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    ナンナル

    @nannru122

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    POIPOI 146

    ナンナル

    DOODLE番 9 🎈☆
    次で終わればいいなぁ、の気持ち。

    全く違う話ですが、王様とお姫様のお話って御伽噺感あってとても好きです。何回書くのって言われそうだけど、そういうお話考えるのがとても好きなのですが、黒魔術師🎈くんが他国の王族☆くんを娶る話がとても見たいです( ˇωˇ )自国の王様の不興を買った他国の王族である☆くんを厄介払いの様に娶らされるところから始まるルツが見たいなぁ、と最近考えてましたまる
    番 9「あぁ、司くん。お仕事お疲れ様」
    「…類も、お疲れ様……」
    「このお店なんだ。予約したから、早速入ろうか」
    「……ん…」

    東雲くんに相談した日から一週間。毎日メッセージのやり取りをして、漸く司くんが食事の誘いに頷いてくれた。
    目の前で立ち止まった司くんに手を差し出せば、当たり前のように掴んでくれる。それが嬉しくて、つい口元が緩んだ。手を引けば、司くんは抵抗なく僕の後をついてくる。そんな彼と共に、予約したお店に足を踏み入れた。
    お座敷が並ぶ雰囲気のいいお店は人で賑わっている。店内の奥の方には扉で仕切られた席がいくつかあり、そこへ通された。

    「…個室…?」
    「うん。その方が落ち着くかと思ってね」
    「………そう、か…」
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    ナンナル

    DOODLE番6🎈☆

    長いので途中で切った。
    仲直りしたいのかしたくないのか分からないくらい微妙な距離感が続いてる:( •ᾥ•):
    番 6(類side)

    「…大丈夫、断られても、別の日にすればいいだけだから、とにかく、一度送って……」

    じっ、とスマホの画面を見つめる事半日。否、正確には、朝から時間があればスマホのメッセージアプリを起動して睨めっこを続けている状態だ。仕事の間はスマホを見るわけにもいかないので見ていないのだけど、休憩時間になる度にその画面を開いては見続けている。この後は午後の稽古が始まる。そうなれば、次に送る機会がくるのは夜になってしまう。

    「………はぁあ…、司くんには、頑張ると言ったのだけどね…」

    寧々達に背中を押され、司くんともう一度話をする事が出来た。幸いにも、彼は僕にもう一度機会をくれた。気持ちは伝えなければならない、と助言も貰ったから、司くんが好きだと打ち明けた。言ったら困らせると思って、ずっと言わなかった想いだ。それでも、司くんはそれを受け止めてくれた。拒絶されなかったのは、彼が優しいからだろうね。それなら、彼の番として、この先も彼の隣に居てもいいと思ってもらえるよう、僕なりに想いを伝え続けたい。その為にも、もっと司くんとの距離を埋める必要がある。
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    ナンナル

    CAN’T MAKE銀楼の聖女

    急に思い付いたから、とりあえず書いてみた。やつを一話分だけ書き切りました。
    ※セーフと言い張る。直接表現ないから、セーフと言い張る。
    ※🎈君ほぼ居ません。
    ※モブと☆くんの描写有り(性的な事は特になし)
    ※突然始まり、突然終わります。

    この後モブに迫られ🎈君が助けに来るハピエンで終わると思う( ˇωˇ )
    銀楼の聖女『類っ、ダメだ、待ってくれっ、嫌だ、やッ…』

    赤い瞳も、その首元に付いた赤い痕も、全て夢なら良いと思った。
    掴まれた腕の痛みに顔を顰めて、縋る様に声を上げる。甘い匂いで体の力が全く入らず、抵抗もままならない状態でベンチに押し倒された。オレの知っている類とは違う、優しさの欠片もない怖い顔が近付き、乱暴に唇が塞がれる。髪を隠す頭巾が床に落ちて、髪を結わえていたリボンが解かれた。

    『っ、ん…ふ、……んんっ…』

    キスのせいで、声が出せない。震える手で類の胸元を必死に叩くも、止まる気配がなくて戸惑った。するりと服の裾から手が差し入れられ、長い爪が布を裂く。視界の隅に、避けた布が床へ落ちていく様が映る。漸くキスから解放され、慌てて息を吸い込んだ。苦しかった肺に酸素を一気に流し込んだせいで咳き込むオレを横目に、類がオレの体へ視線を向ける。裂いた服の隙間から晒された肌に、類の表情が更に険しくなるのが見えた。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ!×× 5

    セーフと言い張る。セーフです。セーフなんです。
    お風呂にいっしょに入ってるだけ( ˇωˇ )

    ゆる〜っと雰囲気で読み流してください
    メイテイ!×× 5(類side)

    ガコン、と音がして、取り出し口に見慣れた瓶が転がる。それを取り出して天馬くんへ渡すと、彼は小さな声で僕にお礼を言った。珈琲牛乳の入った瓶のフタを開けた彼は、瓶の飲み口に口をつける。
    ぐっ、と瓶を傾けた天馬くんの喉元が動くのを、無意識に見つめてしまった。

    「…っ、はぁ……」

    半分程飲んだ瓶を一度口から話した彼は、大きく息を吐き出す。礼儀正しい彼が珈琲牛乳を豪快に飲む姿は、珍しくて少し面白い。“お風呂上がりの牛乳の飲み方”というお手本を真似するように、腰に手を当てて飲む姿は、男の子らしい。そんな彼の隣で、僕も瓶のフタをあけた。
    湯で温まって程よく色付いた彼の頬が柔らかそうで、触れてしまいたくなる。ドライヤーでしっかり乾かした金色の髪はふわふわしていて、ふんわりと香るシャンプーの匂いに心臓の鼓動が早まった。普段彼が使うシャンプーとは違う匂いだけれど、これはこれで良い。温泉独特の匂いも相まって、彼の雰囲気を色っぽくさせていると思う。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ。35
    終わらなかったので、もうちょっと続けるかと思います_:( _ ́ω`):_
    せめて、同棲まではさせたかったのだけど、次になるようなので、もう少し書きます。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 35『今日のゲストは、神代類さんです!』
    『よろしくお願いします』

    テレビに映った類さんに、思わず拍手しちゃう。
    今日はお兄ちゃんは午後から出かけていて、まだ帰ってこないみたい。お母さんたちも、遅くなるって言ってた。だから、今日はテレビを独り占め出来ちゃう。バンドの練習があって見れなかった昨日の番組。ゲストが類さんだって聞いて、予約録画してたんだよね。しかも、街案内の企画なんだけど、アタシの住んでる所を類さんが紹介してくれるんだって。

    「もしかして、類さんもこの辺に住んでるのかな?」

    楽しそうにお話するメインの人達が羨ましい。アタシも、類さんとお喋りしながら案内されたいなぁ。あ、ここいつも通る場所だ。そっちに行くと、あのお店があるんだよね。アタシが良く知っている場所を、類さんが歩いてる。なんだか不思議な感じ。そわそわとしちゃって、どんどん体が前のめりになっていく。それに気付いて、ピッ、と背筋を正した。あまり近くでテレビ見ると、目が悪くなるぞーって、お兄ちゃんに怒られちゃうもん。
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    ナンナル

    DOODLE昨日の夜寝る前にずっと考えていたネタメモ。るつ
    メモ花街でとても有名だった遊女が、お金持ちの青年に身請けされた。
    見目が花街一美しく、名高い娼館の遊女だったため、敷居が高過ぎて誰も閨をともにした事が無いと噂があった。だからこそ、一夜を買うだけでもかなりの額が必要で誰も買ったことがないと言われていて、身請けの金額もかなり高いと言われてる。
    そんな遊女を買ったと、その青年の存在は隣町まで噂される程有名になった。
    花街一の遊女を我がモノにして、毎夜お楽しみなのだろうと、下世話な噂と一緒に。


    ーーー

    ぼんやりと空を眺めながら、司は考える。たった一人の旦那様を、どう誘えば一緒に寝てくれるのか、と。
    有名な娼館で遊女をしていた司は、数ヶ月前にこの屋敷の旦那様に身請けされた。家族を病でなくし行き倒れかけていた所を娼館の主人に拾われ、恩を返すために遊女になった。ただ、性別が男であるということもあり、閨の客をとる事が出来なかった。司の仕事は、着飾って客の話し相手になる事。時折どうしてもと頼まれた相手には手を貸すことはあれど、決してその身を晒すことだけはしなかった。それ故に、遊女としての知名度だけがどんどん上がっていったのだ。
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