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    #夏尾

    natsuo

    mya_kon

    DONEなんで怒ってるのかわかんないけど怒ってることだけはわかるけどなんで怒ってるのかわからない夏尾です。しょーもないことでケンカして、すぐ仲直りしてほしい〜〜〜〜☺️☺️
    俺は今、何に対して怒っているでしょうか 突然開催される夏太郎の「俺は今、何に対して怒っているでしょうか」クイズ大会に、尾形は内心ため息を吐いた。代わりに天を仰ぐ。シェードに積もった埃を見つけて、尾形はそれについてもため息を吐きたくなった。
    「夏太郎」
     名前を呼んでも返事はない。
     怒らせるようなことをした記憶はない。しかしここで強制エントリーさせられたクイズ大会から降りることはできない。それはつまり夏太郎との別れを意味する。なので尾形は必死にない記憶を漁って微かな可能性をどうにか見つけようとする。
     しかしないものはないのだ。ヒントをもらえないか夏太郎に声をかけたところで無視されるので、尾形はノーヒントでこのクイズ大会を走るしかない。
     過去の傾向を思い出そうとしても、結局その後の仲直りセックスしか思い出せない。その時にはもうぐちゃぐちゃのどろどろに甘やかされて可愛がられて脳みそが溶けてしまい「気持ちいい♡」しか覚えていないので、クイズ大会中には全く役に立たない。しかしクイズに正解するとそれが味わえるのでモチベーションの維持には役立つ。
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    mya_kon

    DONE合コン的な何かで出会う夏尾です。また……尾ちゃんの顔がだぁいすき♡な夏ちゃんを……好きだから……わたしがそういうの好きだから仕方ない……恋は盲目……一目惚れ……わたしが……好きだから………………
    合コン的な何かで出会う夏尾「第一印象から決めてました!」
     居酒屋のトイレの前。
     男女それぞれ個室が一つずつしかないのは、前に来たことがある店だから知っていた。尾形さんがトイレに立ったのを見て、俺もついてきた。トイレに用事はないけれど、どうしても尾形さんに話しかけたくて後を追った。
     飲み会が始まってから一時間半が経ち、店員にラストオーダーを聞かれた。それぞれ最後の一杯を注文して、ぼちぼち終わりか〜なんて話もして、全体の雰囲気的に二次会も行きそうな感じがしているんだけど、俺はみんなで二次会に行きたいんじゃなくて、尾形さんと二人だけで二次会に行きたかった。
     最初から「人数合わせのために呼ばれました」って顔をしていた尾形さんが気になっていた。なんでかって? そんなの顔が好みのドストライクど真ん中だからだよ! 自己紹介で「尾形だ」とだけ名乗ったときの低い声もどどどど好みで、友だちから「ハズレ席でごめんな」って目を向けられたけど、俺は「大当たり席ありがとう!」と目で答えた。
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    mya_kon

    DONE「吸血鬼が生きる世界には、マッチョが血液を提供するバーがあるのでは?」というフォロワーさんの呟きに反応して、爆発した結果のものです。夏太郎が吸血鬼、尾形がマッチョバー店員やってます
    もっといっぱいください!「へー、血液パックの宅配もやってんだ……」
     俺がスマホでぽちぽち見てるのは亀蔵に勧められた「マッチョバー」の公式サイトだ。何でもそこで働いているのは筋肉隆々のマッチョたちで、店ではその人たちの血液を提供しているらしい。
     男の人しかいないかと思ったけど、女の人もいるんだな。前からマッチョの血液は美味しくて栄養満点とは聞いていたけど、何だか手が伸びなかったのは気軽に買える場所に店がなかったのと、なんとなーく飲んだら自分もマッチョになりそうで二の足を踏んでいた。
     マッチョになるのが嫌っていうか、マッチョになって制限がかかるのが嫌というか……。両腕が閉じれないとか、着れる服が限られるとか、注射の針が入りにくいとか聞いていて、えー、じゃあソフトマッチョぐらいがいいなぁ、と思っていたのだ。まあ、今はソフトマッチョを目指している最中だから、多少のマッチョ成分を取り入れたところで問題はないんだけどさ。
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    mya_kon

    DONE昨日寝る前に受信したどんぐり拾い屋さんの夏太郎です。何を言ってるか分からないと思いますが、まぁ、読めばわかると思いますし、いつもの可愛い話だな〜って思ってもらえれば☺️👌🍤
    どんぐりひろいやさん かんたろお くあぁ、と大きく口を開けてあくびをする。朝まで飲むもんじゃねぇな、と尾形は昨晩より少し伸びた顎鬚を撫でた。
     駅から家までの最短ルートである公園の中を突っきる。まだ土曜の七時だというのに、公園の中には人がまばらにいた。ジョギングをしている人や犬の散歩をしている人はまだ分かる。ベンチで話し込んでいる人までいるのに尾形は驚いた。一体何時から集まっているんだ。さすがに一晩中語り明かしているわけではないだろう。
    「い、いらっしゃいませぇ……」
     か細い声が足元から聞こえたとき、尾形は自分の幻聴だと思った。寝不足の頭と飲み過ぎの体に、朝の爽やかさは少々毒だ。早く帰って横になりたい。
    「ぃいらっしゃいませぇ!」
     さっきよりも勢いのついた大きい声でそう言われて、思わず足元を見た。そこにいたのはまだ小さな子どもで、レジャーシートを広げて座っている。端に置かれた画用紙にはギリギリ読める字で「どんぐりひろいやさん かんたろお」と書かれている。
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    mya_kon

    DONE「うなぎは全身に味蕾がある。つまり全身が舌のようなものだ」という話を聞いて、へえ!と興奮して見た結果の幻覚です。原作軸で尾ちゃんがうなぎになる夏尾です。言ってる意味が分からない?大丈夫、わたしも分からないまま書いたので😉
    うなぎになったんだなぁ どうしてこうなった。
     尾形は頭を抱えようと思ったが、胸ビレは短く頭まで届かない。ぐるぐると体を回せば、そこにあるのは平べったいうなぎの尻尾で、それは自分の体からしっかりと伸びている。どうしてこうなった。
     昼飯を終えて、火鉢の近くでうとうとしていた。寺の中は人が出払っており静かだった。いつの間にか少し寝ていたようで、土間から人の声がしたので何事かと様子を伺いに行ったのだ。しかしそこに人影はなく、水の張られた木桶だけがあった。何が入っているのか覗き込むと、視界が暗転した。
     めまいでもおこしたのかと思った。ばしゃんっと頭から水を被る感覚はあったのだが、おかしいことにそれが全身に渡り、だというのに衣服が濡れて気持ち悪い感覚がない。そもそもあの木桶に全身が入るか? だんだんと視界が明るくなってきたので辺りを見回せば、ぼやけながらもここが木桶の中だと判断した。
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    mya_kon

    DONEこれは……いつか本になるから……と自分に言い聞かせて書いた夏尾……フォロワーが描いた夏尾見て書いた……わああああああああってなりながら……書いた……いつか本になるから……原稿といっても間違いではない……………
    まぐれ、気まぐれ のし、と頭に重さがかかる。確認しなくても分かる。尾形さんが俺の頭の上に手を置いたのだ。しゃがんだ姿勢のまま、俺は木の陰から一匹の鹿を見る。
     遡ること一時間前。
     俺はもっと土方さんの役に立ちたいと思い、茨戸からずっと持っているピストルの腕を上げようと考えた。せっかくなら誰かに教えてもらいたいな、と思ったのでまず最初に有古さんと都丹さんに声をかけた。普段からピストルを使ってる都丹さんや、従軍経験から有古さんなら! と考えたのだ。ところが二人は用事があったようで断られてしまった。
     そうなるととても困る。残っているのは永倉さんと牛山さんと門倉さんとキラウシさんと尾形さんだ。その中で可能性があるとしたら……尾形さんだよなぁ。もちろん尾形さんだって従軍していたし、そうでなくても狙撃の名手だ。射程距離がちょっと変わったくらいで下手くそになるとは思えない。とはいえ、尾形さんにお願いしたところで聞いてくれるとは思えない。
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    mya_kon

    PROGRESSここ数日、わたしが頭を悩ませている乳牛尾の搾乳をする夏です。
    最後まで全年齢にしたかったんですけど、なんかそれはダメになりそうなので、ここまでは……いやもうしばらくは全年齢なんですけど……いや最後まで致さないので全年齢のような気がするんですけど……ちょっとよく分からないので絶対セーフのとこまで流しておきます。頑張ってる、頑張ってんだ、わたし……!!!!!
    乳牛尾と搾乳する夏(してない 羊牧場の朝は早い。
     夏の今は日の出と同時に起き、羊舎に向かう。まずは羊たちを放牧地に移動させて、放牧している間に羊舎の掃除をする。
     なーんてナレーションを入れながら、俺は伸びた髪を適当に結んで玄関に向かう。昨日一昨日は涼しかったけど、今日は暑くなりそうだ。昼前には一回羊舎に戻した方がいいよなぁ。七時になれば××さんも来るから、そこで少し相談しよう。
     さー、今日も俺の羊たちは元気かな! そう思って玄関のドアを開ける。開けようとした。したんだけど、ゴン、と鈍い音がしてドアが大きく開かない。何で? 昨日までは普通に開いてたよな? てか、ゴン? 何かあるのかな。
     頭だけでも隙間を通らないかと思ったけど、無理だった。仕方ないのでポケットからスマホを出す。腕は何とか通ったのでカメラを起動して玄関前を撮影する。どうか変なものが映っていませんように、と思いながら確認すると、そこにいたのは一匹の乳牛だった。
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    mya_kon

    MOURNINGこれは言い争う夏尾の書きかけ別バージョンです……せっかく供養カテゴリーあるから流しておこう……この続きはないですね……どうするつもりだったのかは、当時のわたしも分からないです。分からないから頭から書き直したので……
    言い争う?夏尾「百のバカ、百のバカ」
    「んでだよ」
     ソファで横になっていたら、頬を膨らませた夏太郎に襲われた。馬乗りになって百之助をぽこぽこ叩いてくる夏太郎の手を掴み、顔を覗き込むと「もー!」と頭突きをされる。
     ぐりぐりと頭を頬に押し付けられながら、百之助は低く唸った。
    「百がぁ、一緒にいてくれるって言ったのにぃ」
    「言ってない」
    「俺だけ怒られたぁ」
    「そもそも食ったのお前だろ」
    「それはそうだけどぉ……」
     百之助の腹の上で大人しくなった夏太郎が唇を尖らせた。勝手に父親の柿の種を食べ尽くし、その証拠隠滅を図ろうと柿の種だけを買おうとしたところで夏太郎の父親と遭遇したのだ。
     初めは言い逃れようとしていた夏太郎だったが、結局自白し、父親からげんこつ一つで許してもらったらしい。百之助はスーパーについて夏太郎から離れて適当に店内をうろついていたので、レジ前で合流したときにそう話を聞いた。
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    mya_kon

    DONE七夕の夏尾です!なんと!こいつら!付き合っていないのである!!!!!!!!いつものことですね。はい、2022年の七夕ナイトinトーキョーは晴れそう?ギリ曇り?みたいな感じみたいです。これからも夏尾が増えていきますように👏
    君の願いが叶いますように 駅前のスーパーに入った途端、夏太郎が「あ!」と声を出したので、つられて尾形はそちらを見た。そこには大きな笹が壁にくくりつけられており、その下にはテーブルが出してあった。
     テーブルの上には色とりどりの短冊とペンが置かれていて、壁には「みんなの ねがいごとが かないますように!」と張り紙がされていた。尾形の服の裾を引っ張りながら夏太郎が笹に向かうので、仕方なしについていく。
    「何か書きましょうよ〜」
     酔っ払いの夏太郎が振り返る。顔の赤みは落ち着いてきたが、まだテンションは高い。夏太郎の頬に手の甲を当てると少し熱かった。
    「欲しいものもないのにか」
    「欲しいものと、願い事は別ですぅ」
     飲み屋での会話を思い出す。願い事が「宇宙征服」だった場合、欲しいものは「宇宙」になってしまうが、「世界平和」が願いのときに「世界」が欲しいとは言わないだろう。そういうことなんだろうな、と思うことにする。とはいえ夏太郎が宇宙が欲しいと言ってきたらどうしようか。宇宙が買えるとして、いくらぐらいかかるんだろう。
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    mya_kon

    DONE来月かんたろちゃんの誕生日だ!っていうことで、ぴくすけで配信しながら書いたものです。人がいると書くのはもくりもそうなんだけど、画面共有していると「書いてるのか書いていないのか」が丸わかりなのでいいですね……ケツ叩きになる……ありがとうございます☺️
    来月は夏太郎の誕生日「欲しいものあるのか」
     そう尾形さんに聞かれて、俺は焼き鳥の串を噛みながら固まった。欲しいもの、欲しいもの。向かいに座る尾形さんはハイボールを飲み干して、俺の分と一緒に店員さんにおかわりを注文した。
     欲しいもの……。考えながら、今食べた肉が何の肉なのかも考える。よく来る駅前の焼き鳥屋さんは、どれが注文した何の串かの説明がいつの間にかなくなった。
     いつも頼んでるものだからどれが何か分かるだろう、ということなんだと思う。ネギまとつくねはすぐに分かるけど、正直俺はどれがハツで、どれがハツモトか分かっていない。尾形さんは分かってるのかな。
    「あんま、すぐには浮かばないです」
    「そうか」
     店員さんからそれぞれハイボールを受け取り、空っぽのジョッキを渡す。今度のハイボールは少し濃いめだ。人によっては殺す気か? ってぐらい濃いものを作るんだけど、こういうのって分量決まってるもんじゃないのかな。ベテランの技と勘で作ってるのかな。
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