暁/houhoupoteto @houhoupoteto @houhoupotetoオロイフ、ヌヴィリオ、タル鍾SS置き場 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 100
ALL オロイフ ヌヴィリオ タル鍾 レイチュリ カヴェアル 鍾タル ディルガイ 暁/houhoupotetoDONEタル鍾 /💧🔶家族と同等の価値のあるもの※無事であれという願いを込めてよくわからない焦り。 よくわからない、呼ばれている感覚。 でもこれだけはわかる。オレは多分、もう。 「せーんせ」 「公子殿…何度も言っているが玄関から入ってこないのか?」 鍵のかかっていない窓を勝手に開け放ち、入り込む姿に驚く様子は微塵も見せずに、ため息交じりにそう問われる。 「でもそのために鍵かけてないんだろ?」 窓を締め、イジワルく問い返すと、またため息を軽くついて視線を本に戻した。その口元が綻んでるのは見逃さない。 そしてその本の装丁が普段と違い華やかに彩られている事に気付いた。 「何読んでんの?」 「あぁ…今度詩歌大会なるものに呼ばれたんだ。モンドとの合同と言われたからそちらの詩について学んでおこうと思ってな」 2266 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ /🌧️⛓️暖かくて冷たい思い出※まだ付き合ってない※チューも未※自分の思いに気付いてない🌧️と、好きだけど⛓️🌧️だと思ってる⛓️※ヌリ任務未ですが色々見て入るので一応ネタバレ有※色々捏造※作者が風邪(どうでもいい)ここはどうしてくらいの? 「どうしてこんな事を…っ」 どうしてみんなはなれていくの? 「こんな子供が」 「まさかそんな訳」 「でもこの血は…」 「人殺し」 あぁそうか びちゃ、と一歩踏み出した足音は、昔々に聞いたことのある音だった。 その日は、真っ赤な真っ赤な、晴れた日だった。 「有罪だ」 瞬きをすればそこは昔々に見た眺め。 見下げられるその目に、発せられた言葉とは真反対の感情が生まれていた。 「こんな子供になんてことを」 「取り消せ」 はっと振り向くと、顔の見えない観衆共がいらない正義感を振りかざしている やめろ、やめてくれ 「…黙れよ」 その言葉は誰にも届かない 「静粛に。静粛にしたまえ」 聞き慣れた、変わらないその姿から感情のない言葉が吐き出され 3026 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ/🌧️⛓️置き土産※🐰ちゃん視点※まだ付き合ってないし自覚してるのは⛓️だけ※種捏造「こいつぁ…どうするかな。」 しばらく、ガラス越しの海の空を見上げながらそう漏らした。 ◆ コンコン 自分の背よりも高いドアノブ それをわかってるから開けてくれるヌヴィレット様 「久しいなシグウィン。息災か?」 「えぇもちろん。うちはずっと元気なのよ」 実のところ、最近元気な人たちが多くて医務室にひっきりなしにけが人が来てたから、無理やり休みを取って『あの人も寂しがってるだろうから会いに行ってこい』って言ってくれたのよね。 今頃その人達はお灸を据えられているんでしょうけど。 「久々の空は気持ちがいいわねー。あ、これ、お土産なのよ」 「ほう。さっそく頂こう」 ヌヴィレット様が手に持っていたものを窓辺に置いて、公爵からの茶葉を受け取り準備をする。 1512 暁/houhoupotetoDONEタル鍾/💧🔶可愛い龍※半龍化あり※🌧️の🔶ボイス未※書きたいこと書いただけなので終わり方雑「ねぇねぇせんせ?」 布団の中、手をつなぎながら問いかける 「…どうした?」 まだ呼吸が整ってないその姿に微笑みながら、聞いてみる。 「水龍、知ってる?フォンテーヌの」 「ん…あぁヌヴィレット殿か」 ふーん知ってるんだへぇー 「ふふ…なんだ嫉妬か?」 「む…あーあー、だってさーまーた俺の知らない先生を知ってる奴が出てくんだもんなー」 ゴロンと仰向けになる。すると今度は先生がうつ伏せになって、俺のお腹に手を載せてくる。 …またヨコシマな頭になるからやめてくれ 「俺の過去は気にしないんじゃなかったのか?」 「んなこと言ったってやっぱ実際出てくるとさ、気になるじゃん…つか強いし」 完全に開放していなかったにしろ、一撃で沈められたのが悔しくて悔しくて。 1540 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ/🌧️⛓️待てを喰らわば※少し⛓️🌧️描写ありうなじ。 ヌヴィレットさんの、うなじ。 俺は今、ヌヴィレットさんのうなじを見ている。 そう、何故こんな事になったかというと、二徹目の俺の所にヌヴィレットさんが来たから。 …明日が辛くなっちまうから今日はそういう雰囲気にならないようにと思って、たまに看護師長にするみたいに三つ編みにでもしてやろうかと思っただけで… ゴクリ、と喉が鳴る 俺自身に対する考え方を改めないといけないらしい。 ソファに座り、優雅に本を読んでいるそのうなじに、かぶり付くかのように顔を寄せ 「…っ」 必死に抑え込んで、頭を垂れる。 「ふふ…どうしたのだリオセスリ殿」 髪がくすぐたかったのか、透き通った笑い声が耳元でする 「…あんたが欲しくなった」 カチャリ、とカップをソーサーに置く音。 1644 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ/🌧️⛓️心の曇りが晴れる時※⛓️の脳内が⛓️🌧️なのでそのような表現あり。「公爵様大変です」 唐突な大声 生産エリアの管理について話し合っていたため、その急な訪れに少々驚く 「なんだ大声で。どうした?」 「ヌヴィレット様がっいらっしゃってます」 「はぁ?今日は何も…まさか何かあったのか…にしても他の新入り達と一緒に来たのか…?」 「それがその…管理エリアの方からで…」 「はぁ泳いできたってことか」 「そうみたいで…濡れてましたから…」 「どこだ」 「執務室にいらっしゃいます」 ◆ 「ヌヴィレットさんどうした」 勢いよくドアを開け、鉄製の階段を駆け上がるとそこには、 「あら公爵?急いでどうかしたの?」 「あぁリオセスリ殿、急いでどうかしたか?」 ……はぁ? 「いや、だってあんた…海から来たってよっぽどの事があったのかと…」 4319 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ/🌧️⛓️⛓️→🌧️雨のち心「うぉ…マジかよ…」 いつも通り、定期の『仕事』として久々に上がってきたんだが、 「リオセスリ様、こちらをお使いくださいっ」 ちぃちゃな背を伸ばして渡してくれる傘 「おう、サンキュ。悪いな」 それを受け取り、差してさほど遠くはない目的地へ歩き出す。 「あの…リオセスリ様、我々は濡れても問題がありませんので、そんな気を遣って下さらなくても良いのです」 おずおずとそう言われる。 俺が腰をかがめているのに絶えられなかったのだろう。…自分は傘を使わずにびしょ濡れで待っていてくれたメリュジーヌちゃん 「いやいや、そうもいかないさ…『雨』に濡れるのはイヤだろう?」 「…すみません」 「気にすんな。謝りすぎると表情も暗くなって可愛い顔が台無しだぜ?」 3262 暁/houhoupotetoDONEヌヴィリオ/🌧️⛓️ある日の天気前半:リオセスリ後半:ヌヴィレット「あっリオセスリ様いらっしゃいませ」 元気な声で、まだ距離があるというのにぴょこぴょこと手を振ってくれる受付のセドナちゃん 「よ。お疲れさん。今ヌヴィレットさんいるか?一応アポは取ってあるんだが…」 「大丈夫ですよ今はお一人、執務室で書類整理を行なってらっしゃいます」 「そうか、ありがとよ…あぁそれと、」 そう言って数歩歩き出してから振り向く 「…ヌヴィレット様の前に通すなら形式上でも名前と職業、具体的な内容は確認したほうが安全のためだと思うがな、セドナちゃん?」 そう言ってはっとした表情を確認して振り返る 「すみません気をつけます」 「俺だから油断したんだろ?まぁ一生懸命なのは伝わってるから気にするな」 2667 暁/houhoupotetoDONEタル鍾ワンライ:告白の台詞飾り気のないその言葉で。※🧞♂任務軽くネタバレあり※付き合ってない※もろもろ都合いいように捏造あり青天の霹靂 「は?」 当にこれはそれだ 開けられたドア 眼の前に飛び込む光景 そこには、脱いだ上着を椅子に掛け、脚を組み、膝で両手を組む姿 見慣れた姿 忘れようとした姿 閉じていた瞼がゆっくりと開き、石珀色の瞳が揺れる 「な…んで…」 「息災か?公子殿」 細められた瞳に微笑む唇 ここは、そんな表情が似合う場所じゃない 「…これが息災に見える訳?」 ジャラ、と両手首が繋がる手錠を見せる アクリル板越しのこの人は、同じ場所に居るはずなのに違う場所にでもいるようだ 「てか…何で知ってんの?オレがここにいるって。ってどやって来た訳?つか何で中に入れた訳?」 平静に、冷静に まずは椅子に座ろう 「まぁそう慌てるな。璃月で、スチームバード新聞なるものが流行っていてな。…ここだ」 2868 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:『漢服』満月だけが知っている。オレは何をしているんだろうか? 厳かな雰囲気の店内に、綺羅びやかな飾り、滑らかな布地、厳格な服装が飾られる中 女性二人に囲まれて、されるがままになっていた。 目の前には、上着を椅子にかけてのんびりと読書をしている横顔。 「…ね、先生。今日はさ、実家に帰っててお祝い出来なかったから今日先生の誕生日しようって言って連れ出したのオレだよね?」 「そうだな」 「これは、なに?」 「それは『漢服』と言ってだな、璃月の伝統衣装で…」 「そうじゃなくて…」 胸元や袖口には金があしらわれ、腰帯にはしゃらり、と名前は分からないが宝石だろう、キレイなライトブルーの飾りが並んでついている。大部分を締めている布はパッと見ると漆黒のようだがよく見ると装飾が施され、光が当たっている部分は少し茶色がかって見える。 1629 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:『発情』一度付いた火はすぐに燃え広がる。※付き合ってない※逆に見えるかもです※おフェラあり※情けなタル 2989 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:『目、瞳』いつまでも、どうなろうとも、お前と共に。※表現上横書き、一部読みにくい部分があります背後から、肩を叩かれ振り向くと頬に指が刺さる。 それをけらけらと笑う久々の顔。 「任務は無事に終わったようだな」 『もさろん なんてつたつておれだからね』 「そうか」 二人で顔を会わせて笑う。 「暫くはのんびり出来そうなのか?」 『いつしゆうかんは うれつい?』 長い睫毛だ、と見ていたら返事が遅れてしまった 「…そうだな、嬉しいな。…あと、」 公子殿が持っていた筆を取り上げ、さらさらと所々に丸をつける 「ここ、間違っているぞ」 悪戯に見上げると、公子殿は一瞬はっとして河豚のようにむくれてしまった。 そしてぷい、と背中を向けて部屋に入っていってしまった。 その背中を、扉が閉まるまで眺めた後、今しがた書き留めていた冊子に目を落とす。 1125 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:二人だけの秘密その手は熱を帯びていて※情けなさタル※カッコいいタルはいません※空が冷たい「ね…あの、さ」 初めて心が通じあった夜に 「ん、なんだ公子殿?」 そのふわりと笑う先生の笑顔が堪らなくて、腕のなかで乱れる先生が堪らなくて勿体なくて、 「付き合…ってること、他には内緒ね」 自分で言うのも恥ずかしくて、うつ伏せのまま顔を隠して 「二人の秘密、ね」 凄く、ドキドキした。 …それが間違いだった。 ◆ 璃月の酒屋のテーブルに突っ伏してため息をつく。 そんな熱い夜から早1ヶ月。オレが任務でしょっちゅう出掛けてるのもあるが勿論ここには戻ってきていて、でも道端で会っても「久しいな公子殿」とにこやかに返事されるだけでなーんのアプローチもなし。 夜は任務だし日中は先生が仕事(と言っても本当に働けているのかは些かギモンだが)だしで基本はすれ違い。 2333 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:花言葉『向日葵』:愛慕※直接描写なしの死ネタ 2309 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:髪それは流れるように綺麗で。※流血表現あり 2171 暁/houhoupotetoDONE(続)タル鍾:魚釣り※ワンライより先に書いてる※(続)とか書いて殆ど関係ないかも※一行目からいかがわしい※致してる 3022 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:魚釣り フライング+35min水魚の交わり※軽い喘ぎあり※続きあり 3076 暁/houhoupotetoDONE鍾タル:髪微睡む中で。※事後表現あり 699 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:マウント +35min=『初めて』の差※完全に👹捏造(弊わっとにいなくてしゃべり方わからん)※🔶伝説任務、👹スト内容ありさて、ちょっと前から遠巻きに突っ立ってるわけだが。 送仙儀式が終わって…と言うかあのオバサンに神の心をとられてから、なんだけど どうにも先生の周りに人が集まるようになってしまって。 先生も満更じゃないみたいで、あんないい笑顔さ、オレにもあんまし見せないじゃん そう思いながら睨み付けてたらふと目があって、 「公子殿!」 なんてそのままの笑顔で言われるもんだから心臓に悪い。 「あー、いいよ。なんか悪いし。いつでも一緒に食べれるしさ」 …隣にいる緑色のおチビさん。魈…だっけな?すごく、すごく…ムカつく。対抗意識燃やしてんのか知らないけど。だからオレもそうしてしまう。 「いや、しかし…」 「鍾離様、先約ですよね。お気になさらず。いつでも呼んでいただければ我は参上致します故」 3028 暁/houhoupotetoDOODLE初描きタル鍾!!楽しかった!!うん年ぶり…アナログ過ぎて技術も物もなくて色つけれない誰か色を付けて…笑 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:心の琴線に触れる +30min意味:心の底から共鳴し、感動する様子イメージソング:アカシア※とか言って言葉の意味よくわかってない。雰囲気で。※死ネタだけどハピエ※現パロ 2335 暁/houhoupotetoDONEディルガイ:釣り馬鹿げていると思いながらも、願うは隣にいたいだけ※付き合ってない※ゲスト:ウェンティ(呼び方捏造)「旦那、もう一杯くれ」 「呑みすぎだ。もうやめておけ」 「けち」 「うるさい」 端から見ていて、正直イライラするんだよね。この二人。 「ねぇねぇ、ボクにももう一杯ちょうだい?」 「あぁ…何にする?」 「はぁ?贔屓だ贔屓だ!!」 「君の場合はもうそれ酔ってるだろう。それに明日も早いのだろうが」 追加のグラスをあおぎながら、ウェンティはほくそ笑む。 これで付き合ってないっていうんだからムリがあるよねぇ。 「ねぇねぇガイアくん」 「ん、なんだぁ?」 家に戻る後ろ姿があまりにも千鳥足で、これはディルックの方がよくわかっていると思う。しかしディルックは明らかにガイアとのあからさまな接触を避ける。 …こんなによく見てるのにねぇ。 「ガイアくんってさ、ディルックのことどう思ってるの?」 1628 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:やわらかいところ※挿入なし、喘ぎあり※シチュエーション、場所はどっかいった 2114 暁/houhoupotetoDONE鍾タル:ピアスプレゼントはタイミング良く※初鍾タル。鍾タルです(何度でも言う)※ピアスというか耳につけるもの※喘ぎあり 1804 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:星座対角線上の君※前半若干主人公(空)視点※軽い喘ぎあり 2027 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:※まだ、付き合ってないまるで未来からの使者※解釈違い自己都合「公子殿はなんでも食べるな。」 そうにこやかに話すのは鍾離。円卓に並ぶ様々な料理を食しながらの談笑。 「しかし箸の使い方がなっていないな。練習が必要なようだ」 「…そうなんだよね。これでも結構やってるつもりなんだけどなぁ」 タルタリヤは無邪気に促してくる鍾離をいなすようにいつもの笑顔で対応する。 手には黒塗りで光沢のある、端から見ても高級そうな箸。 「なにかやる気のでる漆器でも贈ろうか?」 「いやいいよ。…それより先生も好き嫌いしないで食べなよね」 ぷるぷると震える箸先で豆を摘まむことに集中しながらも先程から箸の進んでいない皿があることはお見通しだった。 「何を言う。俺は好き嫌いなんてないぞ」 「その皿イカ入ってるでしょ?相変わらずだなぁ先生は」 2894 暁/houhoupotetoDONEディルガイワンドロワンライ 花火君の目に写る空に浮かぶ大輪の花を見ている姿、その儚い光はいつ消えてしまうのかと そればかりを考えていたように思う。 「お前全然花火見てなかったろ」 そう言われて気付いた。 「そうだな。君が好きだから」 「っ!?なっおまっそういう…っ」 昔より、今の方が表情が豊かになっている。そうさせたのは僕ではないことは確かで 「…さぁ、帰ろうか」 その分を取り返すように、僕も素直に気持ちを伝えるようになった。 椅子から立ち上がり歩き始めようとする帯を引かれる 「なんだ?」 振り向くと、座ったまま俯く姿 「あーと、なんだ、その…」 歯切れの悪い言葉に笑いが込み上げそうになるが、本人はいたって真面目そうなので我慢する 「これ、やらないか…?」 後ろ手から出したそれは、細い糸のようなもの 912 暁/houhoupotetoDONE #タル鍾ワンドロワンライ 花火愛しき君へ、愛しき君と「何をそんなにニヤついている」 先程から、公子殿の口許が緩んでいるのをなんとか保とうとモゾモゾと動いているのが気になる。 …確認できる範囲で着崩れも起こしていないし特に何もないように思うのだが。 「いや、あの、先生がさ…」 「何だろうか」 原因がわからず聞き返したところで吹き出してしまった 「あはっはは…ごめっだって先生がそんなに笑顔で歩いてる事ないから釣られちゃってね」 「ん、笑っていた、だろうか」 「自覚ないの!?あっははは」 腹を抱えて、生理的に出た涙を拭う。 そこまで表情筋が緩むほどに嬉しかったのだろうか。いや、今日の日が来るまでに少なからず気持ちは急いていた。 それは昔、まだ稲妻が鎖国などしていない時代。花火と言うものを、天からみたことがある。それは孤独で。 1849 暁/houhoupotetoDONEタル鍾20分以内にハグをしないと出られない部屋『20分以内にハグをしないと出られません』 何度みてもそう書いてある。 その下には時計 『18分』 「ふむ、ハグとはなんだ公子殿?」 「そこから!?全然時間ないんですけど!?」 その壁を向いて腕を組んで微動だにしない先生をどうすればその気にさせられるのか 「あれだよほら。抱き合えばいいんだよ。」 「時間切れを待つのはいけないのか?」 「えっ…考えたことなかったけどそれはありなの?」 ふむ、と考え込む そしてオレの前に両手を広げて立ち塞がった。 「ではさっさと済まそうか」 「えぇ…」 『13分』 「何故来ないのだ?」 「雰囲気が無さすぎるしオレが先生を抱き締めたいからそれは断る」 明らかに何を言っているのだこいつは、という顔 負けてたまるか 1188 暁/houhoupotetoDONE #ディルガイワンドロワンライ 海この鼓動を波の音でかき消して波の音がする。 ◆ 砂浜で、ギリギリ波が届かないところで体育座りをする。 太陽がギラギラと照りつけ、ジリジリと暑い。このまま服を来たまま海に入ろうかな そんな事をぼーっと考えていた。 「わっ」 ぼすっという音と共に視界が暗くなる 「熱中症になるよガイア。ちゃんと帽子かぶって」 「え、あ…ありがと」 ディルックはふわりと笑って俺の隣に座った。 「なに考えてたの?」 「え…と、海に入ろうかなって。」 「じゃ入ろっか!!」 でも服が、という間には既に腰までつかっていて 「ガイアもおいでよ気持ちいいよ!!」 なんて誘われたら入らないわけには行かない。 ちゃぷ、と足が波につくと心地よかった。 「うわっ!!」 「はははっ」 頭から海水を浴びせられ一気にびしょ濡れ 2296 暁/houhoupotetoDONE #タル鍾ワンドロワンライ :年齢操作※途中まで受が攻めっぽい※攻喘ぎあり※挿入あり 2412 暁/houhoupotetoDONEタル鍾歌詞:花咲か※タヒネタ※両思いすれ違い、お互い救い無し、どうした? 1510 暁/houhoupotetoDONE #ディルガイワンドロワンライ お題:アルバムいつも「僕が守るから」って、言ってくれたから好きだったんだ。「も…ふざっ…けるなよ…」 「付き合わせて悪かったよ」 息が乱れるベッドの上で、腕で顔を隠したガイアは悪態をついた。 「今日も気持ち良かったよ。ガイア」 「やめろよそういうの!恥ずかしく…っない、のかよ…」 自分がつけたキスマークをなぞるように軽いキスを落としていくと、付けられた時を思い出すのか、単に恥ずかしいからなのか、身を捩って拒否を示す。そんな姿が愛おしい。 「何か飲み物を持ってこようか。…アップルサイダーでも?」 「ア…そ、れでいい」 飲みたいものを当てられた事とそれを隠そうとしている事についクスクスと笑ってしまう。それが勘に障ったのかしっしと犬のように払い除けられてしまった。 氷をいれたグラスを2つ、サイドテーブルに置く。 2118 暁/houhoupotetoDONE #タル鍾ワンドロワンライお題:ネイル※流血表現、微々神化ありワンクッション、暗めだけどハピエ 2005 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:蝉の声に紛れる急に暑くなくなったので暑い日を※喘ぎあるのでワンクッション 1432 暁/houhoupotetoDONEディルガイワンライお題:薬ラグヴィンド邸、地下にて※本番直前、喘ぎ声あり 2247 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:学パロ六千分の十「鍾離先生いる」 バンっと勢い良くスライドドアを開けて、 「それはいるだろう」 きぃ、と椅子を回してこちらをメガネ越しで見ると、溜め息をつかれる。 立ち上がり、白衣を翻し珈琲メーカーの元へ。 「ブラックでよいか」 「もちろん」 ことり、と円テーブルに珈琲が置かれる。背もたれを前にして座っていた俺は、その匂いに笑顔が溢れる。 「…新任教師が毎日医務室に無駄に通うな。」 「だって先生職員室なんて滅多にいないじゃん」 「それはそうだろう」 はぁ、とまた溜め息をつかれる。慣れっこだ。 夢のようだ。夢を叶えたんだ。やっと。 ◆ 白いカーテンの内側。白いベッドに仰向けに寝転びながらオレは、まるで心地よい音楽でも聞いているかのように。 1960 暁/houhoupotetoDONEディルガイワンライ:桜付き合う前のお話正直、複雑な気分だ。 俺とディルックは…まぁ元々仲も良かった訳でもない。…過去を除けば、だが。 俺は営業スマイルで向こうは事務的な対応だ。 それでいいと思ってるしそれ以上を望むつもりもない。ただ、時折酒を飲んでいる時に俺に向けてくれる笑顔をみれればそれでいい。 …我ながら女々しいとは思う。が、幼い頃からの一方的に芽生えてしまった気持ちには抗えない。 ただここ最近、なんとなくだが距離が縮まっている気がする。 稲妻に出かけ、帰ってくると必ず花…桜というそうだが。それを1輪渡しに来るようになった。…無表情で、だが。 ただわざわざここ、騎士団に足を運ぶのだからそれなりに何か理由がありそうな気もするのだが、いくら頭を巡らせても答えは出ず。昨夜丁度バーテンだったから聞いてみたんだ。 3146 暁/houhoupotetoDONEタル鍾ワンライ:入れ替わり知らない人からものを貰うのはやめようカーテンの隙間から朝日が漏れ、外では可愛らしい声で小鳥が泣いている。 微睡んでいた中、徐々に意識がはっきりしてきたため、ゆっくりと目を開ける。 素肌に白い布団が擦れるのが心地よく、上半身を起こすときしりとベッドが鳴った。 うーんと延びをして、ふと隣に暖かな存在がいることに気づく。 先生がまだ寝ているなんて珍しいな、と目を擦りながら、さらさらとした後ろ髪を触ろうと手を伸ばす。…毛先にかけて、徐々に石珀色に変わる鍾離の髪の毛がとても好きだった。 「…あれ」 どんなにまさぐってもその髪の毛が触れないと言うことよりもそれによって出た疑問の声がおかしいことに気付いた。 がばっとそのまま勢いよく脱衣所まで走り自分の姿を移す。 2091 暁/houhoupotetoDONEディルガイ:三原色あの日見たお前の燃える瞳は忘れない。それは、燃え尽くされるような赤。 その日、お前の体に俺は、一つ目の傷を刻んだ。 嘘つき嘘つき嘘つき。 今まで培ってきたもの全部。ディルックとの思い出を全て。俺は捨てた。 自分の意思とは無関係に放たれた氷の刃は、溶けるはずの炎とぶつかり弾けた。嵐の中、閃光が走り、それらは黒となった。 …気付けば自分は、まるで罪滅ぼしのように騎士団の一員として働き、無心に闘っていた。その間得た物は、貼り付いて剥がれない笑みと、心に嘘をつく術のみだった。 その日は何をしていただろう。モンドの街に『闇夜の英雄』なんて噂がたち始めた頃。働き詰めで久々に街中を歩いているとその姿はあった。 その焔色の髪を、忘れたことはない。…あの日、ワイナリーの一室に仕舞われた神の目を見た時にもう二度と会うことはないのだと、過去を捨てるためにその場を離れたのに。 2051 暁/houhoupotetoDONEディルガイ:愛してるよゲーム「あいしてるよディルック」 カウンターの向こうにいるその相手は一瞬手を止めた後、何事も無かったかのようにもとの動きをし始めた。 「…なんだ。悪い冗談か」 「いやちょっとしたゲームだよ」 ははっと笑った後に賭けを持ち出す。 「これからお互いに愛を囁きあって先に照れた方が負けだ。簡単だろう」 「…簡単だな」 ディルックは少し思案した後、すでに結果は見えているようなトーンで答えた。それに対戦相手は気付いていない。 「僕も、愛しているよガイア」 その一言でゲームは始まった。…のだが。 「お前のその燃えるような髪の色もあいしてる」 ガイアはディルックの顔を覗き込むように、上目遣いも使いながら心を込めて言っているのに対して、 1844 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:愛してるよゲーム「愛してるよゲームというものを知っているか公子殿」 急にジャブで横っ腹を殴られる感覚と言うかなんと言うか 「何て言ったの先生?」 一言一句聞こえていたけど一言一句聞き逃した体で聞き返した。 「あの詩人がな、巷ではそのようなものが流行りであるから凡人になるためにはやっておいた方が良いのではと言うものでな」 「うーん…」 凡人でありたいが為に騙されやすくなっているこの男を心配している自分と、 そんな騙されやすい男に騙されてやってこのまま楽しもうと思う自分と 比べるまでもなく後者が勝った。 「愛してるよ、先生」 「愛している」 まだ無表情。 「先生が戦ってる姿なんてゾクゾクするくらい愛してる」 無表情。徐々に近付いてきている気がする。 1208 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:酔いどれその後※少し喘ぎあり 1668 暁/houhoupotetoDONEタル鍾ワンライ:酔いどれ「なぁ蛍ちゃーん、闘おうよーねーねー」 タルタリヤはふらついた足取りで蛍に近寄り肩を組む。 「ちょっと」 「なんだーもう酔ってるのかぁ」 パイモンが蛍を遮りにやついた顔でタルタリヤの周囲をふよふよと漂う 「酔ってない今すぐ闘いたい闘いたい」 「もーなんだよこの物騒なこどもは…その点鍾離はさすがだよなー」 同じ円卓の反対側に座っていた鍾離はその光景を見守っていた。 既に結構な量の酒瓶が卓上に転がっており終盤を思わせる。 「ねー蛍ちゃんものもうよー」 「未成年の飲酒はダメだぞもう鍾離連れて帰ってくれよな悪酔い禁止」 そう言われてワンテンポ遅れてそうか、と立ち上がった鍾離はやだまだ帰らないーとのたまうも足に力が入っていないタルタリヤに肩を貸し、その場を後にした。 988 暁/houhoupotetoDONEディルガイワンライ:手料理カラン、とグラスの氷が音を立てる。 黄金色の透き通るその酒―午後の死―を呑むその主は、カウンターに突っ伏していた。 「…呑みすぎだ。」 ワイングラスを拭きながら溜め息混じりにそう答えるのはディルック。今はバーテンという職業柄、燃えるような赤い髪を高い位置で一括りにしている。 「んー…なんだもう店仕舞いか」 短時間だが眠っていたのだろう。額には枕にしていた腕の跡がついていた。 眠そうに目を擦るその姿を見て、少し、安堵している自分がいた。 「そうだ。…もう君だけだぞ。ガイアさん。」 わざと、二人になるまで起こさなかった事などおくびにも出さず、さも迷惑そうな声を出していることが、この男に見透かされていないことを確信したから。 2020 暁/houhoupotetoDONEタル鍾:タル誕「…何やってんのさ、先生。」 望舒旅館の窓には雨が打ち付けられている。こんな天気では空の色のように気持ちが沈むのも仕方の無い話で、 「一緒にいてくれるって、言ったのにさぁ…」 暗い部屋の中、一人椅子に座り冷めた料理の並ぶ卓上に突っ伏する。 思い出すのは二日前。 「ねぇ、先生の誕生日っていつ」 単なる好奇心だった。ここまで他人の人生が気になった事等無く、この男の過去なら何だって知りたいと思っているから。 「ふむ、あるのだろうが憶えてはいないな。」 当たり前のように言われた言葉に自分が驚いた顔をしたのだろう。何千年前の話だと思っている、と柔らかな笑みで返されてしまう。 少し考えて、我ながら良い考えだと思った。 「鍾離先生が死んだ日にしようよ。岩王帝君が死んで、先生が生まれた日…どう」 2004 暁/houhoupotetoDONEディルガイ:浴衣だだだ、と石畳の階段を掛け上がる二人の足音。 登りきったところでガイアはディルックの手を離し傍にあった長椅子に腰かける。 「はー、結構楽しめたな」 「結構どころか」 嘘を付け、と少し乱れた息と浴衣を整えながら溜め息をつく。 「だってよ、お前がまさかわざわざ誘いに来るなんて思っても見なかったからよ」 話は数日前に遡る。 「僕と一緒に、海灯祭に来てくれないか。」 開口一番出てきた言葉。 「ウソ、だろ」 ガイアは座っていた。執務室の机を目の前にして。 机に覆い被さるようにして手をついているディルックの顔は近い。 そうこれはデートの誘い。 「いや、ちょっと待て。あー…ちょっと、待て」 「いや待てない。今すぐ返事をくれ。」 「ひとまず黙れ。」 1472 暁/houhoupotetoDONEタル鍾ワンライ:浴衣「ねぇ、これ何どうやって着る訳ただの布じゃない」 そう文句を垂れるタルタリヤはまだ上半身が裸の状態で 「袖を通す所くらいはわかるだろう」 しゅっしゅっと布が擦れる音をたてながら手慣れた手付きで自分の着付けを済ませていく鍾離。 「オレのとこの文化ではこんな薄着ないのもー浴衣着たいって言ったのは先生なんだからちゃんと教えてくれないと困るよ」 なんとか袖を通してみても、前をどう合わせるのかがわからない。 そんな狼狽える姿を見て、微笑む姿がなんとも綺麗で、 「では、次は公子殿の番だな。」 と近付いてくる事に戸惑いを感じる。 目の前に立ち、するりと布を合わせていく鍾離の睫に気をとられていると、ふと、普段は隠れている鎖骨が目に入る。 1365 123