85_yako_p カプ入り乱れの雑多です。昔の話は解釈違いも記念にあげてます。作品全部に捏造があると思ってください。 ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 434
ALL タケ漣 鋭百 カプなし 天峰秀 大河タケル 100本チャレンジ モブ 牙崎漣 花園百々人 想雨 カイレ クロファン C.FIRST 眉見鋭心 天道輝 ミハレナ ダニレナ 既刊 伊瀬谷四季 蒼井享介 蒼井悠介 W 若里春名 華村翔真 Altessimo 神楽麗 都築圭 古論クリス 葛之葉雨彦 レジェンダーズ 北村想楽 百鋭 秀百 薫輝 THE虎牙道 タケ漣ワンドロ web再録 誕生日 くろそら 途中 秀鋭 卒業 ケタザザ 短歌 プロデューサー 円城寺道流 叶納望海 御田真練 超常事変 渡辺みのり 癒残 堅真 ウォリアサ R18 街角探偵 わからん 九十九一希 四季漣 親友 輝薫 書きかけ 黒紅 道漣 DoS幻覚 ドラスタ 桜庭薫 BoH 春隼 サイバネ 山下次郎 寸劇 左右わからん しのかみしの 東雲壮一郎 ハイジョ レナート ミハイル S.E.M じろてる 旬四季 北冬 東雲荘一郎 秋山隼人 悠信 神谷幸広 アスラン そらつくそら 四季隼 140SS 黒野玄武 冬美旬 冬春 ゲーム部 ジュピター 卯月巻緒 四季秋四季 85_yako_pPASTダニレナ(タケ漣派生)のギャグエロです。経験のないレナートがえっちなお姉さんを目指す話。(ダニーはそこそこ経験があります)フォロワーが書いた嘘表紙の中身を書きました。だいぶ昔に書いた話です。全体的にノリで読んでください。 15154 85_yako_pDONE2019年の8月に出した同人誌のweb再録です。ダニレナ。Is romantic a fake1 もともと情に近いものはあった。愛情とも、友情ともつかない気持ちが。 僕はチームのメンバーが好きだ。キールは気が合わないだけで嫌いではない。ミハイルとだって仲良くやれていると思いこんでいた。ユーリーだって大切なメンバーだし、リーダーのことは自分がその立場になって改めて尊敬の念を抱いている。当然、ダニーのことだって大切だ。みんなが好きだ。でも、ダニーだけが特別になった。 なぜだろう、と思う。当然だと気づく。必然が手のひらにある。たくさんの理由があって、僕はそのうちのいくつかだけを知っている。 僕はダニーと組むことが多かった。守られることが、多かった。 どうしたって僕の身体能力には限界があって、僕の命には責任がある。状況によっては僕の代わりに危険を引き受ける人間が必要で、そこに僕の意志が介入する余地はない。そして、その役目を背負うのは大抵がダニーだった。 13977 85_yako_pDONEタケ漣ワンドロ40「外」(2020年のどっか)ワンドロ本を作るときの書き下ろしです。ダニレナ。期待の話。月に願いを 全てを知っているわけではない。でも、うつくしい人だと思う。 スラムでは見たことのない銀の髪も、あとからハチミツというものを知ったときにそっくりだと思った瞳の色も、その生地だけで一週間は食っていけそうなスーツを着こなす佇まいも、切れ長の瞳を細めて笑うさまも。好ましいものはいくつもあった。 そして、なにより優しさと生き方が好きだった。本気ですべての人の幸せを願っている、その危うげな精神が。 * 「外面に騙されてんだろ」 エディはレナートのことが嫌いだった。嫌いだと明言こそしなかったが、二人きりになるとエディはとたんにレナートを悪く言う。エディの言う『妥当な評価』はおれの気持ちとはどんどんかけ離れていって、だんだん温度差が生まれるのがわかる。 4802 85_yako_pDONEタケ漣ワンドロ35「スマホ」(2020年のどっか)ワンドロ本を作るときの書き下ろしです。ダニレナ。ダニーくんを無垢にしすぎた自覚はあります。雨音と心音 レナートの部屋はいつも雨音がする。 * 最初、雨が降り出したのかと思った。 その日は晴れていて、真昼の空に浮かぶ月が冴えていた。さっきまで物音一つなかったのに、レナートの部屋のドアを開けたら雨が降り出した。きっと星が見える夜だと思っていたから、なんとはなしに残念な気分になってしまう。表情に出てたんだろう。レナートがふわりと笑っていった。 「書類か、ありがとう。……たいしたものはないが、ビスケットがある。ミルクも」 残念な気分と言っても、何に対して残念なのかもわからない薄靄のような感覚だ。それをレナートはどうとったのだろう。おれをあやすように、もう少しだけ扉を開く。強すぎない灯りが揺れる部屋。ざぁざぁ、雨音が強くなる。 2543 85_yako_pDONEタケ漣ワンドロ22「器用」(2020年のどっか)ワンドロ本を作るときの書き下ろしです。ダニレナ。消失トリック エディが死んでからとにかく忙しい。欠員がでたことによる忙しさはもちろんあるだろう。ただ、それ以上に、みんなが誰にも見せないように寂しさだとか悲しさだとかを抱えているように思えた。 願望、なのだろうか。おれはエディが死んで悲しかった。エディは仲間だった。だから、仲間だったはずのみんなにも悲しんでほしかったのかもしれない。数日しか時間を共にしていないユーリーにだって、俺は怒りではなく悲しみを抱いていてほしかった。 「あー……つかれた……」 ユーリーはそう言って机に突っ伏す。ばらばらと落ちた書類はレナートが抱える紙束の半分以下だが、それはユーリーが新人だから能力が劣るというわけではない。単純に、レナートの仕事量が異常なのだ。もともといつも仕事しているようなやつだけど、最近は輪をかけてそれが顕著だ。 3379 85_yako_pDONEタケ漣ワンドロ95「見」ダニレナ(2021/03/19)通り雨のあとに「見世物じゃないぞ」 レナートの言葉が自分自身に向けられたものだと認識するのに少し時間がかかった。だってレナートはおれと会話するときは必ずおれの名前を呼ぶからだ。 だから謝罪も反論も出来ずにただ「ああ、」とだけ答えてしまった。向けられた先がわからなかっただけでその言葉が示す意味はわかっていたのに、目線を逸らしもせずにそう答えた。「見るな」って、言われたようなものなのに。 まだ注がれたままの視線にレナートは不満げな顔をする。それでもおれが目を逸らすよりも自分が服を着た方が早いと践んだのだろう。突然の大雨でびしょびしょになったからだをろくに乾かさないままシャツに袖を通してしまった。 これで何も見るものはないだろう。そう告げるレナートの視線とレナートを見つめたままのおれの視線が絡む。レナートの目は不満ではなく困惑に染まっていくから、おれは少し困ってしまう。レナートはエディと会話するときはこんな顔をしないのに。 2076 85_yako_pDONEタケ漣ワンドロ48「ひ」(2020/04/24)ハートに火をつけて エディと一緒にスラムから抜け出て、初めて知ったものがたくさんある。その中で記憶に強く印象づいたのは、レナートのつけているロザリオだ。 あれはきれいでいい。レナートを見ているときっとあれには特別な意味があるんだと思うけれど、人を殺した時にロザリオを握るつらく悲しそうな顔を見ていると、あれが本当によいものなのかと少し考えてしまう。 あれの意義をレナートに聞くのは憚られた。ミハイルは高尚な遊びだとうそぶいていた。リーダーは支えで、キールは枷だと言っていた。きっとどれもが真実なんだろう。 ともあれ、きれいなものはきれいだ。朝日を反射する様だとか、闇から瞳のように光る様だとか、真夏に焦がれる様だとか、そういう輝きが好きだった。ロザリオの変化はどれも、レナートの銀色の髪によく似合っていた。レナートの着るどんな服よりもレナートにぴったりだったから、ロザリオは彼の首にぶらさがってるのが一番間違いがなくていい。 3941 1