マカロンと共に「んで、琥珀……お前はどう思ってるわけ?」
とある昼頃のカフェの一角、琥珀は親友である創と待ち合わせをし、とある相談をしていた。相談内容は、ついこの前バレンタインの日に、鈴鹿から本命だと言われて告白を受けた、という内容だ。普段見ない鈴鹿の反応に、自分も釣られて恥ずかしくなってしまったものだ。
───応えて欲しいとかじゃないつったけど、ちょっと嘘。ほんのちょっとだけ、俺んこと気にしてくれんなら嬉しいかな。
そう言った言葉を思い出す。現に、あの告白から鈴鹿の事で頭がいっぱいになってしまった。鈴鹿は、いつから自分の事が好きだったのか。全く、気づかなかった。知らなかった、鈴鹿が自分の事を好きだったなど。告白されるなど、鈴鹿の事を考えると相当悩んだのかな、なんて思う。そして、創の言葉につまってしまった。
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