Recent Search

    yowailobster

    ☆quiet follow Send AirSkeb request
    POIPOI 175

    yowailobster

    DOODLE20211111 長くて細くて美味しい棒菓子の日 はじめランガが趣旨わかってなくてげっ歯目の速度でガガガガッて食べてたら可愛いと思います 理解してちょっと遅くなったら本当の本当に可愛いと思います
    内緒のI 記念日とは言いつつ別に安くなるわけでもましてや高校生男子の夢が現実になるわけでもない。というかなったら逆に困る。どうしていいかわかんねえもん。
    「それなのに買うんだ」
    「これは別、お前もひと箱買っとけよ」
     何でと言いつつ素直にレジへ行く後ろ姿は少しだけ心配になる。店員に渡しているその箱の中身がほぼ自分の口に入らないと知れば年中食べ盛りの親友はどんな顔をするだろう。代わりに色々な味が食べられる筈だから結果的には喜ぶとして、間違いなく不思議には思うだろうな。
     中学の頃は菓子類一切持ち込み禁止だったので自分もこういう遊びは去年知った。名前も知らない他クラスのやつから突然一本、渡し合うクラスメイトの姿に交換だったかと気付いたのは苦恥ずかしい思い出。今年もう一度会えるかはともかくそれ以外、例えばランガに何か渡したくて仕方ない連中がついでに渡してくる可能性は十二分にある。用意しておくに越したことは無い。
    1328

    yowailobster

    DOODLE20211029 デレキ 捏造爆盛り原型皆無パロディ 行為の匂わせ でもファンタジーなら無問題やったね
    童話好きだからもだけどデレキ 本編のある意味好IFがちらほらあるとこが大好き 見つけられたことで自分を見失わずに済んだレキ一回離れられてるカオルとコジロウ主人を止められた犬 一回壊れたから生まれるものもあると思うからどっちが良いかは何ともだけど本編以上にモラルが低下すると世界が平和になるの面白い
    ハッピーエンドはずっと先 昔々のお話です。あるところに名前のない王子様とお姫様。ただきれいなお城で繰り広げられるはたのしいばかりの物語。ラストは当然お約束、二人はいつまでも幸せにsし%あ鸞-^pわ>sえlに??
     昔々――いえ。これは今から始まるお話。王子様にはあの子を据えて、それで終わりの物語。寂しいお城で王様があなたのことを待っている。逃げないで。目を逸らさないで。無かったことになんてしないで。 
     どうか恐れないで。お決まりの酷い結末を共に受け入れてくださいな。
     
     
     これも社会勉強と雪の国から送り出され早数か月。
     新しく出会えた大切な相手と滑る日々は楽しく、美味しい食事にフォークも止まらない。最高の環境だ。これで暇でさえなければ。武闘会もめっきり減ったことで本当に仕事が無くなってしまった。食べてばかり、世話されてばかりの環境は楽だが居心地が悪い。
    44638

    yowailobster

    DOODLE20211004 同じ家の鍵持ってるけど毎日一緒にはいられないくらいの二人 でも鍵はやたらじゃらじゃらしてる お土産って言ってあれこれあんまり可愛くないの買ってくるから お互い文句言いながらつけてて可愛い ところでタワマンの鍵ってじゃらじゃらさせていいのか?まあいいかじゃらじゃらさせていいところに住まわせれば(力業解決)
    ようやくの幸せ あらゆる手段を尽くし恋人の座に収まってから早数年。これだけ経過して一応(二本以上の骨折を含む)派手な喧嘩は一度も無く別れ話も出ていないのだからそれなりに仲睦まじい二人と思って良さそうだがしかし。
    「あれ、居る」
     彼相手だと何故だろう。そう言いきるのも躊躇われる。
     居たら悪いかここは僕の家だと返すのはとても容易いがそもそも滅多に帰ってこないのは事実なうえ皮肉と悪意を込めた言葉が果たしてランガに刺さるかどうか。他の人間ならいざ知らずこんな物で彼は動かない、むしろ動かれては困る。そうだねごめんねと素直に謝られては一方的に癇癪を起こしたようで居心地が悪いし「そっか」といきなり旅支度を始め「じゃあね」で飛び出されでもしたら今夜一晩中を説得にあてねばならない。既に数度体験済みだがアレは心底精神に悪いので回避したいところ。
    837

    yowailobster

    DOODLE20210907 本編後の冬応募した覚えのないカナダ旅行に当選したランガが現地で知り合った親切な日本人シンドウと一緒にちょっとした問題を解決する話もしくは愛抱夢考案二人きり楽しいカナダ旅の筈だったドタバタ騒ぎ
    CP薄 モブ出張る +っぽい、しかしこの先絶対くっつく二人が会話したり理解できなかったり気付いたり カナダ描写はふわふわ
    イベントの会議があればどこにでも現れる愛之介が面白くて書きました
    3+1の誤算 二月某日。最高気温八℃最低気温三℃、天気は曇り。寒さ厳しいこの季節、バンクーバー国際空港内を移動する客らも皆ふくふくと着膨れている。
     二つに分かれたゲートの片側。比較的さらさらと機械を操作する居住者達の中で一人、あからさまなほど指先をこわばらせながらタッチパネルを押す少年が居た。
     なんとか機械に吐き出させた長細い紙を手に持ち、慎重な歩みで少年は入国審査官の元へ進む。間違いなく初心者だろう動きにベテラン審査官の態度も多少和らぎ審査はつつがなく終了した。
     無事新たな書類を手にしてようやく、カナダに帰ってきて初めて馳河ランガは深く呼吸をすることができた。
     生を受けてから一六年間、父の死を切欠に母の故郷である日本に渡るまでランガはこの国で暮らしていた。だが住んでいたのはもっと山側、人気の無い地方だ。空港のような大量に人の行き交う場所にとんと縁が無かったランガの身体が勝手に緊張するのも無理はなかった。
    34810

    yowailobster

    DOODLE20210803 ネタバレするとランガじゃない からこれはモブとの絡みになるかも
    このあとランガの夢に出た愛抱夢B相手に彼の夢に僕…それはつまり…?えっ…?ってなってる神道くんによる疑心暗鬼ゴーストバスター!!がはじまる 頑張れGS神道
    夢は醜きあなたの願望 夢に君が出るのだと告げても何も反応が変わらないことを吉と見ようか凶と見ようか。何にせよ周りの彼らはその品のない顔を止め今すぐ何処かへ去ってほしい。
    「一応、一応ランガの代わりに聞いといてやるが……どんな夢だよ」
    「……秘密」
     面白い程各々顔色を変えああだこうだと喧しい半分以上成人の男共のなかで彼だけは動じないまま――かと思えば持ち前の好奇心だけは働かせていたらしく一通り食事を終えるとこちらに顔を寄せ、
    「どんな?」
     自分だけは教えてもらえるだろうと確信を持つ目には悪いが元々内容を教える気は無かった。特に彼にだけは。
     君が裸で跨がってくる夢だなんて――破滅したって言うものか。
     初日はまあ今よりは暢気に構えていた。夢だとしても会えたことは喜ばしかったが全感情に対していえば一割程度。なら残りの九割は何かと言えば当然圧倒的な空しさだ。未成年でも今時こんな欲望丸出しの夢を見ないだろう何を考えている貴様とやり場の無い感情をひたすら犬にぶつけ取引相手にぶつけそれはもう発散し尽くしたから大丈夫だろうと思い就寝し翌日、鏡に映った顔は今にも卒倒しかねない青さだった。
    2422

    yowailobster

    DOODLE20210802 ギャグ 夏といえばホラー!ホラーといえばゾンビ!そしてひとこわですよね
    これも雰囲気は明るいけどホームセンターに居た人達が終わってるから微妙 頼りになるリーダーに助けられたり一人で行動しがちな少年に親切心から声をかけようとして邪魔されたり死ぬ間際屋上から飛び立つヘリを見たりするモブ視点のノベルゲーやりたい
    B級パニックは本物に勝てない「ヴォー!」
     襲いかかるゾンビ!
    「……ハアッ!」
     それを砕くジョーの拳!
    「ヴォー……」
     崩れ落ちるゾンビ!
    「S最強筋肉、やっぱすげー……!」
    「これで一応はクリアかな。レアドロのひとつくらいしてくれないと割に合わないよ、もう」
    「一応、ってまだアレが来んのかよ?」
    「当然だろう。ここは山頂近いとはいえ大した高さではない。数日もすれば麓で変異化した人間達が押し寄せる筈だ。その時はゴリラ、全員圧せ」
    「戦わん奴が簡単に言うな!」
     ――『とある男』の招待でなんかいい感じのキャンプ場に来た俺達。肉に花火にスケートと思いっきり夏を満喫するつもりが、突然他の客が暴れ出しなんと手当たり次第に噛みつき始め。噛まれた客が一人また一人同じように暴れだしたところで多分全員察した。これってアレだよな、と。 
    3820

    yowailobster

    DOODLE20210726 魂の伴侶って何ですか?本当トーナメント中盤までの愛抱夢って何一つ疑ってなくて最高 トーナメント終わってもわりと何一つ疑ってないのにはビビったけどそれもまた最高
    これも今後の展開によっては解釈違いになるかもしれない スノードロップってなんですか
    先生にはたましいのはんりょがいるらしい 先生はとてもえらい先生なのだそうだ。お父さんが言っていた。
     年が近いし話も合うだろうと引き合わされた時は正直げんなりという感じだった。確かに還暦目前のお父さんと比べたら遥かに近いけど、それでも全然大人だ。年を聞けばほぼ二倍。話が合うわけないよと初めから諦めていたぼくに反して、先生は本気でこちらと仲良くなるつもりだったらしい。自己紹介からはじまり親しげな態度を崩さないまま手を変え品を変え、気付けばぼく達は先月発売した新刊の感想を語り合える程度の仲にはなっていたのである。
    「……先生、大丈夫?」
     大丈夫だよと先生は返すけど、水を受けとる手が明らかに震えている。お迎えもうすぐ来るって。言えば項垂れた顔がゆっくりと動いた。こういう時急いで頷くと事故率が上がる、咄嗟の判断ができる先生はこんな時でも賢い。
    2871