shiraseee @shiraseee_0108_ 気ままに更新しています。サイレント更新&修正は常習。凪茨ばかりですが、たまに他CPなども。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 58
ALL 凪茨 薔薇の女王様 富豪とディーラー 凪砂さんと茨くん 戦うEden shiraseeeSPUR MEブックルームと凪茨。※未完成です!めちゃくちゃ中途半端なところで終わります。全然いちゃついてないんですがこのあとイチャつきパートのため完成を頑張ります。※もしよろしければご覧くださると嬉しいです…。無題星奏館のブックルームは、寮の施設のひとつにしては多種多様な本が室内に所狭しと並んでいる。初めて見た時、この中にどれだけ私の知らない知識や物語があるのだろうと胸を躍らせた。 寮へと移ってから暫く合間を見ては通い詰め、はじめは自身の趣味・好奇心の向くまま手に取って、一日中読み耽る日もあった。今まであまり目にすることのなかった娯楽漫画を、ジュンと読むことも増えた。(このことに関しては、茨があんまりいい顔をしないけれど) 利用する回数も増えていき、私の知識や好奇心はどんどん深まって広がっていくことを留めず、足繁く通わせる。 そんな折、ふと仕事に必要な雑学の資料もあると知るとそれがEdenの…茨の、役に立った。話すと驚きと感謝を茨から向けられた時、私は嬉しい、また喜んでほしいと自分の中に芽生えたささやかを胸に、新しく探してはそれを題材にし茨と交わす言葉と過ごす時間が増えていった。 4645 shiraseeeREHABILI凪茨+創ちゃんで書きたくて、ほのぼのゆったり、のんびりした世界観に3人でいたらどうなんだろうと思って、去年から書いていたものです。(名前だけですが他キャラも出ます)凪茨ではあるんですが、CP要素はとても薄めで茨はまだ出てきません…。続きも書いてますが、キリの良いところまでをあげました。創視点。お花売りさんとお客様のおはなしです。 4745 shiraseeeDONE「言うことを聞かなかったちび茨をお仕置きとしてクローゼットに閉じ込める凪砂」のおはなし。凪砂20歳×茨9歳、一緒に暮らす二人のある日。いただいてから大変長らくお待たせしてしまってすみません🙇♀️ようやくの完成です…!素敵なお題ありがとうございました✨※限定公開です※ 7913 shiraseeeDONE凪砂くんが眠る茨を見つめて、かわいいなぁ、好きだなぁ、と思うおはなし。同棲している凪茨。茨は眠ってるだけになってしまいました。新年書き始めとなりました。とんでもなくふわふわとした内容ですけども…こういう凪茨が好きなので、今年もこんな感じのを書いていきます。暇つぶしにでもなりますと幸いです。拙作ばかりですが、たくさん書いていきたい!どうぞ今年もよろしくお願いします。しあわせの風景──────── 薄ら開いては閉じを繰り返す瞼に、注ぐあたたかな陽射し。まだ少し重たいけれど、微睡みから目覚めていく意識が次に捉えた柔らかな匂いに幸福感すら覚え、覚醒していく。 日向より私に近しい匂いは、すぐそこにある。 すん、と小さく鼻を鳴らして吸いこんだ。再び眠りに誘われてしまいそうになる安堵感と、心地良さ。この匂いにほだされ、自然と求めてしまう。 随分そばにあったぬくもりも抱き締め漸く開いた私の視界は、見慣れた暗紅色が埋め尽くしている。 「……茨…」 「……………」 「……?」 ───珍しい。ぴくりとも反応がない。 普段なら名前を呼べば起き上がるとまではいかずとも、私の声を聞けば、ふと長いまつ毛を持ち上げ茨の美しい青に私を映してくれることが常だった。その時の、茨の世界にまず私が在れるひとときに期待して暫く様子を見ていても、瞼は開くどころか、かたく閉ざされたまま。どうやら茨は、無防備にも私の腕の中で熟睡している。 2000 shiraseeeREHABILI仕事でしばらく会えなかったふたりが、電話をするおはなし。凪茨。茨視点。テレセ目指したのですが未満以下で何も出来ず寸止め?な感じになりました。茨をふにゃふにゃにさせたかったのと、茨の名前をたくさん凪砂くんに呼ばせたかっただけという目的は果たせましたので満足ですが、色々性急すぎたかもと反省…。唐突に終わります。ぬる〜〜いえろです、ご注意を。凪砂くん視点も書きたいな…。 2318 shiraseeeREHABILI茨がかわいくて美味しそうだと思い、それを行動にうつす凪砂のおはなし。発作。凪砂に噛み付かれて痛がる茨がいます。カニバとまでは行きませんが、そう思えるような描写はあります。ぬるいえろです。えろさには期待しないでください。えろはとても初心者。精進します。かつリハビリ作なので、普段よりも拙さも目立ちますが、もし読んでもらえたら嬉しいです! 2432 shiraseeeDONE凪砂の髪を結う茨と、それが嬉しい凪砂のおはなし。茨がわりと凪砂に甘めになってます。ひとりじめ。あまやかなひとときを、もうすこし──────── 「ここを、こう…?うーん……?」 背後でうんうん唸る茨。その手元は私の髪を編み込んだり結い上げたり、と思えば解いて、ふわりと巻いたり。時折首筋に触れる指先に、むずむずとした感覚が体をめぐるのはまだ慣れないけれど。 「……ふふ、くすぐったい」 「あっ、申し訳ありません!もう少々ご辛抱を…!」 「…ん、大丈夫だよ。続けて」 瞬きするたびに変わる私の髪。 次はどうなるのだろうと、細い指先が器用に、丁寧に動くのを見ているのが楽しい。鏡越しにうつる、難しそうに顰めた顔をしながらも、楽しそうにしている様子が好き。 気付かれないように小さく微笑んで、茨を見つめていた。 「……ねぇ茨、今いい?」 「はい!チョコですか?本ですか?」 2698 shiraseeeDONE同棲している凪茨の休日。ふたりの家事事情だったり、茨のあれこれだったり。ほのぼの甘めを目指しましたが、色々そう出来てるといいなぁ…(願望)──────── 「…仕事、まだ終わってないんでしょう?家事なら私がやっておくから、気にしないで」 ───と言われ、こちらが何か言うより先に閣下に自室へと押し込められてしまったのが、大体10分ほど前のこと。最後に肩越しに見たやけに良い笑顔が、自分を不安にさせる昼下がり。 (たまに自分と一緒にやってはくれましたが、それはほんのお手伝いを頼むといった形で、です。閣下一人で、本当に出来るのか…?) 閣下に対していくら何でも大変失礼な心配しているのは分かっているが、買い物を最近覚えた人間がいきなり一人で家事の全てを出来るわけない。そんな自分の心配はいざ知らず。閣下は特にこのところ食器の片付けや掃除、洗濯、ゴミ捨てなんかも積極的に行おうとしてくる。 6262 shiraseeeREHABILI武器商人の凪茨のおはなし。モブ視点…?で、CP要素はほぼ無くて趣味を少々詰めただけの産物。つよつよ凪茨、戦闘力と殺意高めの凪茨、好きなので他にも設定などたくさん考えたから、書けたらいいなぁ…のリハビリ。※本当に若干の流血表現有。茨が普通に銃で人を撃ってます※序──────── 時は××年。舞台は華やかで絢爛なとある一国。 人知れず、いいや知る人ぞ知るのはこの国の裏に潜み影で生きる一人の男の存在。 「──眩さが強いほど、影は濃くなるものです。それはもう、暗闇の如く。いやぁ、殿下の威光は素晴らしい!自分のような人間を闇に紛れさせてしまい、自由に暗躍させているのですから!これほど動き易いところは他にありませんなぁ!」 狭い路地を這い回る、理知的で狡猾な蛇のような男。黒のスーツに黒の革手袋、首から下は一切の露出が無いのに、薄暗いところでも分かる生白い肌に映えるのは血が染み込んだような暗紅色の髪。高らかな声と軽やかな足取りが導く。 狭くて暗い、行き止まり。 「……茨。あまり騒ぐと逃げられるよ」 1829 shiraseeeMOURNING凪茨茨フィチャ祈願として書いてみた、茨を待ち焦がれる凪砂のおはなし。本当に祈願してる…!?来て欲しい気持ちは込めたつもりです…七種くん10連で10人きて。Come on Mellow──────── 「…茨、おいで」 言葉では招いているのに、手は差し出され自ら取るように促される。迷うことはない、主人がそうするようにと示すのなら従うのが下僕だ。 しかし、今は躊躇ってしまった。閣下の声音が、普段よりも少々低く聞こえたから。 (これは、間違いなく怒ってる…) 見れば分かる、と言うよりは聞いた方が分かりやすい。だから顔や態度にあまり出さないかわりに、声に感情を含ませることで否応無くこちらを従わせようとしてくるのは困ったものだが。 まあそれが効果は覿面、怒りを出されると身が竦む思いをさせられる。そんな自分の心中などお構い無しに、閣下の言動に反応を見せない自分に対して、とうとう不機嫌に顰められてしまった。 758 shiraseeeREHABILI⚠️茨女体化⚠️凪砂くんも好きな子にはそういうふうに…な欲望を書きたかったのと、こんなハプニングあると楽しい!で書きました。いつもより格段にIQ下げて書いたので、あたたか〜い目で読んでくだされば幸いです。衝動書きの時、もっと短くまとめられるようになりたい。下着の色は悩んだ末の結果です。ゆるして最後の方にちょろっと出てますが、おひいもにょたです。何でも許せる方向け!!!!魅惑的な彼女と悪戯な風──────── 学園内に一部の区画として設けられている木々の生垣。どんな季節でも艶やかな緑は霞むことなく、陽の光を浴びて生き生きとすらしていると感じさせる。生垣の前に佇む一人の姿も、今日の春の陽気を浴びていた。 背に陽を受けながら緑を眺めている、というより、何か常人では及ばぬ崇高な思考を働かせているのではと思わせる端正な顔立ちは、どちらとも取らせない。 「閣下!お待たせ致しました!」 無人で静かだった庭に、凪砂へ駆け寄る足音が響き渡った。同時に呼ばれて顔を上げた視線の先、思わず目を疑ってしまった。 凪砂があまり動揺もしない方だとしても、これはせざるを得ない。長くきめ細やかな暗紅の髪を乱しながら向かってくる茨の姿が、普段のものと明らかに違ったからだ。 3371 shiraseeeMOURNING凪→茨夢オチと凪砂、戸惑いの茨。もう少し明るいものになるはずが…力尽きて突然終わります…ゆめとうつつ、それからとまどい──────── 「閣下、もう行くんですか?まだ…キスもしてないのに?」 ぐいっと腕を引かれ、振り返ると茨が私を見上げていた。 そのまま数歩、茨のすぐ後ろにある壁まで一緒に下がっていく。まだ自分の意思は含まれてないにしろ、私が茨を追い詰めたような体勢になった。 「……茨…?」 突然どうしたのだろう。尋ねようとして名前を呼ぶと、はにかんだような笑顔が咲く。照れ隠しなのか、ちょっと目線を下げたあとに上目で私を捉えた。 私でいっぱいの青色。茨の世界を今、私で埋め尽くしている。 どくん、と痛いくらいに胸が高鳴りだした。 「…閣下。ねぇ、……」 言葉は少ないかわりに、瞳が全てを訴えている。私を誘い、求めている。熱い欲を蕩かせたような瞳で、真っ直ぐ見ないで欲しい。 2799 shiraseeeDONE海と花火と凪茨花火と凪茨にとらわれすぎていてしかたないあとなんかベタなことしててほしいな〜…ってね…Edenで花火〜って内容ですが、おひいとジュンくんは最後のほうにちょっと出るだけです──────── 「……あ」 灯されてからゆっくりと花の蕾のように膨らんで火花を散らしていた先端が、とうとうぽとりと砂浜に落ちてしまった。 線香花火の輝きは儚いが、火玉の移ろいは一生を表すと表現されているだけあって、小さくとも強い輝きを放っていて綺麗なものだった。 その輝きに、自分の今までを重ねられるほどの生を送っていない。私はまだ歩みの途中で、辿り着く先はまだ遠い。振り返るには早過ぎるから、ただ眺めているだけで終わってしまったのは少し勿体なかったかと思ったけれど、もう消えてしまった後。 こよりに似た持ち手が夜風に寂しく揺れる。離すのが何だか惜しくて、バケツの水に浸すのはもう少し後にしたかった。 「今ので全て終了ですね。閣下、いかがでしたか?ご満足いただけましたでしょうか」 4084 shiraseeeDONE幼凪砂×茨+ゲートキーパー裏社会を牛耳るマフィアとマフィアに育てられた青年と、もう一人。茨とゲートキーパーにギスギスは特に無く、凪砂は小さくて可愛くて、茨が大好き。ほのぼの求婚コメディ(?)です。凪砂の話し方を結構辿々しくしてます。わりとみんな仲良しめ?にしてます。素晴らしい設定を具現化させてもらい、読んでもらえて更に褒めて頂けたおはなし嬉しくなり加筆・修正し更新◎──────── 「こんなことを言うのも、ものすごく今更ですけど。でもまあ一応聞いておきますけど。…誘拐は人としてどうなんです?大叔父さん」 「うるせぇ。誘拐じゃねえよ」 人気のない闇夜の街角に紛れ、黒塗りのベンツが一台停まっている。 とある郊外の街にあるには、昼間であったら人々の話題の中心となるほどに似つかわしく無い光景だった。 そこに、見た目からも上等で肌触りも柔らかそうな布に包んだ"何か"を大事そうに抱えつつ、後部座席に乗り込んだスーツ姿の男が一人。 もう一人との物騒な会話もそこそこ、男はその"何か"を丁寧に、今にも壊れてしまいそうなものであるかのように静かに座席に座らせた。 4794 shiraseeeDONEご機嫌茨と花束と、茨がかわいい凪砂以前のものより加筆、修正しました。お読みいただきありがとうございます!花束──────── 「お待たせ致しました!撤収作業も済みましたし、帰りの車もじきに到着するので我々も引き上げましょう!」 勢いよく楽屋のドアが開いたと思ったら、飛び込んできたのは彩り豊かな複数の花で作られた花束。…から、茨の声がする。 どうやらその花束を抱えたまま、楽屋にやってきたようだ。 「…茨、その花はどうしたの?」 声を掛けると花束を避けて顔を見せた茨。 その表情は仕事終わりにしてはにこやかなものだった。 「今日の撮影で使用したものです。良ければとスタッフの方からいただいたので、せっかくなら事務所に飾ろうかと思いまして!」 「…ふうん?」 普段ならこういうものは受け取らずに断っていた。今日の花束にしろ他の小物にしろ、その場では笑顔でいても「何が仕込まれてるか分からない」と裏ではぼやいていたのに。 1057 shiraseeeTRAINING⚠️茨女体化⚠️どこかのお屋敷で暮らしている凪茨のおはなし主人凪×専属メイド茨本番は無しの軽いお触り有り。注意のと恥ずかしみのワンクッション。設定がなにもかもふんわりですが、ずっと書きたかったにょたメイド茨書けて満足しています。凪砂はたぶん吸血鬼…もう少し明るい話になるはずが、なんだか薄暗いものに…。そして突然終わる 2846 shiraseeeTRAINING昼下がりの衝動書き。唐突に始まって中途半端に終わります何らかの事故があって快楽に忠実になってしまった茨と、なんとかしたいけどそのまえに自分がなんとかなってしまいそうな凪砂のおはなしただ凪砂が茨を撫で回してるだけで何もありません練習的なアレですが、一応ワンクッション 926 shiraseeeDOODLE蛮カラジュンくん×プリ5おひい蛮プリ最高〜〜にかわいくって衝動的に書いたものなので突然終わりますたいへん自己満!楽しかったバンカラな彼と突撃お姫さま──────── 「ん〜、今日もいい天気ですねぇ〜」 あたたかな陽射しが心地良く、口にくわえた葉もそよぐ穏やかな風吹く川沿いの土手。 羽織ってた学ランを背に敷くように、ここに寝転んでのんびりするのがオレのお気に入りだ。 流れる雲を眺めて、昼飯は何にしようかな、最近仲良くなったあの野良猫はどこにいるだろうか…なんてことない日常をどうしようか考えて過ごす。 (そういえばサクラくん、今日は見かけませんでしたねぇ。一人もいいけど、やっぱり誰か居ないとつまらないっていうか…) 名の通り、桜色の髪の友人を思い出す。 たまにこの場で共に過ごしてくれるのだが、今日は姿すら見ていないのは珍しかった。 学校でも大体一緒だから、少し物足りなさを覚える。 1862 shiraseeeREHABILIAdam専用ルームで一緒に寝る?凪茨おそらく付き合って…いないふたり凪砂も在学時のおはなし書きたくて茨視点→少し凪砂視点になります眠れる閣下も美しい──────── 「おや?」 無人の廊下にポツンと落ちていた、一枚の紙。 と思えば、今から自分が向かうべくやってきたAdam専用ルームのドアの隙間からも何枚かはみ出ているではないか。 全て拾い上げて裏返したそれは、今朝方閣下に渡した仕事の資料の一部だった。 おかしいですね、クリップでまとめて綴じていたはずなのに。 「大事な資料で遊ばないでほしいんですけどねぇ」 読む時に邪魔だったのだろうか。綴じていたものをわざわざ外して、読み終わったらその辺に捨てでもしたのか、何なのか。内容が順になっていないのを見るに、全部散らばっているので回収しなくてはならない。 余計な仕事を増やされ──いえ。閣下に拾わせるなんてもってのほか。早々に集めてしまおう。 3283 shiraseeeREHABILI不機嫌な凪砂と張り切った茨と、甘い玉子焼き同棲している凪茨がお花見をしようとするおはなしいちゃつかせたかった、茨の「ふーふー」「あーん」が書きたかった──────── 「……私も一緒に作るって言ったよね」 「あ〜……えっと、はい…」 「……どうして一人でやってるの」 「アラームより早く、目が覚めてしまったので…」 「……………」 「ひっ!すみません、謝るので無言で睨まないでください!」 春の早朝。今日は一日雲一つなく晴れるため絶好の花見日和との予報通り、爽やかな朝を迎える──はずの、とあるマンションのキッチンでは。 目覚めから不機嫌な凪砂に睨まれてしまい、怯んだエプロン姿の茨が、持っていた菜箸を床に落とすほどに動揺する。 すぐに拾うことすら出来ないまま、正面から注がれる凪砂の鋭い眼光を浴びて硬直すること以外、茨には叶わなかった。 * 事の発端は日和だった。 日和が所属しているサークル『プリティ5』の面々と花見に行ってきたのだと、ある日の楽屋で嬉々として凪砂に話していた。 4539 shiraseeeREHABILI仕事で撮影に行ってる凪の写真の出来栄えに期待し思いを馳せて笑顔になってるだけの茨のおはなし付き合ってる凪茨以前あげたものより若干の修正をしています。そちらもお読みくださってありがとうございました!──────── 「…それじゃあ、いってくる。着いたら連絡するね」 まだ陽ものぼりきっていない早朝の星奏館。 閣下はこれから大きな荷物を手に、旅立つことになる。 と言っても、またどこか趣味の発掘などに出掛けるのを見送ったわけではなく、他県に仕事へ向かうのを寮から送り出したのだ。 「アイ・アイ!お待ちしております!お気を付けて、いってらっしゃいませ!」 敬礼し閣下の背に挨拶をすれば、社用車に乗り込む前、肩越しに振り返り手を振る。 ───バタン。 ドアが閉まって、程なくして車は走り出していった。見えなくなるまでその姿勢を崩さずにいて、確認すれば手を下ろす。 本日の一大任務、完了でありますな。 この度の閣下のお仕事は、Edenとして発売する写真集のための撮影。 3102 shiraseeeREHABILI【凪茨へのお題は『大切にもさせてくれないの?』です。https://shindanmaker.com/392860】──────── 「……触れるのもだめ、愛を伝えるのもだめ、仕事以外で隣に並ぶのも座るのもだめ」 「──はい」 「…ここまでだめとばかり言われると、むしろしたくなるのだけど」 子供か。まあ、あれもこれもだめと禁じれば、抑圧された欲望を満たそうとその行為をしたくなるのは人間の心理。 今までされてきたそれらを、行動に起こされそうにするたび「だめです」「やめてください」と拒否してきたのだが、遂に我慢の限界を迎えさせてしまったのか、仕事終わりにESビル内の無人の会議室に押し込まれたというわけで。 でも、このやり取りが自分ではなくて、殿下にだけ向いていれば良かった。そうしたら、何も口出ししなかったんです。 「…茨が嫌がることはしたくないけど、でも私も諦めたくはない」 893 shiraseeeREHABILI喫茶店営む凪砂×常連の茨年齢は凪砂27歳、茨25歳くらいがいいかなと思ったので残します。本文では触れてないので…。凪砂視点。ジュンくんも出ます。関係はこれから始まっていく感じですが、リハビリのため続きは未定。お互い敬語。コーヒーの淹れ方は、簡略化してますが書きたかった部分のひとつ。あたたかな目で読んでくださると幸いです。喫茶店『Calme』──────── お昼時も過ぎて、店内に流れるクラシックのBGMに耳を傾けながらカップを磨いていた時。 ─カラン、と来客を告げるベルが鳴る。 午後14時。あの人が来る時間だ。 「ブレンドコーヒーと、このサンドイッチを」 頼むのは決まっていつも同じメニュー。 4つしかないテーブル席の一番奥で窓際の席が、店の唯一の常連客であるこの人の定位置だ。 差されたメニューをオーダー票に記入し、かしこまりました、と一言。 私が去るより前にテーブルに置いていたノートパソコンを開き、すぐに仕事を始める暗い紅髪のサラリーマン。眼鏡の奥の蒼い瞳は、無感情に画面を見つめていた。 好きが高じて仕事にまでするほどコーヒーにのめり込んでしまい、自分で喫茶店を営むにまで至った。 2883 shiraseeeDONE素直じゃない茨と、そんな茨をかわいがる凪砂ついじっと見入ってしまって、気付いた時には触れていた茨。ナチュラルに同棲しています。凪砂視点触れる、見つめる──────── リビングのソファで読書に耽っていた。 次のページへとめくったはずの手が、同じページで止まる。正確には私の手にそっと、茨の指先が触れたから進むのを止めた。 隣に座ってお互いがお互いの時間を過ごしていたのだけど、いつの間にか茨にじっと見つめられていたらしい私は、顔をそちらに向ければ正面から目が合う。 「あ、えっと」 そこでハッとした茨が何か言い訳を探す。いつもならすぐ何でもかんでも饒舌に話せているのに。 今のは完全なる無意識だったようで、あの茨が取り繕うことも出来ていない。茨自身も何故そうしたのか分からないといった様子で私から目を逸らしてしまう。 手を離されたがすぐに掴み、逃がさないようにするりと指を絡めた。親指で指の付け根を撫でたり、やわく何度も握る。さっきの行動も相まっていっそう恥ずかしいのか、茨はこちらを見ようとしない。照れちゃって、かわいいね。見える頬や耳は赤らんでいる。つい口元が綻ぶ。 1046 shiraseeeDOODLE茨が足りなくて抱き締めにきた凪砂のおはなし。凪茨茨視点。部屋のものは好きにしていいと言わせたかったのと、ついんくちゃんに影響されて茨に甘える凪砂が見たかったな〜というだけのもの…茨欠乏症──────── 「はい、もちろん良いですが…今日は少々立て込んでいるので、大したお構いは出来ませんよ。それでも良い?なんと、寛大な御心に感謝致します!でしたら、室内のものはどうぞ好きに使ってご自由にお寛ぎ下さい」 事前連絡も何もなくふらりと副所長室へやってきた閣下。まあ慣れていることだし出入りも許しているのでそこは気にしていなかったが、暫くの間ここにいて良いかと聞かれ、断る理由も特にないので了承した。 (重要な電話は済んだし、あとは山積みの事務作業と…ああ、あの案件はどうなったかの確認に、殿下への連絡に…) 頭の中であれこれと考えながら、目の前のPCで業務連絡とメールを打つ。途中、取引先からの電話を取り次なる商談の話を進めていた───わけですが。 1417 shiraseeeDONEいつもわたしの妄想の解像度をあげてくださる、きみどりさん(@kimi_0812)とのお話で書きたい!と思い書いたので、仕事上の関係が少し進んだ二人。凪茨です以前あげたものから加筆、修正しました。※施設のことやゲームルールなど諸々素人知識ですので、なんでも大丈夫な方向けです。年齢操作(登場する人物全員成人済み)、メインは凪茨ですが、コズプロ勢が多く出ます。※富豪×ディーラー 2──────── スロットに消えていく何枚ものコイン、運命を決めるルーレットを回るディーラーの投げた球、積み上げられるチップ、客達の歓声や悔しがる呻き。 様々な音が入り混じるこのカジノにて、それらをかき分け今日はいっそう響き渡る声があった。 「メルメル〜!しっかりやってっかァ〜!?今日は大・勝・利!の燐音くんが遊びに来てやったぜェ!」 上等そうなファーのついた黒のジャケットにゴールドのアクセサリーをいくつも身につけ、その容姿から嫌でも目をひく上機嫌な赤髪の男は。 一人のディーラーが立つルーレット台のテーブルにどかっとついた。 「天城…。こちらはまだ業務中なので、騒ぎ立てて邪魔をしないでください」 ちょうどゲームを終わらせ、チップを回収していたそのディーラーは、男を見るなり心底迷惑そうに顔を顰めた。 3319 shiraseeeDONEカジノを経営するオーナー兼ディーラーの茨が、ある日やってきたハイローラーに勝負をもちかけられるおはなし。プロローグのような、とにかくここから始めたいというものでした。※舞台となるカジノのこと、ゲームのルール等調べてはいますが素人知識によるものです。なんでも大丈夫な方向けです。年齢操作(登場する人物は全員成人済み)。メインは凪茨ですが、コズプロ勢が多く出ます※富豪×ディーラー 1──────── 「……ゲームに勝つことが出来たら、このカジノと君を買いたい」 界隈でNo. 1の売り上げを誇る豪華絢爛、国の地下に深く根付く煌びやかな当カジノ。 今宵のお客様は、こちらの美しきハイローラー。 その見る者全てを射抜きそうな鋭い琥珀色の眼差し。揺れる白銀の髪に誘われ、場にいる全員が目で追ってしまう凛々しい立ち姿。 端正だが起伏が少なく読み取りにくい表情は、時折ふと浮かぶ妖艶な笑みに惹かれる。 この人は間違いなく強者の部類だ、それも最上級の。 ここへやってきた時から周囲をその端麗な見目でざわつかせ、そう感じさせる強いオーラを持つこの客は。しかし何を思い上がっているのか、カジノのオーナーであり最も勝率のあるディーラーの自分に対して強気な発言。 711 shiraseeeDONE凪砂と茨の勝負、そして買われるまで?もうこれ以上書ける気がしないほどに、書きたいところを書き切りました。ルール説明で文字数結構使ってます…。なんでも大丈夫な方のみどうぞよろしくお願いします!※調べて書いていますが、ゲームルール等色々が素人知識によるものです。年齢操作(登場する人物は全員成人済み)、誰しもがカジノを楽しんでいます。メインは凪茨ですが、コズプロ勢が多く出ます※富豪×ディーラー 3──────── 「『赤の16』…かなわんなぁ。まぁたそっちの勝ちや」 その宣言に、ワッと一斉に声が上がる。 人々が注目する先は、赤と黒交互に色が分けられ全38の数字で構成された円盤(ホイール)… アメリカンルーレットのテーブルだ。そしてその円盤のポケット、宣言された16の位置にボールが転がっていた。 円盤と同じ色と数字で割り振られたテーブルのスポット、宣言された色と数字の箇所にのみ専用のチップが積まれている。 それを囲む人々の集まりは、結果を見ながらあれやこれやと話し出す。 そのざわつきを横目に、ディーラーが口を開く。 「流石やね、日和はん。ルーレットは初めてのくせして、ストレートアップでここまで当てられると、ディーラーとしての自信を無くしてまうなぁ」 4402 shiraseeeDOODLE何か始まっているようで始まっていない凪茨妄想の吐き出しなのでいつ軸の話なのかも不明…──────── その日はとても優しく撫でられた。 何の連絡も無しに来るなんて珍しかったけれど、顔を見るにまた何かストレスでも溜まっていたのだろう。言わずもがな、好きに触れさせてあげようと頭を預けた。 しかし添えられた茨の手は髪を結うために細やかに動くわけではなく、頭頂部から毛先にかけて何度も何度もゆっくりと撫でるだけ。時折手櫛で梳いて指通りを良くし、また撫でる。 心地良くて暫くされるままにしていたが、こんなことをされたのは初めてだ、どうしたのかと尋ねようと少し後ろを振り返る。と、私は目を丸くした。 茨の表情は私のもとへ来た時に見た険しいものではなく、撫でる手と同じくらいに穏やかなものだったから。 目を細め、ふと口元を綻ばせて。 971 shiraseeeDONE死神と使い魔の凪茨のおはなし。最初はずっとモブ視点→凪砂視点になります。内容自体は明るめにしていますが、扱う題材が魂や死神など暗めのものですので、何でも大丈夫な方向けです…!古書店営む凪砂が書きたかったのに、謎のパロディになりました。後半いちゃつき?だします。オチはそのうち書き直す…死神の古書店──────── この街に何十年と住んでいるけれど、今日初めてこんな路地裏に入った。ビルとビルの隙間を抜け、色んな建物を横切ってまるで導かれるようにたどり着いたのは、赤いレンガ造りのこぢんまりとした家。どうしてこんなところに家が?という疑問を抱きつつ近づくと、家の前にある花壇の花たちが迎えてくれた。見ると先程水をあげたばかりなのかしっとり濡れていて、花弁から水滴が垂れていた。小さくて可愛いな。そういえば昔、花の世話をしたことがあったが、しっかり管理出来ずすぐに枯らしてしまったことがあったと思い出した。 薄暗いはずの路地裏へ、いつの間にかその家の周りに陽の光が差し込んでいて少し幻想的にすら思えた。ふと顔を上げる。よく見るとドアの上にひどく掠れた文字で、『本屋』と辛うじて確認出来た看板。一軒家でないことが分かったけど、やはり浮かぶのは何故こんなところに?という疑問。考えていても始まらないか、とまず窓から中を覗く。 2643 shiraseeeDONE以前書いた、どこかの大きなお屋敷に住む幼主人凪×執事茨で、猫の日のおはなし。猫と日向ぼっこする幼凪を書きたかっただけです…🐈⬛突発的に書いたので短め。なんでも許せる方向け※凪砂年齢操作小さな主人と暗紅の執事と黒猫──────── ある晴れた日のこと。 あたたかな陽射しが降り注ぐ、緑豊かな庭園。 薔薇の咲くアーチ状の植木をくぐり抜けた先、ガーデンチェアに座り読書をする、銀の髪が美しい少年。 しかしページを捲る手はすでに止まっていて、うつらうつらと小さく船を漕いでいると。 ──がさっ 何かが薔薇の生垣から飛び出す。 飛び出したそれは少年の足元で止まった。 それの何やら生暖かい感触に気付き、少年の意識がそちらに向いた。 「……ねこ?」 目を擦って見ると、艶やかな毛並みの黒猫が、人懐っこくすり寄っていた。 「……ねこ。どうしたの?」 屈んで尋ねる。 黒猫は少年を見上げて小首を傾げた。 それからゆっくり足元から離れて、一番陽の当たる場所に黒猫は寝転んだ。 1420 shiraseeeDONE凪茨 大遅刻バレンタイン!本文も数日後のおはなしとなってます。渡すまでが長く遠回りに…色んな意味で。久しぶりに書いたので、あたたかな目で見ていただけると幸いです…※茨の持つ会社、とした場所が舞台です。捏造※愛を贈るための遠回り──────── 「閣下!本日はわざわざ御足労いただき、ありがとうございます!」 いつものように、びしっと敬礼のポーズを決めて快活な挨拶で自身の主人を出迎えた茨。 「…ううん、大丈夫。初めて歩く土地だから、新鮮で楽しかったよ」 「それは何よりです!では、どうぞこちらへ…☆」 促され、凪砂はとあるビルの中へ足を踏み入れる。モノトーン調のコズプロの事務所と違い、床も壁も白で統一されたエントランスから、二手に分かれた階段を一階分上り廊下を進む。 幾人かとすれ違うと全員が茨へ会釈して行き、それに返す茨を見て、やっぱりここは茨の持つ会社のビルなんだな、という凪砂の推測は当たっていた。 何故、今日は仕事の予定のない2人が、且つ会社の人間でない凪砂がこのオフィスビルにいるのかと言うと。 5971 shiraseeeDONE前回茨視点で書いたものの、前日譚〜後日談。どうしてそうなったのか、本当に怖い女王だったのか。それを書いてみました。絵本のようにを目指してみたので淡々と進行します。基本茨と住人たちとのやりとりです。最後のほう凪茨っぽいところあります。絵本パートが終われば凪砂と日和の会話文のみに。※動植物など、この世界の命あるものたちへの残虐的な描写があります。苦手な方の閲覧は推奨致しません※ 3412 shiraseeeDONEちょっと怖い絵本のような、そんな世界観を目指してみたため、茨が可哀想なおはなし。茨が治めていた国の住人に追われています。色んな種族がいて、全てを統べる女王様。そこに悪意が渦巻いてしまった。女王を知らずのうちに救った、ひとりの王もいます。つまり凪茨。※流血表現を薔薇でたとえています。あまり詳細ではないですがそういった表現があると踏まえていただけますと幸いです。苦手な方はご注意ください※薔薇でできた赤の女王様──────── 街を見下ろすようにそびえる城に住む、蛇のように鋭く冷たい赤の女王の体は薔薇でできていて、その体に流れるのは花びらの形を成す血液。 その髪は咲き誇る紅の色で、その舌で紡がれる言葉は棘。 しなやかながらも力強い立ち姿は、見るものを魅了してやまない美しいひと。 でもそんな女王はだれにも愛してもらえないから、今にも枯れてしまいそう。 その姿に魅了されたものは女王に心酔し、崇拝のこころを貰って生きていたけれど、悪辣ささえ美しかったけれど、怖くて強い女王からみんな離れていってしまった。 女王はもうひとりぼっち。 薔薇は、ひとりでは咲けません。 肥料を、水を。愛情を与えてくれる人がいなければ、枯れてしまいます。 2284 shiraseeeMAIKING最強と謳われる人間兵器だがまだ幼い凪砂と、ある国の部隊長を務める茨のおはなし。凪茨っぽい。要素は薄めです。番犬茨が好きで、いつかこの設定で書きたいと思っていたものです。戦う推しが好き。色々と好きを詰め込んだ結果、完結までいくのに時間がかかりすぎたので途中更新します…。茨視点。※流血表現、自傷行為、素人知識の少々雑な手当て描写、モブあり(結構喋ります)※兵器と番犬──────── 「茨、次の任務です」 「げっ。…あんたが直接持ってくるなんて、珍しいですね。一体どんな厄介ごとなんです?弓弦」 「文句を言わずに受け取りなさい。これは最優先事項…殿下直々のものですよ」 「…どっちにしろ、面倒なの確定だろ…」 「おや、茨?返事はどうしました?」 「あ、アイ・アイ!教官殿!もちろん、任務はちゃんとやりますってば!」 「はい、よろしい。では、この書状に目を通したら、すぐに破棄してから任務先へ向かうように」 「分かってますよ。ええと──……、…は?」 「これは、殿下が貴方を直々にご指名です。失敗は許されません」 「ちょっと待ってください。これが俺への任務?何かの間違いでは?」 「ふふ。ちゃんとやってくれるんですよね?頼みましたよ、“番犬”さん」 4574 shiraseeeDONE凪砂+幼茨 CP要素はありませんふたりが家族(血縁関係はなし)という設定の、ほのぼの日常のおはなし。茨が凪砂を呼び捨て。のんびりとした、ある昼時のおはなしです。凪砂さんと茨くん 2【背伸び】 雲ひとつない、秋の晴れ渡った空。 まさに秋晴れ、そして洗濯日和といった今日。 ある高層マンションの一部屋にも、燦々と降り注ぐおひさま。 窓辺はとてもあたたかく、そこに座り込み愛用のブランケットを羽織って日向ぼっこをする、一人の青年がいた。 「凪砂〜」 日差しが心地良く、うとうとと微睡んでいると部屋の奥から、その青年──凪砂を呼ぶ声が聞こえ深くに沈みかけていた意識がゆっくりと戻りだす。 凪砂は座ったまま、ぱたぱたとスリッパを擦りながら声の主が近付いてくる音を聞いていた。 「凪砂、寝てんの?なぎ……起きてんじゃん、返事くらいしてよ」 ひょこっと横から顔を覗き込んできたのは、彼と共に暮らす少年──茨。 特徴的な暗紅の髪が陽に照らされ、鮮やかな赤にもなるその色を、ゆっくり瞬きしつつ見つめた。 1570 shiraseeeDONE凪砂+幼茨 CP要素はありませんふたりが家族(血縁関係はなし)という設定の、ほのぼの日常のおはなし。茨が凪砂を呼び捨て。シリーズになるかもなおはなしですが、設定はまだふんわりなので、あたたかい目で見てくださると幸いです。凪砂さんと茨くん──────── 少年の朝は早い。 日の出とともに起床し、まだ眠たい目をこすって「めんどくさいなぁ」と思いながらも、身支度を整える。 朝は少し冷えるようになってきた秋のはじめ。 冷水で顔を洗うと、しゃっきり目が覚めた。 暗紅の髪を後ろで一つに結び、黒のシンプルなエプロンを身につければ少年はキッチンに立つ。 これから、ちょっとした戦場で彼は戦う。 気合いを入れて腕捲りをした少年は、まずはお米を研ぐのだった。 ──朝6時。 ダイニングのテーブルには、2人分。 和食がメインの朝食が並んでいた。 そう、少年は1人で生活しているわけではなく、彼の保護者───書面上ではそうだけど、実際面倒見てるのは、俺のほうだよなあ───と暮らしている。 1878 shiraseeeHappy New Year※茨女体化注意※CPは凪茨ですが、要素薄め。可愛いものが好きで、それに夢中な女子高生が可愛くて好き。それが小さな頃からそうだったらもっと好き。そうした個人的な趣味により、茨が女子高生であり且ついばにゃんじめにゃん(bkstのすがた)が、この世界ではマスコットキャラクターとして人気を博しています。茨はじめにゃん大好き。いばにゃんと女子高生茨は完全に別人?です。!本当何でも許せる方向け! 4597 shiraseeeMAIKING「建前です!」の発言に至るまでの茨の悩みや葛藤のなんやかんやをこうであれとした欲望を書き出したい尻叩きだ!と思ったがここまでで満足してしまった感がある、これを機に"そういう風に"意識しはじめる凪茨のおはなし…になればいいなって付き合ってはいない。凪砂は出てきません。色々中途半端だし突然終わります。※あんずさんが出ます※理解があり協力的。Adamのお二人の関係を、どう思いますか?☆同じ事務所所属のアイドル 「なんて言うか、メンバーや相棒とかより夫婦って感じなんですよね。いつもご飯作ってるみたいだし、あれこれ何でもお世話してて…ちょっと過保護だな〜って思う時もありますね」 「そうそう!でも、あんなに甲斐甲斐しく尽くせるのってなかなか出来ないと思うよ?自分の時間も体力も結構使うし。特定の人に尽くしたくなる気持ちは分かるけどね!俺でいうと、それがゆうたくん♪」 「はいはい」 ☆2人と交流のある友人 「お二人とも、とっても仲良しだと思います!そういった雰囲気を、見ていて感じられることも多くて…お互いをすごく信頼しあっているんだなぁって。それに、ちょっとしたことにもすぐ気付けて対応していたりとか、すごいんですよ!この前なんて…」 1539 shiraseeeDONE茨にやきもちを妬かせたかったおはなしの凪茨香りは、どうしたって気になるものですよね。凪砂についた香りに不機嫌になる茨──────── 「凪砂くんも、興味があるならつけてみる?」 ふわり。 髪がゆれるたびに、私が歩くたびに、身にまとった香りが鼻腔を擽る。 オフの日、買い物帰りの日和くんと出会していつもと違う匂いがしたから尋ねてみると、「新しい香水を買ったんだよね!」と、手元を嗅がせてくれた。 日和くんによくあう、フローラルな香り。 (…厳密には、フローラルフルーティーなんだっけ。爽やかだけど上品な香り) くん、と自分の手首あたりを鼻に近付ける。 (…日和くんと、同じ香り) 香水はつけたことがなかったから、実際つけてみることによってどう感じるのか。 香りによる作用はどんなものなのかと興味を持った。 尋ねれば日和くん曰く、好きな香りを身に纏えるのは、自分を演出する一部だと。この香りがぼくを思い出すきっかけになる、と言っていた。 2747 shiraseeeDONESSのストーリーしんどい委員会が凪茨を幸せにするためにひたすらイチャつかせに来ました。いや変なもん発足すな。(情緒不安定)とにかくラブラブしろ!と思いながらひたすらに甘い雰囲気を目指して書きました2人の世界ですしかしそれでいい。それでいいんだ凪茨。幸せになってくれ。とにかくラブラブする凪茨を書きたくて書いたので、描写はわりと簡潔気味。凪砂はあまあま。茨はにこにこです。★☆ 「閣下、先にお風呂いただきました!」 「…ん、おかえり。私もあとで入るよ」 私と茨で暮らす、あるマンションの一室。 今日は2人でオフの日、お互い何も用事も無いので一緒に部屋で過ごしていた。 特別何を話すでもなかったけれど、私たちはいつも自分のしたいことをするだけ。 けれどそうしている間は、私たちは無意識にお互いのそばにいることが当たり前になっている。 それがとても心地良くて、安心するひととき。 茨がお風呂へ行っている間、私は読書を始めた。 ある程度読み進めたところで、戻った茨の声がしたので顔を上げる。 返事をすれば、キッチンへ入った茨が黒と白のマグカップを持ち顔を出す。 「何か飲みますか?」 「…コーヒー、お願いしていいかな」 2386 shiraseeeDONEどこかの大きなお屋敷に住む、小さな主人とその執事のおはなし。主人凪×執事茨 年齢操作凪の年齢は〜10歳くらいのつもりです。言動はわりとしっかりめ。凪→→←茨くらいの関係…小さな主人と暗紅の執事───── 「……♪」 広大な屋敷にあるだだっ広い庭園の、その片隅。 毎日使用人が手入れをしている花壇で、小さな背中がしゃがんで夢中で土をいじる。 傍目に見ても高級そうな衣服や装飾でその身を飾りながら、それをお構いなしに土や埃まみれにして。 そして夢中になるその背後に、一つの影がかぶさる。 「───見つけましたよ、凪砂様」 すらりとした体躯を燕尾服に身を包み、美しい暗紅の髪と端正な顔立ち。 きらりと眼鏡を光らせ、小さな背中に声をかけた。 凪砂、と呼ばれた彼が振り返る。 呼び方からして分かるように、凪砂はこの屋敷に住まう当主──の、息子だ。 柔らかな銀の髪が日光によりきらきら眩い。 ゆるく片側で結ばれた髪にまで土をつけ、声の主を見ると手を止めた。 1903 shiraseeeDONE一人よからぬ方に思い詰める凪砂と、伝えられた想いに全力で応えたい茨。両片想いの凪茨が、すれ違いや葛藤を乗り越えていくおはなし。凪砂が暗いです。茨はとにかく一途。真摯。あまり毒気のない茨です。いやこれは本当に茨なのか?凪砂視点→茨視点にかわっていきます。読みにくくてすみません。うまく収集つけられず長い。※途中、軽度の流血・暴力的?な表現があります。苦手な方はご注意ください※ 最近の茨は、よく笑う。 それは、何かを企んでいるような、意地の悪そうな笑顔でもなく。 作った笑みを貼り付けたものでも無く。 穏やかに、優しく笑う。 ───私の知らない誰かを、思い浮かべながら。 「閣下、聞いてますか?閣下!」 「!……あ…ごめんね茨。聞いてなかった。何?」 どこかへ飛んでいた意識が、茨の声によって戻された。 目の前にまで顔を寄せられ、何度も呼びかけられなければ気付かないなんて。 茨がそこに居るのにそちらを見ずに、茨のことを考えていた、とは言えなかった。 「何?じゃありませんよ!どうしたんですか、何か自分に頼みたいことがあるんですよね?」 茨は私の発言に眉を顰めた。 そんな顔も可愛いな、なんて思いながら。 8968 shiraseeeDONE恋愛感情を自覚した凪砂が、薫くんに相談するおはなし。薫くん視点。凪→→茨乱凪砂の恋愛相談「え〜っと、俺の経験談とかでよければ教えるし…相談も乗ってあげられると思うよ…?」 「……ありがとう、薫くん」 ある日の午前、今日はオフだったからどこに行こうかと愛読している雑誌を部屋のソファで読んでいた。 その時同じくオフの乱くんにやけに神妙な面持ちで声をかけられたと思えば、彼の口から出たのは「…恋愛について、教えてほしい」ときたものだから。 そりゃあ心底驚いて読んでいた雑誌を落としたりしてしまったけれど。あの乱凪砂の口から「恋愛」なんて飛び出たんだもの、誰だって俺と同じリアクションになるんじゃないかな。 でもそこで、彼の恋愛に興味があったのと驚きでつい口をついてしまったがもう少し詳しく聞いてから受けるべきだっただろうか。 1525 shiraseeeDONEおひい並みに寒がりな茨がいたら可愛いな、からうまれた寒がりな茨とそんな茨のために尽くしてくれる凪砂同棲しているふたり 凪茨あたたかい紅茶と寒がりなきみすっかり冷え込む季節になった。 この頃、布団から出るのが少し辛い。 「(……準備しないと)」 まだこのぬくもりに包まれていたいと思いつつゆっくり起き上がり、隣で猫のように丸くなりながら毛布にくるまり眠る、愛しい人を見る。 「…今日も寒いね」 そっと髪を撫で、名残惜しくも私はベッドを出た。 こう寒くなってくると、朝にやることがある。 まずはリビングに暖房をつける。 茨が起きてくる頃までに部屋を暖めておかないと、ベッドから梃子でも動かない。 (たまに少し設定温度を下げてみると、ずっとくっついててくれるから嬉しいけど) 今日はそうしている時間もないのが惜しい。 次にキッチンで、茨の体を温めるための生姜紅茶を淹れる。 キッチンでの作業も解禁されて懐かしい。最初は近付くことすら許してもらえなかったっけ。 1608 shiraseeeDONE※黒雪は関係ない死神パロです※茨をたくさん喋らせたかったので台詞が多め、描写は簡潔気味です。あまり蛇感出せなかった…皮膚は蛇のうろこ。優しい死神の凪砂×蛇の悪魔茨──────── 「……私はもう、この手で魂を奪いたくない」 薄暗く、冥府の埃が舞い、澱んだ空気の深い深い、魔のものたちが犇く暗い世界が私の住むところ。 私は『死神』───生命の死を司る、魂の管理者。 「閣下、突然どうされたんですか?」 そばに仕えているのは、私の使い魔である蛇の悪魔の茨。 暗紅の髪に理知的な容姿の彼は、私の仕事をサポートしてくれるとても賢い子だ。 私の発言に首を傾げ、こちらへ近付いてくる。 「…奪いたくない、そう言った。魂は、私たちが管理なんてするものじゃないんだ…。人には正しい輪廻があって、」 「閣下」 私を呼んだ、普段と違う冷たい声音に両手で覆った顔をあげる。 そうすると茨は、貼り付けたような笑顔を向けてきた。 2777 shiraseeeDONEまだ付き合ってない、何も始まってないふたり巽→ひめ「おや、HiMERUさん。おはようございます」 「………おはようございます」 ───失敗した。 今日は撮影の仕事が朝早くからあり、そのために支度を済ませて向かう準備をしていた。 早朝4時頃。流石の寮内も未だ無人で、この静寂が心地よいな、と思う。 そこでふと、珈琲を一杯飲むくらいの時間はあるなと思い立ち、寮のキッチンで一杯分作り共有ルームへやってきた…のが、間違いだった。 こんな朝から(いや、いつでも嫌だが)、風早巽と出会してしまったから。 ソファに掛けていた風早巽が、こちらに気付いて振り返り挨拶を向ける。 それを無視するわけにもいかず、返す。 「随分早いんですな」 「…これから、撮影の仕事なので」 ちらりと見えた手の中に聖書があった。 2178 shiraseeeDONEどこかの世界線で戦うEdenのおはなし。わりとなんでもありのファンタジー。Knightsが敵サイドです。頼れる技師のいる洋館へやってきて、魔法使いに会いに行く。お互いが本来の呼び方と異なる場合があります。このおはなしからCP表現が出てきます。(主に凪茨)※茨が満身創痍、目元が潰されているといった描写があります。※※流血表現若干有。苦手な方はご注意ください※どこかの世界線で戦うEden4(日和視点)守護騎士Knightsと交戦し、ぼろぼろになったぼくたちと重傷を負った茨を連れてやってきたのは、この世界でひときわ異質で異彩を放つ少し古びた石細工の洋館。 そこに電子の類は外観からも分かるほどに一切無く、開きっぱなしでも立派に聳え立つ門の向こうに広がる手入れされた薔薇園が、まず出迎える。 この薔薇たちは丹精込めて育てると意志の宿る不思議な薔薇で、敵意有るものを排除する防衛の役割も果たすという珍しい薔薇。 そのため潔癖なほどに他者を嫌う館の主人も、この薔薇に防衛を任せているため門は開かれたままにしている。 館のほうも、元々あったものを今の主人が自身でリメイクしたもののようで、意図的に取り付けたのか館にも美しい均衡で薔薇が点在している。 5740 12