85_yako_p カプ入り乱れの雑多です。昔の話は解釈違いも記念にあげてます。作品全部に捏造があると思ってください。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 434
ALL タケ漣 鋭百 カプなし 天峰秀 大河タケル 100本チャレンジ モブ 牙崎漣 花園百々人 想雨 カイレ クロファン C.FIRST 眉見鋭心 天道輝 ミハレナ ダニレナ 既刊 伊瀬谷四季 蒼井享介 蒼井悠介 W 若里春名 華村翔真 Altessimo 神楽麗 都築圭 古論クリス 葛之葉雨彦 レジェンダーズ 北村想楽 百鋭 秀百 薫輝 THE虎牙道 タケ漣ワンドロ web再録 誕生日 くろそら 途中 秀鋭 卒業 ケタザザ 短歌 プロデューサー 円城寺道流 叶納望海 御田真練 超常事変 渡辺みのり 癒残 堅真 ウォリアサ R18 街角探偵 わからん 九十九一希 四季漣 親友 輝薫 書きかけ 黒紅 道漣 DoS幻覚 ドラスタ 桜庭薫 BoH 春隼 サイバネ 山下次郎 寸劇 左右わからん しのかみしの 東雲壮一郎 ハイジョ レナート ミハイル S.E.M じろてる 旬四季 北冬 東雲荘一郎 秋山隼人 悠信 神谷幸広 アスラン そらつくそら 四季隼 140SS 黒野玄武 冬美旬 冬春 ゲーム部 ジュピター 卯月巻緒 四季秋四季 85_yako_pPAST四季とタケルと漣が旅行する話です。かなり前の既刊です。SF(少し不思議)です。牙崎くんは冬眠する一 失敗した。重くなる体を引き摺りながら思う。想定外だった。まだ、猶予はあったはずなのに。 まるで逃げだすみたいだ。屈辱にも近い感情が冷え切った胃の底を焦がしていく。だが、これが逃走だとしても足を止めるわけにはいかない。逃げ込める場所の心当たりは苛立つほどに少なくて、そのなかの一つである寮へと体を引き摺っていく。 アイドルになるまでは、どこか誰にも見つからない冷たいところに身を隠せばよかったのに。大勢に見られるのは困る。だけど、今は誰にも見つからないところには行けない。 ようやく寮に辿り着けば灯りはとうに落ちていて、誰もいないラウンジはひんやりとしていた。時間が時間だ。当然だ。体温が奪われていく感覚は少しだけマシになったが、このままではきっと眠ってしまう。 35426 85_yako_pDONESideMで初めて出した同人誌のweb再録です。2018年の6月ですって……そして拙いね……流血表現があります。恋愛要素はないです。名無しモブがでます。牙崎の父親捏造。牙崎くん死なない! オレ様は死なない。何を唐突にと思うだろうが、本当に死なない。例え話なんかじゃない。そのまんま、言葉通りの意味だ。 『死ぬかと思った瞬間』と書かれた台本をテーブルに放り投げソファに身を沈める。事務所は空調が効いていて、ソファはそれなりの固さがあり横になるにはぴったりだ。うるさいチビもらーめん屋もいない。そういえば、最近は別々の仕事が増えた。オレ様は次の仕事まで時間がある。だけど、それまでは正真正銘の一人っきりだ。あっちには眼鏡かけてんだか乗せてんだかわかんねぇやつがいた気もするけど。 死ぬかと思った瞬間。先ほどまで、チビとらーめん屋としていた会話が脳裏を掠める。チビは一番キツかった減量中の話をしていた。らーめん屋がそれを笑って聞いていて、オレ様にもそんな瞬間はあったか聞いてきたから、あるわけないだろ、と答えた。だってオレ様は最強大天才だから。 24855 85_yako_pDONE真実が正しいとは限らない 85_yako_pDONE勉強出来ないタイプのメガネ 85_yako_pDONEワードパレット14「マタル」キーワード「曇天・滴る・水溜まり」四季と漣。(2019/07/25)マタル 曇天。普段は憂鬱なそれをオレは受け入れた。まるで、この空がオレの気持ちを代弁してるみたいって思ったから。 泣いちゃいたかったけど、代わりに泣いたのは空だった。一過性の通り雨が、悲しみのように勢いを増す。きっと雨は通り過ぎるけれど、このぐちゃぐちゃな気持ちにゴールなんて見えない。 ぽた、ぽた。髪から滴る雫はそのまま水溜まりの一部になる。オレのもやもやみたいなものが、地面に広がっていく。上も前も向きたくなんてなかったから、その憂鬱な池を見ていた。 こんなの、すぐに止む。それが癪だった。雨が終わっても雲が切れても、意地でも顔をあげたくなかった。オレはずっと、この悲しみをネコっちを抱くように温めていたかった。自分の持ち物なんて、たったこれだけだと本気で信じていた。手放したら、心のどっかもくっついてって、なくなっちゃう気がしてた。水溜まりにはぐちゃぐちゃの自分。映し出された悲しみが水滴で揺れる。 942 85_yako_pDONE魔法使い伊瀬谷四季と牙崎漣。四季が誰かに恋をする描写あり。(2019/03/04)いつか必ず 伊瀬谷四季には魔法が使える。 伊瀬谷四季は魔法使いだ。だから、伊瀬谷四季は魔法が使える。当然だ。だって、彼は魔法使いなのだから。 伊瀬谷四季はこのことを隠したりしない。ただ、そんな荒唐無稽なことを聞いてくる人間は当然いなかった。 伊瀬谷四季は大好きな先輩たちにはこのことを話していた。もちろん、真に受けた人間はいなかった。 変化は唐突で、幸福は光だ。まっすぐに、だけど、当たり前に。 その日、伊瀬谷四季の魔法とはまったく関係なく、大河タケルに奇跡が起きた。彼は、今日という日は昨日までの積み重ねで、唐突な変化を予期していたわけではなかった。彼は訪れるであろう幸福を信じていたけれど、それは確信のない明日だった。 3148 85_yako_pDONE旬と四季。サンタいるもん。 85_yako_pDONEタケルと四季(と漣) 85_yako_pDONE四季と漣 85_yako_pDONE四季と漣。最初と最後が決まってるお題のやつ。(2018頃だと思う)永久の夏、不変の君へ夏が始まる。 そう楽しそうに四季が言う。「夏休み」になるらしい。 漣にとってそれは馴染みのない言葉だった。夏が始まると言う言葉も、ナツヤスミという単語も。 夏というのは、と言うよりも季節というものは、常に傍らに寄り添いうつろうもので、はい、今日から夏ですよ、だとかそう言うものではないだろうと漣は思う。でも、四季は今日からが夏なのだと言う。 いろいろなところに誘われた。海、プール、サマーセール、カラオケ。どれもわざわざ暑い中、行くようなところではないと漣は思った。そう告げると四季は言う。「夏が終わっちゃうっすよ」 夏の終わりが四季にとって明確に存在することも漣を戸惑わせた。何故、この日から夏が始まりますよ、ここで夏は終わりますよ、と言えるのか。そんなものは、じわりと感じる気温や八百屋の軒先に並ぶ果物の品揃えでなんとなく感じるものだろう。 688 1