masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 420
ALL デググラ 道タケ漣 妖怪ウォッチ 久々綾 かぶもも レクセル RMX クラテパ ヴァルフェン レオクリ ゼロクス ZXA 創作 ジクイア masasi9991DONEやましくないレクセル手遅れ? この状況に慣れちまってるのは、少々まずい。何がまずいって、まずドアを開く前からわかっちまってるってことが、だ。 「おかえり! 遅かったね?」 ……ほらな。こいつは予測できていたことだ。だが予測できてたってのが、問題だ。 自室の外からは特に侵入の形跡なんてなかった。侵入? こいつも鍵持ってんだからその言い方はおかしい。でもここはおれの部屋であってこいつの部屋じゃない。部屋の主に断りなく入ってるんだから侵入と言えなくもない。いや問題はそんなことじゃなくて――。 気配だとかなんだとか、そんなものを分厚い金属の扉越しに感じたわけでもない。仮にそうだとしたらそれはそれで気味が悪いだろう。こいつは一人室内で騒いでいたわけでもなさそうだ。ベッドの上でだらけている。そこは誰のベッドだ。アーマーを脱いでいるからまだ良いが、違う良くはない、むしろ悪い。 911 masasi9991DONEハロウィンのデググラ masasi9991DONE雨の日の土ガマ雨の誘い なんとなく、こんな日にはあいつに会いたくなる。おれはすこぶる機嫌がいい。しかしこんな日には、あいつは外に出たがらない。あいつはたいてい機嫌が悪い。だけどおれはこんな天気の中であいつに会いたい。呼んでも来ないから会いに行く。外に出ようぜと何度も誘う。あいつは全然乗ってこない。でも帰れとは言わない。互いに意地っ張りだ。我慢比べになる。 いや、でも……入ってくるな、とは言う。 「畳が濡れる」 「わかってるよ」 と障子越しにおれは答える。そもそも入れてくれとは言っちゃいないのだ。だのにぶつくさとそんなことを言う。これは裏っ返しだ。ほんとうは座敷に上がって欲しいのだ。まあ恐らく、畳が濡れないよう身体を拭って入れと思っているのは、本当だろうが。 1150 masasi9991DONE暗めのゼロクスマクベス 土のような沈んだ顔色をしている。人に例えて言うならば、死人のような顔と言うんだろう。レプリロイドにその例えは相応しくない。それに縁起でもない。 「エックス」 残骸を踏んでふらついて歩いているそいつに声をかけた。顔を上げる。自然光が頬を照らす。だが、やはり土気色だった。 顔色が変わる機能ってのは、一体何のためにあるんだろうか。わからないままエックスに駆け寄り、その倒れそうな身体に肩を貸すような形で抱きかかえた。 しかし、その傷ついた腕が拒否するようにおれを押し返そうとする。 「どうした。平気じゃないんだろう」 「ゼロ。……汚れているような、気がする」 「どこが」 聞き返しながら、エックスの身体を見下ろす。傷だらけだ。その上オイルや汚水であちこち汚れている。だが、だから何だと言うんだ。その傷が物語っているのは、エックスがイレギュラーとの激しい戦闘を生き延びたという事実だけだ。 813 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけのデググラ洞窟はひとりじめ ふう、と大きなため息をつくと、そんな音までボオンボオンと反響した。洞窟の中はいつも不思議だ。それともおれのため息がデカすぎたのか? 「あっはっはっはっは! 疲れてきたみたいだな。ちょっと休憩にしようぜ」 グランツの笑い声も大きく響いて聞こえる。あっちこっちでグランツが笑っているみたいでこれも楽しい。当の本人はおれのいる場所より一段下の岩盤にいて、まだケラケラ笑いながらおれに向かって手を伸ばしていた。 「お昼……は食べたから、おやつの時間だ!」 「そうしよう。わっ」 グランツの手を引っ張って、こっちに登ってきてもらおうと思った。しかし予想外だったのか、登る前にバランスを崩させてしまった。 崖は腰ぐらいまでの高さで、そう高くはない。おれはすぐにしゃがんでグランツの腰を掴んで抱き上げる。 1058 masasi9991DONEハロウィン失敗のレクセル待てない「レッド、今日が何の日か覚えてた?」 なんだって? いや、何を言っているのかは聞き取れたが、その質問の意味がわからねえ。今日が何の日だったかって? そもそも今は、何月何日なんだ。日付、時間は。 しばらく眠っていたせいか、データの同期が切れている。今すぐ復旧しなけりゃ不便で仕方がない。が、生憎自分自身の身体は指一本たりとも動かなかった。 当然声も出ねえ。オレが入れられてる治療用カプセルの外で駄々をこねている奴に、返事をすることもできないってわけだ。 そこから見てりゃ、オレが返事をできる状態じゃないってことぐらいわかりそうなもんじゃねえか。 そのしょげてる顔は似合わねえな。もっといつものようにふてぶてしくしてくれねぇと。 672 masasi9991DONEいつもの土ガマ待ち人…… また騒がしい男がやってきた。ため息一つ思わず出たが、これはもう面と向かってはっきり言わねばならぬだろう。あれが聞いているわけでもない今こうしてため息をこぼすのも、どうにもため息の無駄、というような気もする。あれのためにこぼすものはたといそれがため息なんてものであろうと、勿体ない。 「土蜘蛛どのに来客が……」 「構わん、早う通せ」 と、どこからか響く使いの者の声が終わらぬうちに返事をした。座敷の前に浮かんでいた使いの者の気配が飛ぶように去っていく。 あれはまた妙なことをする。日頃は表から入っては来ぬくせに、こんなときだけ間怠っこしく門を叩くとは。どうせ気配でわかるのだ、勿体ぶるだけ時と手間の無駄である。早う来い早う来いと思っていればなかなか来ない。なんと天の邪鬼であろう。 1528 masasi9991DONE現パロ 映画を見ているデググラホラー映画を見よう!「うひゃっ」 とたまらず声が出た。静かなシーンでおれの声だけが部屋に響く。少々まぬけな雰囲気に。するとおれの隣でグランツが小さな声でクックッと笑った。 「そんなに笑うことないじゃないか」 おれはなんとなく小声で喋った――なにせ画面の中の主人公たちも静かなビルの中でがんばっている。大きな音を出したら刃物などを持った殺人鬼に見つかってしまう、というものすごく緊迫したシーンがもう二十分ぐらい続いている。見ているこちらとしても大きな音を出して邪魔をしてはいけない、という気分になるのだ。もちろんそれは映画の中のお話で、画面の外の我々が騒ごうと歌おうと踊ろうと、まったく関係ないのだが。 「ふふ、すまない。あんまりかわいい悲鳴だったから」 2124 masasi9991DONEビールを飲みつついちゃいちゃしてるデググラこぼれた一口分 例えば麦ジュースなんかの炭酸の瓶を開けるとき、どうしてもキミの手元をじっと見てしまう。今日も気になる。キミの太い指が、ちょっと窮屈そうに栓抜きを握って瓶の口に指をかける。 よく冷えた瓶の表面に小さな水滴が無数に現れている。キミの指が冷たい水滴で濡れているのを見ていると、こちらまで涼しくなってくる。熱いキミの手のひらにその水滴は、きっとちょうどいい冷たさだろう。 と、そんなことを考えていると、いつの間にかデグダスはおれの方を見て笑っていた。 「グランツ、今日も期待をしているな?」 「え? あれ、気付いてたのか? そんなつもりじゃないんだ」 まさか気付かれているとは思わなくて、慌てて否定する。まるでキミの手付きが危なっかしいって失礼な心配をしていたみたいじゃないか。もちろんそんな気持ちは微塵もない。 1486 masasi9991DONE土蜘蛛さんと大ガマさんの出会いの話飴細工 物珍しい蛙が庭の池に入り込んでいた。ちょうど梅雨の時期、蛙なんぞ珍しくもなかったが、それはどうにも目を引いた。天から落ちる雨だれと同じように、その身体は半分透けて、水の色をしていたのである。 手を差し伸べるとまるでこちらを餌だとでも思うたか、指の上に飛びついた。 傘では遮れぬ雨が指の上に降り注ぐ。ひやりと冷たい。その透けた身体の蛙もまたはっきりと冷たい。爪の先のような一粒が。 「まるで飴細工のようだ」 誰に語るでもなしに、思うたことが勝手に口をついて出た。梅雨のあまりの静けさに、どうせその蛙の他には誰にも聞こえはしなかったであろうと思われる。 蛙だって人の言葉などわかるまい。 そう思うたが、案外それは賢い蛙であったのか、まるで吾輩の言葉に驚いたかのようにぴょんと指の上から飛び降りて、雨の庭を遠くへ跳ねて逃げていった。 795 masasi9991DONE星を見ているレクセル星を見る話 前を歩いていたレッドが急に立ち止まったから、そのまま背中にぶつかりそうになった。 急にどうしたの? って抗議しようと思ったけど、思いとどまって飲み込んだ。あんまり喋れる状況じゃない。多分、ここまで来たら大丈夫だろうけど。 メカニカルな木々の合間から空を見上げている。何か異変でもあったのかな。ボクの位置からはただ暗いだけの夜空しか見えない。レッドの目線からなら? 立ち止まったレッドの背中にもっと近付いて、同ように夜空を見上げる。 「アクセル」 「ん」 押し殺した声でレッドがボクを呼んだ。だから小さな声で返事をした。やっぱり大きな声で喋れる状況じゃない。ちゃんとレッドに聞こえたかな? とボクが疑う前に、レッドは振り向いてボクの前でちょっとしゃがんだ。 1090 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるデググラ朝にのんびり「グランツ、朝だぞ。今日はとってもいい天気だぞ」 声をかけつつ寝室の窓を開ける。朝日が眩しく、いい天気すぎるぐらいいい天気だ。しかし窓から吹き込んだ風は少し肌寒かったかな。ベッドの上でお布団にくるまっているグランツが、さらにモゾモゾと動いて丸くなった。窓を開けっ放しにしておくのはやめておこう。 「なあグランツ、朝のお味噌汁の具はなにがいい? おれも寝坊してしまったから今から作るんだ」 「んん……」 お布団の中からもにょもにょと声がする。ちゃんとおれの声を聞いてくれていたらしい。おれもベッドに腰掛けて、グランツの入ったお布団を上から揉む。 モミモミ。そういえば昨日の夜は冷えたから、厚手のブランケットを二枚かぶって寝たのだ。なので二枚のブランケットに包まったグランツを上から揉んでも揉んでもブランケットの感触。ウーム。 1440 masasi9991DONE理科先と大ガマさん本物の蛙 外から窓を叩く勢いだけは次第に強くなっている。一応やってる方はわきまえてるつもりらしく、そよ風程度の揺れで留まってはいる。だけど鬱陶しい。 こっちは仕事中なんだ。相手にしてる暇なんかないってそこから見てればあのバカにだってわかりそうなものじゃないか。バカはバカだけどそこまでのバカじゃないってこっちとしては信じたいものだけど、こっちが仕事で相手できないことをわかっていながらアレをやってるとしたら余計に腹が立つし、むしろただのバカであってくれたほうがマシかもしれない。 どうせ大した用事でもないくせに。目を合わせたくもない。だけどさっさと帰ってくれたかどうかは気になる。 今日の実験の注意点を板書しながら、横目で素早く窓の方を見る――生徒には怪しまれないように。 1133 masasi9991DONE会話してるレクセル聞きたいだけ『わっ! ……っはははは! ねえレッド、びっくりした? 声も出ないぐらい?』 「……驚いたんじゃない。呆れてるんだ」 『そうなの? つまんないなあ』 「ヒトの耳元で大声出しておきながらどういうつもりだ?」 『ただの遊び心だよ。だって別行動って久しぶりじゃん。こういうときでもないとこの回線使うことないからさ』 「そりゃオレとお前の専用回線だからな」 『へへ。だからたまにはいいじゃん。ちゃんと繋がってるかどうかのテストだよ』 「心配しなくてもそうそうエラーが出るような作りでもねえさ」 『そうかもしんないけど、ちょっと試してみたくなったの! ねっ、レッドもでっかい声出してみてよ』 「はぁ? どうして好き好んで煩い思いをしようとしてるんだ」 375 masasi9991DONE大ガマさんと大やもりさんのバカバカしい話ラブレター これは絶対にろくでもない内容だという確信がある。予感ではない確信だ。だっておれには何の心当たりもないし、その上それを持ってきたのは大ガマだ。絶対にろくでもない内容だ。このまだ箱に入ったままの新型の次世代据え置き型ゲーム機を賭けてもいい。 「そんな苦い顔すんなよ。とりあえず中身を読んでみようぜ」 「いやだ。こわい。関わりたくないからそのまま持って帰って」 「大丈夫だって。顔は見えなかったが、ま、相手は実在の妖怪だった。もしかしたら人間だったかも知れねえ。おれも知らねえやつだったけど、物好きもいるもんだな」 「いるわけないだろそんなの……いるわけないんだ……だっておれここ数ヶ月は外に出てないし……」 「数ヶ月温めてた気持ちかもしれねえぞ。それかあれだ、てめえだって荷物の受け取りでドア開けたりはするだろ。その時のドアの隙間から見かけて一目惚れした、って可能性はある」 2405 masasi9991DONEおやすみ前にいちゃいちゃしてるデググラ今日のおねだり グランツはもう眠っているかもしれない。そーっとそーっとお布団に入らなければ。しかし黙ってこんにちはするのも気が引ける。 「おじゃまいたします」 可能な限りこっそり小声になるように、丸く盛り上がったお布団に向かって囁いた。そしてベッドに上がろうと片足をかけると、お布団の中からフフッという小さな笑い声が。 「起きていたのか?」 「ああ。キミを待ってた」 お布団をめくるとニコニコ顔のグランツが出てきた。裸の肩を小さく震わせているのが、夜のおやすみ前の淡いランプの明かりの中でもよくわかる。 相変わらずこんな格好じゃ風邪を引いてしまうな。急いでお布団に入らなければ、と慌てるが、どうしてもこのベッドはおれには小さいのでまごまごしてしまう。するとさらにグランツが吹き出し、大きな目と口で笑い始めてとてもかわいい。 2148 masasi9991DONE寝起きのレクセルいいわけ ふっと目が覚めた視界に目覚まし時計が映り込む。乾いたアイカメラにその文字盤がわずかに曇って見えた。アラームまであと十分ぐらい。アラームなんて誰が付けたんだろ? ボクじゃないから、レッドしかいない。 なんでこんなに早い時間に……。もう起きちゃったし、あと十分後にうるさい音を聞かされるのヤだ。十分経ったらボクが起こせばいいし、止めちゃおう。 となりで寝てるレッドの上を腕でまたいで、ベッドサイドに置いてある目覚まし時計のスイッチを押してアラームのカウントダウンを止めた。これであと十分、気兼ねなくのんびりできる。 ふーっと安心して気が抜ける。元々眠いし抜けっぱなしみたいなもんだけど。ベッドの元の位置に戻るのも面倒くさくて、アラームを止めてそのままレッドの上にうつ伏せにぶっ倒れた。十分後って何時だっけ。 403 masasi9991DONE何かと戦っている土蜘蛛さんと大ガマさん崖っぷち「げっ」 と漏れた声が今の自分の姿にふさわしいものだったのか、それとも蛙の本性そのままだったのか。彼自身どちらか判断もつかないような、なんとも言えない声だった。 ガラガラ、と岩が転がり落ちてくる。砂煙に轟音、それはまあいいだろう。それより彼が焦燥困惑の声を上げたのは、その落石を生み出した元らしき……しかし岩と一緒くたになって落ちてくる……よく見知った妖怪の姿のためだった。 転がり落ちてくる巨岩と比べても何ら遜色のない巨大で歪な黒い身体。全長は数米ほどはあるだろうか。実際どれほどの巨体であるのかということに関しては彼にはしっかり覚えがあるから、仔細は捨て置くとして。問題は、その巨体が崖の上から彼の脳天真っ直ぐ目指して落ちてくるということだ。 1009 masasi9991DONE初夜の翌朝のデググラ 1187 masasi9991DONE先輩が助けに来たゼロクス安堵 身体はピクリとも動かない。救難信号を送るための通信機能はもとより、オレのボディの中では原始的で丈夫な作りのはずの発声装置も働かない。瞼すら持ち上げられない。そんな機能が、あったのかどうかすらわからない。雲を掴むような感覚を覚える。まるで最初からオレというCPUにはボディなんてものは与えられていなかったかのような。 だけど思考だけはこうして働いている。ボディの方は、自動修復装置が生きていれば、そのうち動き出すだろう。今、今は死のような静寂だ。 オレたちレプリロイドに死なんてあるのかな。人は死の間際には聴覚だけが残るという話を聞いたことがある。ここは静かだ。死ですらないのかもしれない。それじゃあ、生きていたかどうかもわからない。 859 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけのデググラ秋の味覚の楽しみ テーブルの上に土鍋がどん! と置いてある。蓋の隙間から秋のいい匂いが部屋中に漂う。 「うーん……これはきのこ……そして栗……鮭……だ!」 「あっはっはっは。正解だ! もしかしておれが料理しているところを見ていたのか?」 「おっ? 今日はグランツの方がうっかりしているじゃないか。おれは今帰ってきたばかりだから見ていないぞ! 匂いでわかる。おれは食いしん坊だからな」 「そうかな? 匂いだけでわかるのは、キミの方が料理がうまいから、勘が働くんじゃないか」 「えっおれの料理が上手? ムフっフっフ、それほどでも! ありがとう! 実にありがとう!」 「今日の料理当番はキミほどには料理上手じゃないから、味の方は大目に見てくれよ」 1131 masasi9991DONE土蜘蛛さんと小さい大ガマさん手習い 箪笥の右側に扉がついている。鍵がかかっており、普段は開くことができない。その鍵穴を覗き込んでいる小さな背中がある。つま先立ちで、やけに危なっかしい。 「これ」 「ゲコッ」 足音を殺して背後に近づき、肩をポンと叩くとそのままびっくり仰天、垂直に飛び上がるほどだった。 しかし二足歩行はまだ慣れると見えて、垂直に立ったままではうまく跳ねるこおができなかったようだ。 「そう驚くことはなかろう。盗人が盗みを見咎められたからといって逐一驚くようでは仕事にならぬであろうし」 「盗人じゃねえよ。ただ中身がちょっと気になっただけだ」 「金目のものは入っておらぬ」 「そのくらいは考えりゃわかる。土蜘蛛が鍵をかけてまで隠しているのが財布の中身なんてなら、はっきり言ってがっかりだ。見損なっちまうぜ」 2370 masasi9991DONEデググラの足舐め 1347 masasi9991DONE初夜のあとのレクセル最中描写なし 2114 masasi9991DONE江戸時代ぐらいのガマ土相合傘「傘に入る蛙とは異なことだ」 「たまにはね。人の真似事、してみたくなるのさ。こうして人の姿に化けてるからにゃ」 「ふむ」 そう頷いたはいいものの、その奇抜な風采は、人の世に交じるには浮いている。そのくせ黒山が大好きで、いつも街中をぶらついている。会う人会う人、すれ違う人すれ違う人、ぎょっとして振り向き見つめてしまう顔貌。着物も派手だ。妖怪変化の類かと誰が見てもすぐにわかる。しかし形ばかりは人そのものだ。全く妙な化け方だ。変化が巧いのか下手なのか、どうとも断じ得ない。 しかし今日ばかりはその姿も霞のような雨にうまく隠されている。跳ねる雨粒で白む街並み、傘の紙の影は薄い灰、人々は足早に通り過ぎていく。 川にかかった橋を歩けば草履の裏まで氾濫する水流のゴウゴウという揺れが伝わってくる。その流れを橋の欄干から覗き込み悲鳴を上げる人々を横目に、この蛙はやはり良い気分であるらしい。 609 masasi9991DONEタバコとレクセルタバコのニオイ 近頃のタバコは高性能で、匂い・煙はもちろん依存性や副作用もなく安心安全にトリップできるらしい。しかしそんなものは高級品で、オレらのような地を這う貧乏人には縁がない。それに大方そんなもの、元のタバコの味もなにも削り取られたまがい物で、ドラッグプログラムと何も代わり映えのない代物だろう。それに人類もレプリロイドも同種の植物でトリップするという馬鹿げた不具合が愉快なんだ。最適化するようなモンじゃねえ。 「レッドさー、そんなにタバコ好きなの? ボクに隠れて吸うくらいに?」 「隠れてんじゃねぇ、気を使ってやってるんだよ」 ヒトがわざわざ外に出て吸ってるってのに、こいつがノコノコとついてきやがった。しばらくは黙ってオレが吸うのを眺めていたが、こいつがそう長く黙っていられるわけがない。すぐにおしゃべりが始まった。 1039 masasi9991DONE大ガマさんがまだ小さかった頃の土ガマ手紙 子蛙に文字を教えている。妙なこととは己でも思うのだが、これも子蛙に文字を教えるついでに書いている。 「子、ゲ、える、とは、おれのことか」 「そうだ、お主の他におるまい」 そう答えると、子蛙は膝の上でプクと頬を膨らませた。 「この、子、という字は、幼いとか小さいとか、そんな意味だろう。おれとはてんで違う。おれは小さくも、幼くもない」 このこどもは、小さな身体の割に大きな声であれこれ騒ぐ。生来の蛙の質であろうけども、それにしても指先ぐらいの小さな身体で騒ぐのならばともかく、人のこどもに似た姿に化け、身体もまったく人のこどもと同じような大きさで、それでいてゲコゲコと騒ぐのだから、まったく騒がしさは庭の池に棲む蛙の比ではない。だというのにどうしてこうも目にかけてしまうのか、自身、不思議に思わないでもない。教えた知識をなんでも丸呑みにしてしまう様が面白いのやもしれぬ。 950 masasi9991DONEハロウィンのデググラ 8046 masasi9991DONEお休みの日のゼロクス気怠い休日「今日の予定は、何も聞いてないぜ」 モゴモゴと、布の奥からくぐもった声。こっちまで眠くなりそうな気怠い響きだ。 「わかってるよ。君は昨晩まで任務で忙しかったし、無理にどこかへ連れ出そうとは思っていない」 「そいつは良かった」 「この間君が言っていた水上チェイサーの試乗、今日までだったのは心残りだけど」 あっ、という声がベッドの中から聞こえた。 さっき訪ねてきたオレを玄関まで迎えに来たゼロは、なんとそれからまた二度寝とばかりにベッドの中に戻っている。こんなゼロの姿はとてもじゃないがイレギュラーハンターとしての彼のファンには見せられない。イレギュラーを前にしては冷静沈着苛烈なあのゼロが、休日はこんな自堕落だなんて。そもそもオレ以外は知りようもないが。 1270 masasi9991DONEしんみりといちゃいちゃしているデググラそういうもの 大きな背中を丸めて床の上に並べた色とりどりのかけらを覗き込んでいる。隣りに座ってその横顔を見つめると、いつもの真剣な表情とはちょっと違う、柔らかい笑顔だった。 「きれいだなぁ。グランツも、欲しいものはあるか? こういうのも好きだろう」 「ああ。見せてくれ」 そいつはこの間デグダスが海の近くへ採掘へ行ったときに、弟妹への土産として砂浜で拾ってきたものだ。鉱石じゃない。砂と波で削られた小さなガラス片。二人にどれを渡そうか、と仕分けをしているところだった。 「こういうものもな、金にはならんが、きれいでいい」 「金になる方がいいか?」 「そりゃあそういう仕事だからな」 キミはそうやって何かを誤魔化すように大きな口を開けてケラケラと笑ってみせたが、キミが一人で年の離れた弟妹を育て上げたこと、そのために採掘師の仕事に誇りを持って生活費を稼いでいたことは、何も恥じるようなことじゃないと、思う。 1342 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけのレクセルみたい「猫みてえだな」 「レッド、猫好きなの?」 「ああん?」 何言ってんだかわかんないって感じだ。鈍いなぁ。説明してあげなきゃいけないみたいだけど、今はちょっとめんどくさい。 「やっぱいいや。なんでもない」 「そう言われると気になるだろうが」 「だってもう眠いし。明日覚えてたら教えてあげる」 「ここで寝るのか?」 「そだよ」 「それならオレはどうやって寝ろっていうんだ」 「んー……そのまま。戦闘用なんだから座ったままでも余裕でしょ。とりあえずボクが寝るまで頭撫でといて」 「マジで猫そのものだな」 うつ伏せで寝てるからレッドの顔見えないけど、多分肩を竦めて鼻で笑った。その振動で膝の上にいるボクまで揺れる。ゆっくり寝たいからじっとしてて欲しいんだけど。しょーがないからそのくらいは許す。 516 masasi9991DONE大ガマさんが風邪の土ガマ一に看病二に薬 たまにゃ優しいところもあるもんだ。酒でも入ってんだろうか、こいつ確かに、酒が入ると本音が出るもんな。いや待てよ、そうするとこいつは本当のところ心根の優しい奴だということか。違うか? そもそも酒が入ってるのかどうか、わかんねぇか。 「酒」 「は?」 「酒が呑みてえ」 ぼんやり考え事をしていると、思っていたこと、思ってもいなかったことが口をついて出てきた。しかし酒か。そいつも悪くはなさそうだ。 「酒など呑ませるわけにはいかん」 「なにも浴びるように呑みてえと言ってるわけじゃないんだ。酒は百薬の長とも言うだろう。ちょいと一杯をさ、ひっかけたら、寒気もどっか行っちまうんじゃねぇか」 「寒気。ということは、まだ熱も下がっておらぬのだな」 1159 masasi9991DONEラッキースケベのデググララッキースケベ1「うわぁっ」 落石だ! 崖の近くで作業をしていたグランツが、反射的に飛び退いた。ガラガラガラ……と音を立てて岩が落ちてくる。 ほんの短い間だったが、たいへんな轟音と砂埃だ。採掘はいつも危険と隣り合わせ。このようなことに備え、ペアで作業に当たるのは非常に大切なことである。おれとグランツのように。 「大丈夫か、グランツ?」 「ん。ああ、なんとか。キミがクッションになってくれたおかげだな」 と、おれの胸元でグランツがお返事をした。ムム? と思って自分の腕の中を覗き込むと、いつの間にやらおれは逃げてきたグランツを抱きとめていたようだ。おれの胸板にグランツの頭がうもれている。 「キミが居てくれて助かったよ」 そこで喋られると胸がほよんほよんとしてくすぐったいのだが、グランツの命が救われたとなればくすぐったさなど安いものだ。〇・一グラムのクルブルク銅よりも安い。 718 masasi9991DONEかき氷とデググラ季節外れのせい 横でグランツが腹を抱えて笑っている。いや腹を抱えて笑うのをこらえている。きっとおれにお気遣いしてくれている……。しかし笑いとは止めようと思って止められるものではないのだ。一緒に座っているソファにはグランツの笑いの波動がカタカタとした揺れとして伝わり、おれの全身にも伝わり、おれの手元も揺れ、おれが掴んでいるこの真っ白なかき氷もまた、小刻みに揺れている。 「あっ」 かき氷が崩れる! ……上の方だけ。ガラスの器の上にきりたつ雪山のように積み上がったかき氷の先端が、ホロリとあえなく崩れてしまった。 「フッ……プハッ、そいつはもう食べちゃうしか道はないんじゃないか?」 「ウームムムム。やはりか……融けてしまうものな……」 1530 masasi9991DONE嫉妬しているレッドのレクセル嫉妬「何? 何何、ちょっとレッド!」 抗議の声を上げても全然返事もしない。無言で手掴んでボクを引っ張る。居住区の閑散とした廊下をズルズル引きずって連行。今がヒトの少ない時間帯だったからいいものの、ボクがこれ以上騒いだら児童誘拐として通報されちゃうんじゃないの。そしたらまたイレギュラー扱いに逆戻りだね。 「ねえってば」 多分プライベートルームに戻るまではいくら呼んでも振り返らないだろうなって気はしてるけど、無視もしきれないみたいでちょっとだけ反応がある。チラッと横目でボクの方見てるような。引きずられるままじゃわかんないから、その広い歩幅にどうにか追いつくために駆け足になる。 「レッド」 いつものコワイ顔。目が特にコワイ。沈んだような色をした隻眼は鋭い刃物みたいでカッコいい。その中心のレンズ部分がスッとボクの方へ動いて、高い位置から問い詰めるようにボクを見た。 769 masasi9991DONEいちゃいちゃしてる土ガマいつもの要件 どうも、眩しい。奴と同じ時間に起きてやらなけりゃ、と思ってどうにか両目を開けてやったが、慣れないことはするもんじゃねえ。また狸寝入り、しちまおうかな。 ぼんやり開いている目で、土蜘蛛の背中を眺めている。縁側から差し込む朝日がただただ眩しい。土蜘蛛の姿は人型の影としか見えない。おれを放って外ばかり眺めて、一体何を考えているんだか。まだ目を開けたのにも気付かれちゃいないだろう。 と考えつつ、開けた目を閉じるのも面倒だ。 「大ガマよ、起きておるのだろう」 「おう。てめえのために、珍しく早起きしてやったぜ」 平然と返事をしてやったが、一体どうしてバレたんだ。こいつ背中に目玉でも付いてんのか? もちろんそうではないことはよく知っている。いくら奴が妖怪であっても。 1200 masasi9991DONE一週間ぐらいの採掘から帰ってきたデググラ 1997 masasi9991DONEスマホと土ガマみえないもの『あ? 聞こえねえな。変なとこ、触ってねえか? ちゃんとおれが教えたとおりそのまま、余計なことはしてねえだろうな』 「何もしておらぬ。だいいちこのような面妖なからくり、好き好んで触ることはない。お主がどうしてもとしつこく言うからわざわざこうして……」 『やっぱりうまく聞こえねえ。てめえは間違いなく土蜘蛛だよな?』 「何を馬鹿げたことを」 そう返しつつ、吾輩はふと訝しく思いその板を耳元から離した。そも、この小さな玻璃と鉄の板の向こうにあれが居るというのは本当か? 電話というものには未だに慣れぬが、今更それそのものを疑いはしない。しかし向こう側の某は、実際目には見えぬのだからそこにまやかしがあるやもしれぬ。あっても何もおかしくはない。 1612 masasi9991DONEハロウィン前のレクセルハロウィンの準備「ボクって何を着ても似合っちゃうからさ」 「だから?」 「何にしよっか迷ってるんだよね。レッドはどれがいいと思う?」 言葉だけで選んで! って言ってもどうせどれもピンと来ないとか言い出しそうだから、ボクは先手を打って持ってきた衣装をよく見えるようにベッドの上に並べ始めた。さすがに目の前にあれば、これとかあれとかぐらいは答えるだろう。ボクはレッドのことよーくわかってる。 「なんだこいつは? どこから持ってきた」 「ハロウィンの仮装だよ。ほとんどレッドアラートのみんなのお下がりだけど、これは新しく買ったやつ! これが一番似合うと思わない? かっこいいし!」 「ハロウィン。そうか」 「いや、そうかじゃなくて」 完全に忘れてた、みたいなのはいいとして、なにか思いついたみたいなその顔は? 選んでって言ってるのにやっぱり聞いてなくて、ボクとたくさんの衣装を置いといて棚の中を探り始める。何? と思ったらすぐに戻ってきて、 829 masasi9991DONEたい焼きとデググラ両方食べるには デグダスは、まさに目は口ほどに物を言うという言葉がぴったりだ。 「こっちの方がよかったか?」 「え!? いやいや。……なーんでわかったんだ?」 「なぜだろうな? キミが昨日の寝言であんこが食べたいと言っていたからかもしれないな」 「おれは昨晩そんな寝言を言っていたのか。もしかして、今日のマーケットにたい焼き屋が出ていることを予知していたのか!? むむむ、予知夢……」 「まあ寝言というのは冗談なんだが。それで、どうする? 交換するか」 「ん? 交換? おまえのあんこと、このおれのカスタードを?」 「そうだ。いいアイディアだろ?」 まだホカホカの二つのたい焼きを見比べつつ、真剣に考える。今、キミの顔に浮かんでるのは「困ったな」の文字。なるほど。 684 masasi9991DONE膝上レクセルレプリの寝言「だぁめだって……レッド、もうちょっと……うう、せまいよぉ……」 背を丸めて、膝の上に置いたどデカいパーツをいじくり回す。旧型の磁力発生装置だかなんだかという話だが、完全に沈黙している。ただの鉄の塊だ。この中のレアメタルを取り出したいんだが。 もう片方のの膝の上でゴニョゴニョと文句を言っている奴がいる。こいつのせいで、作業が一向にはかどらない。 「狭い」 「それはボクのセリフだってば」 ヒトの膝を枕にして占領しておきながら、随分なことだ。 「寝言を言うレプリロイドってのも珍しいな」 「寝言じゃないよ、起きてるよぉ」 「何を言ってるのかよく聞こえねえな。それとも起きてるなら手伝うか?」 「ヤーダーめんどくさい! そんな雑用レッドひとりでできるじゃん。ボクはここで寝るの」 458 masasi9991DONEいちゃいちゃしてるデググラ〇〇のパンツ「エッ!? それが!? 一体どうやって」 「これがこう。足はここを通して、この紐がこの真ん中……」 「だっ、ダメ! ダメダメダメダメダメ! ちゃんと服を、着なさい!」 「服はちゃんと着るさ、この上に」 「当たり前だ! そうだとしても、いやらしいのはよくない! 断固反対いたします!」 「キミしか見ないのに」 「そ、そっ……それは、もちろんそうでないと困る。おれもそのつもりでございますけれども! いいからいつものおパンツとお洋服を着て下さい。風邪を引いてしまうから」 「風邪を引きそうなのはお互い様じゃないか?」 「それはだってお前が突然その紐みたいなのを出すからびっくりしてしまって」 「あっはっは。その言い方だと手品でも見たみたいだな!」 652 masasi9991DONEハッピーゼロクスのサビ彼の日課 疲れて自室に戻ってきて、そのまま寝てしまいたいのをこらえてどうにかやるべきことをやっつける。 ひとまず自身のボディのクリーニングと、ベースのメンテナンスルームでするほどじゃない細かいパーツの手入れ。オレばっかりスタッフの手を煩わせちゃ、他のハンターたちにも申し訳ないし。それが終わったら明日の出動の準備もある。ついでに緊急出動用の準備もすぐに使えるかどうかチェックして、OKを確認したらやっと一息をついた。 読みかけの本をベッドの上に見つけて手に取る。いつこんなところに放置したっけ? 横になって読んでいたらすぐに電源がオフになりそうだ。それもいいけど、その前に少し夜食でも……なんて思ってしまったのは、今日の勤務が忙しすぎて、最後にエネルギー補給をしたのが昼過ぎだったからだ。 1557 masasi9991DONE事前の久々綾最中描写はなし 1825 masasi9991DONE※クロスオーバーZXAの滝の遺跡に大ガマさんが居たらいいなと思ったので大ガマさんとグレイくんとモデルAくん 2258 masasi9991DONEデググラいちゃいちゃしてるだけ 2278 masasi9991DONEごはん食べてるだけのゼロクス味覚について スッと視界に白い手が割り込んできて、そのままランチボックスの中身をつまんだ。 「あ」 「もらうぜ」 いいよ、と答える前にそいつはゼロの口の中に放り込まれた。咀嚼する。食べながら、オレの隣に腰を下ろす。 「……うん、なるほどな。どうした? やけにまじまじと見つめてくるじゃないか。もしかしてもらっちゃ悪かったか」 「いや、君がものを食べているのをあまり……見ないなと思って」 「合理的じゃない」 「そうだね。君はそう言うと思った」 昼時の休憩所の食事スペースはハンターベース職員のヒューマン、レプリロイド、両者で賑わっている。近くに軽食の売店も併設されているが、ここを利用するのはどっちも全体の半分ぐらいだ。ヒューマンには安価で便利な流動栄養食が流通しているし、レプリロイドならエネルギーステーションを利用する方が早い。それでもここで食事を摂っている約半数のオレたちは、要するにそういう娯楽を休憩中に楽しんでいる、と。これは趣味の問題だ。で、そういう趣味のなさそうなゼロ隊長が珍しくここに来ている。なので少し目立っている。 996 masasi9991DONEなんてことない土ガマピコピコ 横で眺めてると実に面白い。金色の目玉に画面が発する青い光が映り込んでいる。こいつの虹彩の色は、遠目に見れば眩しい金色、近くで見ると複雑で混沌とした金色……いくつもの濃淡に別れた細胞が入り混じった色……濡れた目玉の表面が外の光を跳ね返す色。要するになんともアナログな肉体の色だ。そこに機械の色が映り込んでいる。 チカチカ光る画面に合わせて、まぶたも不機嫌にピコピコ動く。横から眺めててもよくわかる眉間のシワ。への字の口。顰めっ面だ。 「つまらん。こんなものが一体何んの役に立つ」 手に持った端末の画面が勝手に動くと言って、どんどん不機嫌になる。使い方がわからないって助けを求めたのは土蜘蛛さんの方じゃねえか、と思いはするがおれの方は不満はない。どうせこうなるとわかってたし。 395 56789