、鶴見中尉殿のおかげだ。
甘い嘘で騙されていたのだとしても、使い捨ての便利な駒にするつもりだったとしても、私の戦友だからと言ってくれた言葉に偽りは無かったのだと、今は思っている。
1730ぐらぐらする身体を這うようにしてどうにか座席の陰に隠したが、敵の気配はどんどん近づいてくる。何とかせねばと焦りが滲む。
床に転がっている手投弾が目に入った。
――もうこの手しかないか。
本来なら、今頃自分はこの世にはいないはずだった。それが今なお生き長らえているのは、鶴見中尉殿のおかげだ。
甘い嘘で騙されていたのだとしても、使い捨ての便利な駒にするつもりだったとしても、私の戦友だからと言ってくれた言葉に偽りは無かったのだと、今は思っている。
1のせ
MEMO52Hzの号哭。ぢゅれままの最後の独白が聞きたいよーって言われたので書きました!あなたには何もない誰かをあやすために誰かを守りたいために
ずっと誰かを追いかけていた
ずっとずっと追いかていた
でも、この手はつかめない
私の呪いが赦さない
私が呪われていたから
私がそういう存在だから
それでも私は掴まずにはいられない
私の呪いが叫んでしまう
やめてやめてお願い生きて幸せになって幸せにさせて守らせて愛しているの
叫んで悲鳴をあげて掴んで掴めないのを繰り返す
やめて
あぁ、私は掴めない呪いなのだ
どんなに私が伝えても
どんなに私が掴んでも
私は
私が殺してしまうもの
そういう呪いなんだもの
なら
もう
私は何も要らないわ
私が触って死ぬのなら
私はなにもしないわ
貴方が生きてくれるなら貴方が幸せなら貴方が決めた道なら
私はどんな形だってよかったの
799ずっと誰かを追いかけていた
ずっとずっと追いかていた
でも、この手はつかめない
私の呪いが赦さない
私が呪われていたから
私がそういう存在だから
それでも私は掴まずにはいられない
私の呪いが叫んでしまう
やめてやめてお願い生きて幸せになって幸せにさせて守らせて愛しているの
叫んで悲鳴をあげて掴んで掴めないのを繰り返す
やめて
あぁ、私は掴めない呪いなのだ
どんなに私が伝えても
どんなに私が掴んでも
私は
私が殺してしまうもの
そういう呪いなんだもの
なら
もう
私は何も要らないわ
私が触って死ぬのなら
私はなにもしないわ
貴方が生きてくれるなら貴方が幸せなら貴方が決めた道なら
私はどんな形だってよかったの
海老🦐
DONE「下弦の月2」とんでもなく今さらな続きです。
会長室長でしつちょの薄暗い独白ものです。3はないです。
主が道を誤らないよう標の役を自負していたジャーファルが、いつの間にか必要とされなくなっていたことに気づきたくなかったお話しです。
「そうか、わたしは悲しかったんだ」が言わせたかっただけで書きました。よろしくお願いします。 4
Sasa_xxx0812
PROGRESS【月尾】現パロ同棲してる二人の朝1.2が尾形さんの独白、3.4が月島さんの独白になります。
今回載せた話の続きと
【🦉 @P_owl296 】さんの、三月に出される月尾本と繋がる短編二つを綴らせて頂く事になりました。拙い文書になりますがよろしくお願い致します! 4
ばらばら
DONE独白金属と花。
どちらか選べと言われたらかなりの時間迷ってしまうだろう。
私はどちらもとても好んでいた。
金属の上ではバートがリラックスをしながら楽しげに私に声をかける。
抱き上げられて私の瞳に彼が大きく視界いっぱいにうつる。
彼がいない時は私の友人であるアールワンが情報を与えてくれる。
人を愛する方法。自分の気持ちを伝える方法。
どうやら私は記憶が時折抜け落ちるらしい。
アールワンは同じことを繰り返し伝えてから私の意見を聞く。
肯定と否定の動きで私とアールワンは会話をしていく。
いつか バートにも私の全てを伝えてみたかった。
バートは私を喜ばせることがとても上手だった。
私も彼と同じことをしたくてたまらなかった。
そう想いをつのらせていると
1113どちらか選べと言われたらかなりの時間迷ってしまうだろう。
私はどちらもとても好んでいた。
金属の上ではバートがリラックスをしながら楽しげに私に声をかける。
抱き上げられて私の瞳に彼が大きく視界いっぱいにうつる。
彼がいない時は私の友人であるアールワンが情報を与えてくれる。
人を愛する方法。自分の気持ちを伝える方法。
どうやら私は記憶が時折抜け落ちるらしい。
アールワンは同じことを繰り返し伝えてから私の意見を聞く。
肯定と否定の動きで私とアールワンは会話をしていく。
いつか バートにも私の全てを伝えてみたかった。
バートは私を喜ばせることがとても上手だった。
私も彼と同じことをしたくてたまらなかった。
そう想いをつのらせていると
ギギ@coinupippi
DONEココに恋をしている女の子話。何の罪もない平凡な女の子が、ココイヌの犠牲になってしまう。
ひたすら女の子の独白。
君のことが好きだった。図書館にいる男の子が気になる。
中学3年生、15歳。
私立校への推薦が決まっているから、そこまで必死に受験勉強に励む理由は無い。
同級生達は必死に最後の追い込みへと勉強をしている。
そんな場に私のような者は浮いてしまうから居づらくて、逃げ場所を求めて図書館にやって来た。
子供の頃は親子連れや読書を楽しむ人々で溢れていたけど、ここ数年人々の読書離れのせいか館内は閑散としてる。
却って都合が良いと、そこで昼から夕方頃まで適当に時間を潰すようになった。
子供の頃に読んだ絵本や、一昔前に流行っていたミステリー小説を読み漁りそれも飽きて来た頃。
彼は現れた。近くの中高一貫の私立校の制服を着た男の子。
歳の頃は私と同じくらい。黒髪に長めの前髪で真面目そうな雰囲気なのに左耳には揺れるピアス。
8076中学3年生、15歳。
私立校への推薦が決まっているから、そこまで必死に受験勉強に励む理由は無い。
同級生達は必死に最後の追い込みへと勉強をしている。
そんな場に私のような者は浮いてしまうから居づらくて、逃げ場所を求めて図書館にやって来た。
子供の頃は親子連れや読書を楽しむ人々で溢れていたけど、ここ数年人々の読書離れのせいか館内は閑散としてる。
却って都合が良いと、そこで昼から夕方頃まで適当に時間を潰すようになった。
子供の頃に読んだ絵本や、一昔前に流行っていたミステリー小説を読み漁りそれも飽きて来た頃。
彼は現れた。近くの中高一貫の私立校の制服を着た男の子。
歳の頃は私と同じくらい。黒髪に長めの前髪で真面目そうな雰囲気なのに左耳には揺れるピアス。
723
DOODLE明治軸オメガバ鯉月α鯉とΩだけど胎の傷で子を作れない月。
絆されていく月の独白。
鯉登音之進は不可思議だ。
自分勝手なようでいて、いつだって選択肢をこちらへ寄こしてくる。面倒なのは好きじゃない。自分の意思で考えるより流されてしまった方が早いし、何より下士官の立場上そうした方が得策であることが多かったからだ。
鯉登音之進は諦めない。
自分がどれだけ身分違いを説いても、機能しない胎を持つΩにどれだけ価値が無いかを切々と語って見せても聞く耳持たない。いや、聞いてはいるのだが頑として聞き入れてくれないのだ。これには困り果てた。どこに世界に子も孕めないΩを欲しいと熱心に口説いてくる者がいるだろうか。物好きか、あるいは面白半分か。そう思っていた事がバレて手酷く抱かれた事もあった。ほぼ襲われたといっても差し支えないような有様のボロ雑巾のようになっている俺をみて顔を青くし、すまないすまない悪かった許してくれと謝りながら身体を清められた時には、彼の行動の真意が全く分からず恐怖すら覚えたほどに、彼は自分には理解できない生き物だった。
1322自分勝手なようでいて、いつだって選択肢をこちらへ寄こしてくる。面倒なのは好きじゃない。自分の意思で考えるより流されてしまった方が早いし、何より下士官の立場上そうした方が得策であることが多かったからだ。
鯉登音之進は諦めない。
自分がどれだけ身分違いを説いても、機能しない胎を持つΩにどれだけ価値が無いかを切々と語って見せても聞く耳持たない。いや、聞いてはいるのだが頑として聞き入れてくれないのだ。これには困り果てた。どこに世界に子も孕めないΩを欲しいと熱心に口説いてくる者がいるだろうか。物好きか、あるいは面白半分か。そう思っていた事がバレて手酷く抱かれた事もあった。ほぼ襲われたといっても差し支えないような有様のボロ雑巾のようになっている俺をみて顔を青くし、すまないすまない悪かった許してくれと謝りながら身体を清められた時には、彼の行動の真意が全く分からず恐怖すら覚えたほどに、彼は自分には理解できない生き物だった。
96noScull
DONE梵天マイキー独白風。タイトルはつばきやの「恋わずらい」の歌詞から。つばきやの歌詞が好きカプにピタ―ッとハマると興奮してしまって( *´艸`)お願いさ、少し笑ってせめてもの救いを残して お前が戻ってくるまでの十二年は多分、お前へ捧げた愛だったと思う。
あの日お前から未来の話を聞かされて、思ったのは『やっぱり』ってことだった。
オレの衝動はずっと腹の中にあって、それをなだめるために喧嘩している節があった。
オレは東卍の仲間が好きだし、東卍の仲間も何があってもオレについてくるだろう。
それこそ地獄だって。
エマとイザナを亡くして、失うものは何もなくなった。
いやきっと、今エマとイザナが生きていたとしても地獄へ進んでいく過程で亡くしていたんだと思う。オレが強くたって、いや強いからこそ矛先はオレの大事なものに向かうんだ。
東卍のやつらはオレのもんなんだからオレのために死んでいくのはしょうがない。
812あの日お前から未来の話を聞かされて、思ったのは『やっぱり』ってことだった。
オレの衝動はずっと腹の中にあって、それをなだめるために喧嘩している節があった。
オレは東卍の仲間が好きだし、東卍の仲間も何があってもオレについてくるだろう。
それこそ地獄だって。
エマとイザナを亡くして、失うものは何もなくなった。
いやきっと、今エマとイザナが生きていたとしても地獄へ進んでいく過程で亡くしていたんだと思う。オレが強くたって、いや強いからこそ矛先はオレの大事なものに向かうんだ。
東卍のやつらはオレのもんなんだからオレのために死んでいくのはしょうがない。
yuno
PROGRESS男やもめ江澄な曦澄の続き。葬儀の悲しみから少し落ち着いた頃あたりです。藍曦臣の独白ターンで、気遣う曦臣と立ち直ってく江澄。まだ関係深めは蝸牛の歩みです。曦臣も無自覚。【曦澄】もう一度 #2気丈な人の気落ちした背中が胸に痛く、少しでも慰めになればと、あれから季節の折には文を送り、子供たちへと菓子を贈った。
そんなこちらの気遣いを、江晩吟は丁重に受け取ってくれた。
返礼の文に添えられた、子供たちが菓子を喜んで食べていた様子に藍曦臣も慰められたように思う。
葬儀で目にした幼子たちは、突然の母親の死に戸惑い、嘆き悲しみ、怯えているようにも見えた。
おそらく初めて触れたであろう死というもの。喪失の悲しみや寂しさに加え、何か得体の知れない恐れを感じ、父親の傍を離れなかった姿を思い出す。不安に怯える幼子の姿を見るのは心苦しい。そんな子供たちを、決して失うまいと抱き寄せていた彼の人の腕もまた震えていたのを覚えている。
1127そんなこちらの気遣いを、江晩吟は丁重に受け取ってくれた。
返礼の文に添えられた、子供たちが菓子を喜んで食べていた様子に藍曦臣も慰められたように思う。
葬儀で目にした幼子たちは、突然の母親の死に戸惑い、嘆き悲しみ、怯えているようにも見えた。
おそらく初めて触れたであろう死というもの。喪失の悲しみや寂しさに加え、何か得体の知れない恐れを感じ、父親の傍を離れなかった姿を思い出す。不安に怯える幼子の姿を見るのは心苦しい。そんな子供たちを、決して失うまいと抱き寄せていた彼の人の腕もまた震えていたのを覚えている。
とわこ
PASTTwitterに載せたブレットとシュミットとエーリッヒ独白ブレット←シュミット←エーリッヒ気味
「エーリッヒと喧嘩した」シュミットは膨れっ面でそんなことを言う。エーリッヒがミハエルばかり構うから、と。「だったらお前は俺と仲良くするか?」にやっと笑って言えば、「そうだな、キスのひとつでもしてエーリッヒを慌てさせるか」なんて軽く笑われる。所詮恋人にはなれない、悪友でしかない俺。
「エーリッヒと喧嘩した」さあ、お前はどう出る?「だったらお前は俺と仲良くするか?」「そうだな、キスのひとつでも…」さあ、さあ、据え膳だぞ。
なのにお前は苦笑して「さっさと仲直りしろよ」なんて頭を撫でてくる。俺はお前の友達以上にはなれないのか。エーリッヒとのこと、本気にしてるのか?
シュミットと喧嘩した。仲直りしないと…と彼を探したら、出くわしたのはブレットと2人で居るところ。頭を撫でられ、じゃれるようにその手を振り払うところ。僕ではブレットの様に対等にはなれませんか?でも…諦めません。「シュミット!」驚いた顔で振り返るあなたのその瞳に映るのは僕だけでいい。
424「エーリッヒと喧嘩した」さあ、お前はどう出る?「だったらお前は俺と仲良くするか?」「そうだな、キスのひとつでも…」さあ、さあ、据え膳だぞ。
なのにお前は苦笑して「さっさと仲直りしろよ」なんて頭を撫でてくる。俺はお前の友達以上にはなれないのか。エーリッヒとのこと、本気にしてるのか?
シュミットと喧嘩した。仲直りしないと…と彼を探したら、出くわしたのはブレットと2人で居るところ。頭を撫でられ、じゃれるようにその手を振り払うところ。僕ではブレットの様に対等にはなれませんか?でも…諦めません。「シュミット!」驚いた顔で振り返るあなたのその瞳に映るのは僕だけでいい。
Cxcy75jjuu
MAIKING兄がいるななみさんの話ですほぼ兄夫婦と独白です
でも七五です
くものいと笑い声で目が覚める。夫婦の、こどもの笑い声。それとコーヒーの香り。七海は、あたたかい布団のなかで、ただそれを聞いていた。
数ヶ月前から、何度か連絡が来ていた。【建人、顔を見せに来いよ】
【母さんは、あんなだから行けとは言わないけどさ】
【うちは歓迎するから】
七海には兄が居る。3つほど年上の兄だった。兄として大変出来たひとで、そうして普通のひとだった。
呪術師という道を選び直して、あえて疎遠になるようにさえ振る舞う、実家には一切顔を出さない連絡も入れない弟に対して、季節ごとにメッセージをくれたし、年が暮れる時期が来れば、うちに来いよとまで言ってくれる。細い糸のような兄弟の縁を途切れさせないように、細やかで繊細なひと。
4043数ヶ月前から、何度か連絡が来ていた。【建人、顔を見せに来いよ】
【母さんは、あんなだから行けとは言わないけどさ】
【うちは歓迎するから】
七海には兄が居る。3つほど年上の兄だった。兄として大変出来たひとで、そうして普通のひとだった。
呪術師という道を選び直して、あえて疎遠になるようにさえ振る舞う、実家には一切顔を出さない連絡も入れない弟に対して、季節ごとにメッセージをくれたし、年が暮れる時期が来れば、うちに来いよとまで言ってくれる。細い糸のような兄弟の縁を途切れさせないように、細やかで繊細なひと。
ムーンストーン
DONEダイの大冒険 140字SSに挑戦してみました。バーン大戦から百年位後のラーハルトのヒュンケルへの独白です。
無沙汰を詫びる昔人間と魔族が戦争をしてたって本当?と黒髪でヒュンケルの面影がある彼の曾孫にあどけなく問われ、涙腺の熱さに耐えられずここへきてしまった。
アバンの使徒が勝ち取った戦の無い世ではそちらへ行く切っ掛けがないのだ。
無沙汰はお前のせいなのだから今少し待てとラーハルトは墓石に酒をかけた。
140アバンの使徒が勝ち取った戦の無い世ではそちらへ行く切っ掛けがないのだ。
無沙汰はお前のせいなのだから今少し待てとラーハルトは墓石に酒をかけた。
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DONE※金光瑤の独白※捏造死後の話
※ほんのり曦瑤気味
※仄暗い雰囲気
大丈夫な方のみお読み下さい。
独り路タン、タン、タン
男は真っ直ぐな一本道を、真っ直ぐ進んでいき、その足音が反響した。彼が歩いた道の後の脇には真っ白な花が咲いていたが、それら全てが真紅に染まっていく。
男にはここが何処か解っていた。
同時に、自分が何故ここにいるのかも理解していた。
(何もない、ただ真っ暗な道。...地獄という所は、存外つまらない所だな。)
生前自分がしてきた事は悪と罵られてきたが、そこには何の後悔もしていない。為すべきことをしたのだ。思えば、己が運命はどこまでも負の感情に満ちていた。救いようのない父親、どれほど誠実を尽くしても出生の身分差で自分という存在を絶対に認めなかった大勢の人間達。初めて得られた信頼はやがて疑念へと変わり、いつしか嫌悪へと変わり果てた義兄弟。病の元になるモノは放っておくわけにはいかない。それはいずれ全身を巡り、死に至る。己の体を蝕む病に対して自分がすべき事は『元となりえる可能性を全て取り除く』ことだ。
1163男は真っ直ぐな一本道を、真っ直ぐ進んでいき、その足音が反響した。彼が歩いた道の後の脇には真っ白な花が咲いていたが、それら全てが真紅に染まっていく。
男にはここが何処か解っていた。
同時に、自分が何故ここにいるのかも理解していた。
(何もない、ただ真っ暗な道。...地獄という所は、存外つまらない所だな。)
生前自分がしてきた事は悪と罵られてきたが、そこには何の後悔もしていない。為すべきことをしたのだ。思えば、己が運命はどこまでも負の感情に満ちていた。救いようのない父親、どれほど誠実を尽くしても出生の身分差で自分という存在を絶対に認めなかった大勢の人間達。初めて得られた信頼はやがて疑念へと変わり、いつしか嫌悪へと変わり果てた義兄弟。病の元になるモノは放っておくわけにはいかない。それはいずれ全身を巡り、死に至る。己の体を蝕む病に対して自分がすべき事は『元となりえる可能性を全て取り除く』ことだ。
@gateau_au_C
DONE⛴の独白 ※死ネタ同棲あの子はマスターの大事な大事な宝物だそうです。
ぐったりしているあの子を此処へ連れてきたマスターがあまりにも幸せそうな顔をしていたから、このピエロの子を此処へ置いているだけです。
目を覚ましたピエロは遠目からでもわかるくらい怯えて顔を青ざめさせました。
「グリルッグリルッ」とワタシの存じない名前を呼び出入り口へと走っていきました。
指先まで震えさせてガタガタと扉を開けようと必死なピエロを、マスターは背後から嬉しそうに腕の中に閉じ込めました。
ピエロは「ぎゃ」と蛙が潰れたような悲鳴をあげました。
ピエロはそれでもまだ必死でした。
逃げられるとでも思ったのでしょう、マスターに比べて貧弱な体を捩りバタバタと四肢を動かしていました。
3388ぐったりしているあの子を此処へ連れてきたマスターがあまりにも幸せそうな顔をしていたから、このピエロの子を此処へ置いているだけです。
目を覚ましたピエロは遠目からでもわかるくらい怯えて顔を青ざめさせました。
「グリルッグリルッ」とワタシの存じない名前を呼び出入り口へと走っていきました。
指先まで震えさせてガタガタと扉を開けようと必死なピエロを、マスターは背後から嬉しそうに腕の中に閉じ込めました。
ピエロは「ぎゃ」と蛙が潰れたような悲鳴をあげました。
ピエロはそれでもまだ必死でした。
逃げられるとでも思ったのでしょう、マスターに比べて貧弱な体を捩りバタバタと四肢を動かしていました。
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MOURNING毒姫パロ鋭百🍑くんの独白
ひとのやさしさが どくになることを、僕は知らなかった。
暗殺の命を受けた僕が貢物として献上された国、そこは豊かで広大で優しい人たちの生きる場所だった。僕が毒姫だと、王を暗殺するために来たのだと知ってもなお、そういう風に生きていたなら、命令されたなら君は悪くないと言って許してしまう、そんなお人好しばかりの国だった。
好きなだけここにいていいんですよ。
アンタは「人間」としての生き方を学ぶべきです。
年若く不遜で天才な王様はそう言って、僕を客として迎え入れて、もてなしともいえるような満ち足りた暮らしを与えてくれた。
ごめんなさい。
故郷に遺してきた、未だ毒姫としての生活を強いられている子供たちに向かって届かない謝罪を繰り返す。
1601暗殺の命を受けた僕が貢物として献上された国、そこは豊かで広大で優しい人たちの生きる場所だった。僕が毒姫だと、王を暗殺するために来たのだと知ってもなお、そういう風に生きていたなら、命令されたなら君は悪くないと言って許してしまう、そんなお人好しばかりの国だった。
好きなだけここにいていいんですよ。
アンタは「人間」としての生き方を学ぶべきです。
年若く不遜で天才な王様はそう言って、僕を客として迎え入れて、もてなしともいえるような満ち足りた暮らしを与えてくれた。
ごめんなさい。
故郷に遺してきた、未だ毒姫としての生活を強いられている子供たちに向かって届かない謝罪を繰り返す。
C(cino)
DONE #E・ジークフリート誕生祭2021 でツイートしたものジークくんの誕生日を今年こうしてお祝いできるのもキャラにハマったのもあの全部ぶちまけて下すった独白のせいなので!!!!323話ありがと~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 2
めてぃ
DONEキッコウさんの素敵絵に勝手に文章つけさせてもらいました。素敵な絵はこちら
https://twitter.com/Citron_Other/status/1450500106302590987?s=20
正守の独白的な感じです。イメージがずれていたら直すので言ってください。あとダメだったら消すので遠慮なく言ってください。
【弟はとても小さい】
弟が生まれた。でも弟と言われてもよくわからない。猿みたいだし。
みんなが正統継承者だと喜んでいる。なら、僕はもういらない?今まで修行だって頑張ってきたのに?
誰もいない時にじっと見てみた。自分で歩くこともできないししゃべることだってできない。何もできなくせに。なのに僕より必要なの?
そんなことを考えながら手を伸ばしたら僕の指を小さな手でぎゅっと握って笑ってくれた。こんなにかわいいもんなのか。僕って君にとって必要?そう思ってくれるならうれしいな。
なんとなく居る場所がなくなっていたけど、見てたら弟もいいなって思えるようになってきた。
正統継承者ってなに?良守は僕の弟なんだ。そんな弟はとても小さい。
1290弟が生まれた。でも弟と言われてもよくわからない。猿みたいだし。
みんなが正統継承者だと喜んでいる。なら、僕はもういらない?今まで修行だって頑張ってきたのに?
誰もいない時にじっと見てみた。自分で歩くこともできないししゃべることだってできない。何もできなくせに。なのに僕より必要なの?
そんなことを考えながら手を伸ばしたら僕の指を小さな手でぎゅっと握って笑ってくれた。こんなにかわいいもんなのか。僕って君にとって必要?そう思ってくれるならうれしいな。
なんとなく居る場所がなくなっていたけど、見てたら弟もいいなって思えるようになってきた。
正統継承者ってなに?良守は僕の弟なんだ。そんな弟はとても小さい。
botabota_mocchi
DOODLEセイブザクイーンのことを別に後ろ向きな気持ちでは全然捉えていないヒカセンの独白をたらたら書いただけのもの戦場の神様たぶん好ましく思っていた。理性的で、人間らしくて、深い憎悪をたぎらせたそのひとを。というより、親近感を覚えていたのだ。だってみな、彼女を環境によって育まれた化け物のように呼ぶから。
“悪魔”と対峙したミーシィヤさんは、確かにあの場において唯一、人民を守る神だった。
でも、横たわり息も絶え絶えにわたしを見るこの人は既にただのか弱い人間だった。守るべきもの。屠るべきもの。その線引きが人より曖昧な自覚はどうにもあって、だからこそわたしは英雄なんて化け物をやっている。そのための力があったからそこに立ち、自分の想いに沿ってふるうこと。彼女とわたしに違いはない。戦場に切実なこころを抱いているかいないかの違いはあれど。
736“悪魔”と対峙したミーシィヤさんは、確かにあの場において唯一、人民を守る神だった。
でも、横たわり息も絶え絶えにわたしを見るこの人は既にただのか弱い人間だった。守るべきもの。屠るべきもの。その線引きが人より曖昧な自覚はどうにもあって、だからこそわたしは英雄なんて化け物をやっている。そのための力があったからそこに立ち、自分の想いに沿ってふるうこと。彼女とわたしに違いはない。戦場に切実なこころを抱いているかいないかの違いはあれど。
sbty104_ikai
MOURNING少し文章を入力するとAIが小説を書いてくれるサービスを利用したら、何故かノンシュガーなネームレス夢小説が爆誕しました(笑)パスワードは、いかいいりの真ん中の日(4桁)
※AIが書いてくれたものに加筆修正加えています。
⚠️特定キャラに片思いするモブ女性のちょっと気色悪い独白文です。 2355
Kakitu_prsk
PROGRESS「我らが王に万雷の喝采を!」続編予定の冒頭。ル視点の"あの時"のお話。またはとある錬金術師の独白※終始シリアス&鬱&悲しみ
※ルのメンタルド底辺。鬱が凄い。誰か精神分析してやって
※途中なんで後からいくらでも変わる可能性あり
役立たずの錬金術師――僕は、自分が想っているよりも"ハッピーエンド"が好きらしい
子どもの頃に初めて見た"人魚姫"は、それこそ一般的には"悲劇的"とされる物語だろう。
それでも、"悲劇"だって人の心に想いを残すことはできる。こうして僕が"演出家"としての道を歩んでいるのがその証拠だ。
……それでも、僕は何時だって"ハッピーエンド"を望んでいた。
悲しい未来も、避けられない地獄も、今は何も考えなくて良い。
全ての人が心から笑える幸福な未来を作りたい。それは僕だけの願いではなく、ワンダーランズ×ショウタイムみんなの"想い"でもあった筈だ。
13864子どもの頃に初めて見た"人魚姫"は、それこそ一般的には"悲劇的"とされる物語だろう。
それでも、"悲劇"だって人の心に想いを残すことはできる。こうして僕が"演出家"としての道を歩んでいるのがその証拠だ。
……それでも、僕は何時だって"ハッピーエンド"を望んでいた。
悲しい未来も、避けられない地獄も、今は何も考えなくて良い。
全ての人が心から笑える幸福な未来を作りたい。それは僕だけの願いではなく、ワンダーランズ×ショウタイムみんなの"想い"でもあった筈だ。
四季(siki)
DONEワールドエンド(https://poipiku.com/IllustViewPcV.jsp?ID=2154176&TD=5038350)の続き③ブラッド独白。わりと弱ってる。
ブラッド様を泣かせてしまった…許してください。
※なんでも大丈夫な人向け。ダメだと思ったら遠慮無くブラウザ閉じてください… 2270
yuno
DONE虚淮独白小話。霜降イラストを見て思いついたちょっとした書き散らし。【虚淮】『わからないのか』「あれは何を考えている」
「わからぬ。読めぬ」
微動だにしない冷たい顔の下でいったい何を考えているのか。こちらに悟らせようともしない。術に因る解析も不可能。その心の内を何一つ波立たせることなく、ただ静かに沈黙している。
「虚淮。何を考えている……」
「……」
行ったか。
牢の前に屯していた気配が遠ざかるのに疎ましげに息をつく。
あれから何度となく干渉を受けているが、そのいずれにも反応を返したことはない。ただ座し、在るのみだ。それ以上の何かを示すつもりはないのだといい加減理解すれば良いものを。
彼らが自分の処遇を持て余していることは知っている。
従属するのなら制限の下に解放もできよう。害意があるのなら処断もできよう。
1222「わからぬ。読めぬ」
微動だにしない冷たい顔の下でいったい何を考えているのか。こちらに悟らせようともしない。術に因る解析も不可能。その心の内を何一つ波立たせることなく、ただ静かに沈黙している。
「虚淮。何を考えている……」
「……」
行ったか。
牢の前に屯していた気配が遠ざかるのに疎ましげに息をつく。
あれから何度となく干渉を受けているが、そのいずれにも反応を返したことはない。ただ座し、在るのみだ。それ以上の何かを示すつもりはないのだといい加減理解すれば良いものを。
彼らが自分の処遇を持て余していることは知っている。
従属するのなら制限の下に解放もできよう。害意があるのなら処断もできよう。
ちゅきこ
DONE脳神経内科医・光忠さんと、脳神経外科医・伽羅ちゃん、伊達組+αのみんなが脳血管センターのドクターとして働いている話。今回は光忠入局2年目、大倶利伽羅研修医2年目の話。
光忠の実家を訪れ、二人の関係を報告します。
上中下の3部構成の中、燭台切父の独白から始まります。
【刀×医パロ(🍯🌰)】㉕鍔際(中)父は僕と伽羅ちゃんを見つめたまま、いつも以上に落ち着き払って、淡々と回顧を始めた。
*****
相州という男は私の理想だった。
私と彼は刀医の同期で、1年の時から何をするのも一緒、ずっといい級友だった。私は二世医者で親の七光りという感じだったから、常に自らの意思があって邁進する彼がとても眩しかった。
彼は熱心で研究も好きだったし、臨床では脳をやりたいと言って外科医になった。
私もそれは面白いと思って一緒になってやってたら、いつの間にか神経内科医になっていたよ。
当時は臨床研修医制度もなくて、卒後に入局したらそれっきりだったから、私も相州も若手で入局したての頃はそれこそ馬車馬のように働いた。
そのうち相州は論文をよく書くようになり、海外の学術誌にも掲載され、脳波計の開発で産学の橋渡しをするようになった。
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相州という男は私の理想だった。
私と彼は刀医の同期で、1年の時から何をするのも一緒、ずっといい級友だった。私は二世医者で親の七光りという感じだったから、常に自らの意思があって邁進する彼がとても眩しかった。
彼は熱心で研究も好きだったし、臨床では脳をやりたいと言って外科医になった。
私もそれは面白いと思って一緒になってやってたら、いつの間にか神経内科医になっていたよ。
当時は臨床研修医制度もなくて、卒後に入局したらそれっきりだったから、私も相州も若手で入局したての頃はそれこそ馬車馬のように働いた。
そのうち相州は論文をよく書くようになり、海外の学術誌にも掲載され、脳波計の開発で産学の橋渡しをするようになった。
とりから
DOODLE笑いの絶えていた緑園殿に笑い声が響く。ずっと怯えられていた兄上さまの温かな笑い声。
今世王の幸せが滲む悪戯する声。
永く永く在っていただくために今日も緑園殿を磨きあげる。
とある灰色狼さんの独白。🌿🍆
ほほえみネコモドキ
TRAINING裏表メインキャラ(9人)をルーレットやらあみだくじやら使って決まった二人を会話させる小説練習もどきのようなキャラ立ての一連のような何か一個につき300から500字目安の予定だった(過去形)
現実は500から700字である…減らしたい。
組み合わせによっては本編で会わないコンビにもなるがクロスオーバーとして会話したらどうなるかという想像で書く
2回とも同じ人物が出たらその人物の独白を書く
プチ創作小説パラ…パラ……と紙を捲る音が静かな部屋に響く。
特に話すこともないので、ただ二人は沈黙のなか、各々本を読んでいた。
沈黙は慣れているが、少し、彼相手だと気まずい。その気まずさから彼の方をチラリとみる。
彼は、栞を指に挟み、淡々と黙読しているようだ。結構読むのが早いのだろうか、次々とページを捲っていく。と、視線に気がついたのだろうか、持っていた栞を本に挟み、こちらに視線を返す。
「…何か、僕についてるの?」
「ん、いや、その栞少し年季があるような気がしてさ」
「あぁ…これね。昔…5年前くらい前かな?友達が旅行のお土産に買ってきてくれて、それ以降ずっと使ってるんだ」
「5年もか…物持ちがいいんだね」
「…そうかもね、一応気をつけて使ってはいるかな」
2985特に話すこともないので、ただ二人は沈黙のなか、各々本を読んでいた。
沈黙は慣れているが、少し、彼相手だと気まずい。その気まずさから彼の方をチラリとみる。
彼は、栞を指に挟み、淡々と黙読しているようだ。結構読むのが早いのだろうか、次々とページを捲っていく。と、視線に気がついたのだろうか、持っていた栞を本に挟み、こちらに視線を返す。
「…何か、僕についてるの?」
「ん、いや、その栞少し年季があるような気がしてさ」
「あぁ…これね。昔…5年前くらい前かな?友達が旅行のお土産に買ってきてくれて、それ以降ずっと使ってるんだ」
「5年もか…物持ちがいいんだね」
「…そうかもね、一応気をつけて使ってはいるかな」
pkmnhuji
TRAINING自分の中のキバダンの歩みを考えていこうと思って書き始めたキの独白GC同期、本編主人公はmsrくんの設定
もちろん本編ネタバレあり
ダの気持ちはわからない
小説ではない
色んな方とネタも被ってます
まだ続きを考えている途中なのでどこまで続くかわからないです
ゆくゆくは2人を結婚させたいとは思っている
kbnの独白同じ年にジムチャレンジに参加したオレとダンデは歳も近かったこともあり、仲良くなるのにそう時間はかからなかった
同じくらいの歳であるはずなのに、なにかにつけて楽しげにバトルを申し込んでくるダンデは近所の子供のようで放っておけなくなるのだ
たまにバトルを断るとアイツはひどくむくれてオレがバトルをすると言うまで拗ね続ける所もまたダンデを幼く見せる所以だったのかもしれない
そしてダンデの迷子癖が1番目を離せなくさせた
最初のころは迷った挙句自分でなんとかしようと歩き回るので余計に迷い込み捜索が困難だった
迷ったと思ったらすぐ連絡をしてその場から動くなと言い聞かせてからは格段に見つけやすくなったものの、不安げに縮こまっていたダンデがこちらを見つけた瞬間の今にも泣き出しそうな笑顔はオレの心臓を握りしめるような痛みを与えた
3179同じくらいの歳であるはずなのに、なにかにつけて楽しげにバトルを申し込んでくるダンデは近所の子供のようで放っておけなくなるのだ
たまにバトルを断るとアイツはひどくむくれてオレがバトルをすると言うまで拗ね続ける所もまたダンデを幼く見せる所以だったのかもしれない
そしてダンデの迷子癖が1番目を離せなくさせた
最初のころは迷った挙句自分でなんとかしようと歩き回るので余計に迷い込み捜索が困難だった
迷ったと思ったらすぐ連絡をしてその場から動くなと言い聞かせてからは格段に見つけやすくなったものの、不安げに縮こまっていたダンデがこちらを見つけた瞬間の今にも泣き出しそうな笑顔はオレの心臓を握りしめるような痛みを与えた
hiiragi_softeni
MOURNINGキラの独白もどきなキラカガ(序盤アスランのことを言ってますが、一応友情です)
無駄に長いしめちゃくちゃだと思います…。すみません🙇💦
おひさま君はいつも突然だ。
例えば、天気雨の中に降り注ぐおひさまのような。
ザフトからの攻撃を振り切ってどうにか地球に降り立ったあと、僕達を乗せたAAは船のごとく海の上を走っていた。
地球に来たのが初めてな僕は、皆が艦内にいることを確認したあと、よくひとりで艦板に赴いていた。
無意識にだが、誰かといることで自分を追い詰めているような気がして、せめてこの癒やしの時間は守ろうとした結果だった。
ひとりでいることは楽だ。気を遣う必要がないから。
けれど、ひとりでいることはとても辛い。だって、自分と向き合うしかないから。
アスランー。僕と兄弟のように育った彼とは、もう道は完全に分かたれてしまったのだろうか。
お互いの気持ちをぶつけるばかりで、聞く余裕も現状を変える術も持たない僕達は、あの日の別れを境に会わないままの方が良かったのだろうか。
1852例えば、天気雨の中に降り注ぐおひさまのような。
ザフトからの攻撃を振り切ってどうにか地球に降り立ったあと、僕達を乗せたAAは船のごとく海の上を走っていた。
地球に来たのが初めてな僕は、皆が艦内にいることを確認したあと、よくひとりで艦板に赴いていた。
無意識にだが、誰かといることで自分を追い詰めているような気がして、せめてこの癒やしの時間は守ろうとした結果だった。
ひとりでいることは楽だ。気を遣う必要がないから。
けれど、ひとりでいることはとても辛い。だって、自分と向き合うしかないから。
アスランー。僕と兄弟のように育った彼とは、もう道は完全に分かたれてしまったのだろうか。
お互いの気持ちをぶつけるばかりで、聞く余裕も現状を変える術も持たない僕達は、あの日の別れを境に会わないままの方が良かったのだろうか。
kky_89
MEMOイベントボスが自責の刃になりそうなタイプのカンの独白。両脇の賞 かれは王座など欲しくなかっただろう
永遠など望まなかったろう
けれど私の
エゴで
祈りで
願望で
彼らの屍に冠を一つ
彼らの墓標を華で彩り
彼らの亡骸を黄金で覆い
げに美しき傀儡を織る
創作の海原を渡る若翼のせめてもの標になりますように
創作のさざれ石に敢然とたたずむ巌となりますように
彼は寂滅を愛したろうに
彼の臨みの裏切りを黙して私は彼らを愛している
204永遠など望まなかったろう
けれど私の
エゴで
祈りで
願望で
彼らの屍に冠を一つ
彼らの墓標を華で彩り
彼らの亡骸を黄金で覆い
げに美しき傀儡を織る
創作の海原を渡る若翼のせめてもの標になりますように
創作のさざれ石に敢然とたたずむ巌となりますように
彼は寂滅を愛したろうに
彼の臨みの裏切りを黙して私は彼らを愛している
yukke_jan_MK
DOODLEカバサブ片想い🤿🧊短文独白ってやつです
ハンゾウが復活する前(映画より前)のあたりの話だと思ってください
まだ🤿🧊への解像度低いと思うんで恥ずかしい…許してください…あと「氷に閉じ込めて/SuperFly」聞いてください…
カバサブ片想い🤿🧊「氷に閉じ込めて」400年前は燐塊に仕え、現在迄の400年間シャンツンに仕え、心を凍りつかせてしまっているサブゼロ。いつもぼーっとしているような、どこか遠くを見ているような……その目線の先には、心の向く先には一体何があると言うのだろう。心を無にして殺しをしてきたサブゼロだが、無意識に、あの影を追っている。こんな暗闇の中にいるというのに、微かすぎる光を見ている。数世紀前に自らの手で殺した亡霊のことを、思い出さずともずっと忘れられずに居る。
なあサブゼロ、サビィ、そんな有るかも分からないもんに、光なんて見つけないでくれ。どこにも行かないで、どうか消えないでくれ…。俺を見なくたっていいから。
自分より小さな体格だが熊のようにずっしりとした重心を持つブレのない、なのに地面から足が浮いているような。冷たく美しい鎧を纏った後ろ姿を見て、なぜだか抱き締めたくなってしまった。
515なあサブゼロ、サビィ、そんな有るかも分からないもんに、光なんて見つけないでくれ。どこにも行かないで、どうか消えないでくれ…。俺を見なくたっていいから。
自分より小さな体格だが熊のようにずっしりとした重心を持つブレのない、なのに地面から足が浮いているような。冷たく美しい鎧を纏った後ろ姿を見て、なぜだか抱き締めたくなってしまった。
botabota_mocchi
DOODLE漆黒 ホルミンスター後自宅ヒカセン独白(1p)/自宅ヒカセンの旅立ちの理由(3p)/クリスタリウム襲撃後星見の間(1p)/クリスタリウム到着間もない頃(2p)/ハーデス戦後〜エンディング(2p) 9ナツメ
PAST遙か2別れを選んだ彰紋の独白
桜のような人彼女は桜のようなひとだったように思う。
「世の中にたえて桜のなかりせば……」
彼女が京にいたのは長い秋と、短い冬の間だけだったのに。なぜか彰紋にはそう思い起こされ、そして自分でも気がつかないうちに、春の歌をくちずさんでしまう。
彼女の世界についていくことも、こちらに残ってもらうことも、出来たかもしれない。だが、どちらも選べなかった。だから余計に、そう思い出すのだろうか。
桜が咲かなければ、その咲きようにも、散りようにも、こころを乱すことはない。それでも焦がれる、想う、そんなところが彼女に似ていた。
251「世の中にたえて桜のなかりせば……」
彼女が京にいたのは長い秋と、短い冬の間だけだったのに。なぜか彰紋にはそう思い起こされ、そして自分でも気がつかないうちに、春の歌をくちずさんでしまう。
彼女の世界についていくことも、こちらに残ってもらうことも、出来たかもしれない。だが、どちらも選べなかった。だから余計に、そう思い出すのだろうか。
桜が咲かなければ、その咲きようにも、散りようにも、こころを乱すことはない。それでも焦がれる、想う、そんなところが彼女に似ていた。