85_yako_p カプ入り乱れの雑多です。昔の話は解釈違いも記念にあげてます。作品全部に捏造があると思ってください。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 435
ALL タケ漣 鋭百 カプなし 天峰秀 大河タケル 100本チャレンジ モブ 牙崎漣 花園百々人 想雨 カイレ クロファン C.FIRST 眉見鋭心 天道輝 ミハレナ ダニレナ 既刊 伊瀬谷四季 蒼井享介 蒼井悠介 W 若里春名 華村翔真 Altessimo 神楽麗 都築圭 古論クリス 葛之葉雨彦 レジェンダーズ 北村想楽 百鋭 秀百 薫輝 THE虎牙道 タケ漣ワンドロ web再録 誕生日 くろそら 途中 秀鋭 卒業 ケタザザ 短歌 プロデューサー 円城寺道流 叶納望海 御田真練 超常事変 渡辺みのり 癒残 堅真 ウォリアサ R18 街角探偵 わからん 九十九一希 四季漣 親友 輝薫 書きかけ 黒紅 道漣 DoS幻覚 ドラスタ 桜庭薫 BoH 春隼 サイバネ 山下次郎 寸劇 左右わからん しのかみしの 東雲壮一郎 ハイジョ レナート ミハイル S.E.M じろてる 旬四季 北冬 東雲荘一郎 秋山隼人 悠信 神谷幸広 アスラン そらつくそら 四季隼 140SS 黒野玄武 冬美旬 冬春 ゲーム部 ジュピター 卯月巻緒 四季秋四季 85_yako_pDONEサイバネの少年兵におったまげて書いたカイとレッカの会話。後に矛盾する。(少年兵を知った瞬間に書いたやつ)ダイナー・タバコ・チョコレート 生きることにしがみついていた人生だが、振り返ってみると器用に生き延びたほうだと思う。生きたかった意味は忘れたが、死にたくないと思っていたことは確かだ。 飯が食えるって聞いたから、兵を見つけたときに真っ先に志願して生活を変えた。銃が使えれば生き残る確率が上がるから銃を覚えた。俺は飲み込みが早かったから弾除けや地雷避けで捨て駒にされる回数が減って、俺の代わりに矢面に立たされたみたいなやつらを見送った。 同じような年の連中が死んでいく中で、俺はずいぶん大きくなったほうだと思う。そういえば、チョコレートだって一番多くもらっていた。その日アンドロイドを一番殺したやつがもらえる甘い菓子。欲しい物だって、手に入れてきたんだ。 2814 85_yako_pDONEナンジャサイバネがきたときの発狂(2019/06/18)踊る阿呆に踊らされる阿呆「いやぁ、たまにはこういうお祭りもいいもんだな!」 エンドーの陽気な声に、カイは短く同意を返す。カイ自身はと言えば、祭りに乗っかるには少しばかりの羞恥はあったのだが、たまの息抜きだと楽しめたのは事実だ。 戦いあったアンドロイド達と、一時全てを忘れて餃子なんかを食べたりしたのは何だか不思議な気持ちだった。仏頂面のアンドロイドは最後まで笑うことはなかったけど、同じ味の餃子をずっと食べていた。アンドロイドに食べ物の好みがあるのか。そう問えば「そういう祭りだ」と返された。 だが、帰宅してしまえば祭りは終わりだ。夢から自らを解放するように、つけていた猫耳としっぽを外す。手には非日常の象徴が残り、それが感傷のようなものを引っ張り出す。「ああ、終わったんだな」 1625 85_yako_pDONEカイレとクリスマス。設定出る前に書いたのでいろいろ違う。(2019/12/24)ハッピー残業クリスマス「カーイくん。世間はクリスマスなのに、働き者もいたもんだ」 「レッカ、オマエも仕事のはずなんだがな。何しにきたんだ? 仕事なわけないよな?」 「なに、クリスマスが楽しみで2日は寝てないカイくんに、サンタさんからプレゼントだ」 「驚いた。サンタさんは書類に判子も押せないのか」 「押しちまったらプレゼントにならないだろ? 仕事が好きなカイくん専用の贈り物だ」 「ほしいもののリサーチもできないのか。サンタ失格だな」 「なんだ。ほしいもの、言ってみろよ」 「わからないか? ダーリン」 「検討もつかないぜ、ハニー」 「なってないな……オマエにサンタは任せられない。俺がサンタをやる。いい子だから寝ないで待ってろ。とびきりのプレゼントをくれてやる」 667 85_yako_pDONEカイとケイン。殺伐。(2019/09/22)みつけてくれて、ありがとう『お前ら人間は死ねていいよなぁ! 俺はただ、壊れるだけだ!』 そう叫んだのはいつだったっけな。空の色なんが覚えちゃいない。でも、こんな曇天じゃなかった気がする。どうでもいいんだけどさ。 死ぬなんて思ってなかったのが偽りの記憶のなかにいるガキの俺。 死ぬつもりはなかったのが人間だと思い込んでいたときの俺。 もう二度と死ぬことができないのが、今の俺。 ああ、壊れるんだな。俺は。 「……抵抗は不可能だ。お前はもうじき死ぬ」 真っ青な髪はこの世界に似合わない。もう、久しく青空を見ていない。コイツの言葉は、俺の世界からもう消えちまったんだ。 「……俺が、死ぬのか?」 俺は、壊れるだけだ。それなのに、何を勘違いしたのかコイツは言う。 590 85_yako_pDONEカイレ(2018/08/24)言の葉ただ、純粋に綺麗だと思ったんだ。 俺は、ことあるごとにアイツの髪を綺麗だと思う。 それは例えば差し込む朝日を反射してきらめいている時だとか、動くアイツに合わせてたなびく様子だとか、俺の指をすり抜けていく様や手触りだとか、シーツの海に揺蕩う緩やかな曲線だとか、真っ白な背中を流れる音だとか、うなじから枝垂れ桜のように影を落とす様子だとか、そういったものを幸福な気持ちで美しいと感じていた。 常々ではないが、時折思い返したように心にじわりと広がるその好意を口に出したのは初めてだった。ベッドサイドに腰掛けるアイツの背中をさらさらと流れ、薄暗い照明のオレンジを吸収してぼやりと輝いている銀の髪。気がついたらその髪を指で梳いて、伝えると言うよりは呟くように想いを口にしていた。 4307 85_yako_pDONEカイレ。流血してます。(2019/5/25)鎮痛剤 これが物語ならば、きっとここに満ちる匂いは血と硝煙とオイルの匂いとでも表現されるのだろうか。ただ、そんなことを考える余裕はカイとレッカにはなかったし、仮に二人がそんなことを考えたとしても、当然のように戦場に沈んだ五感では、それは取り立てて形容することのない「日常」としか言えないだろう。 油断はできないが、焦燥もなかった。いつも通りにうまくやれば、何事もなく今日という日が終わると二人は確信していた。その証拠に、訓練どおりの精度でカイの銃は次々とアンドロイドの回線を撃ち抜いていったし、その銃の名手に近付こうとするアンドロイドは全てがレッカに阻まれ、数秒後には脳天を撃ち抜かれるか、首を蹴り飛ばされるかの末路を辿った。 3158 1